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注文住宅を建てたい!治安の良し悪しを判断する方法とポイント

家と周辺環境
更新日:2024.04.15 / 公開日:2024.01.24

注文住宅で家を建てるときに気になるのは周辺環境という方も多いはず。しかし、治安が良い地域、悪い地域はどうやって調べたら良いのか分からないという方もいるでしょう。ここでは、治安の良し悪しを判断する方法やポイントについて解説。家づくりで重要な防犯対策についても紹介するので、注文住宅を考えている方も必見です。

白いガルバリウム鋼板のシンプルな平屋
目次
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敬礼する男性警察官とパトカー
写真②敬礼する男性警察官とパトカー-min.jpg 74.71 KB

治安とは、国の社会的秩序のことを表します。これは、人それぞれの主観で判断されるため、明確な基準は定められていません。治安の良し悪しは、犯罪発生率を比較することである程度の判断はできるかもしれませんが、その部分だけを切り取って決めるものではないのです。例えば、犯罪発生数の多い都市でも、犯罪発生率が高いとされるエリアとセキュリティ意識の高い高級住宅街が混在するエリアがある場合、一言で治安が悪いとは言い切れません。そのため、治安の良し悪しを判断するには、街や駅などの狭い範囲で確かめていく必要があるのです。

自動車と人が、安全に暮らす街
写真③自動車と人が、安全に暮らす街-min.jpg 48.64 KB

住みたい街の治安の良し悪しを判断する方法について見ていきましょう。
治安の良し悪しは、購入を希望している土地や物件の周辺エリア内を実際に歩いてみて、自分の目で確認するのがおすすめです。インターネットの地域情報や掲示板などを確認すれば、その地域の治安が分かるかもしれませんが、自分の目で確かめることで安心感を得られます。周辺エリア内を歩く際は、平日の昼間や夜間、土日など数回にわたって下見をしましょう。
全国読売防犯協力会の「ぼうはん日本」のツールを利用すると、各都道府県警が発信している犯罪マップをすぐに確認できます。犯罪マップでは、事件や交通事故に関する発生状況や統計などを見ることが可能です。地域によっては、県全体だけではなく市区町村の事件・交通事故情報まで確認できます。犯罪マップは警察が出している情報なので安心して活用できるでしょう。

参考元:全国読売防犯協力会「ぼうはん日本」
エリア内に住まれている方や、その周辺にある不動産会社に聞くのも一つの手です。いきなり近所の方に「ここの治安はどうですか?」と話しかけると警戒されてしまうので、「こんにちは。このエリアへの引っ越しを考えている○○です」と伝えましょう。そこから、世間話の延長で街の住みやすさや雰囲気などについて尋ねてみると、良い情報が聞けるかもしれません。

そして、周辺にある不動産会社であれば、詳しい情報を教えてくれることも。そこから不動産会社との信頼関係を構築していけば、良い土地や物件を紹介してくれる可能性もあります。

横断歩道をわたる子供
写真④横断歩道をわたる子供-min.jpg 50.24 KB
住みたい街の治安の良し悪しを判断するのには、どのようなところを見ていけば良いのでしょうか。押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
居酒屋やスナックが立ち並ぶエリアは、飲酒によるトラブルが多くなりがちなので要注意です。また、周辺にパチンコ店や風俗店などの施設があるエリアは、治安が悪くなりがちなので注意しましょう。
コンビニのトイレやゴミ箱の確認は、治安の良し悪しを判断するのに重要です。治安の良いエリアのコンビニでは、店内のトイレが自由に使えたり、ゴミ箱が外に置いてあったりします。しかし、トイレの使用が禁止され、ゴミ箱が店内に置いてあるところでは、治安が悪い可能性が考えられるため、注意が必要でしょう。
子どもがいる家庭では特に確認しておきたい通学路ですが、これも治安の良し悪しを判断するポイントになります。人の目が届きにくい雑草が生い茂った公園や、駐車場などがある場合は注意しましょう。また、ゴミや放置自転車がそのままになっているところは、管理が行き届いていない可能性が考えられます。
そのほかにも、「学区内の交通量が多い」「信号が設置されていない」「歩道と車道が分かれていない」などは、交通事故の危険性が高いエリアといえるので、十分注意しましょう。
住みたい街の用途地域を確認するのもポイントです。用途地域とは、種類の異なる土地利用の混在を防ぐために、都市計画法で定められた種類区分のこと。例えば、住みたいエリアが「第一種低層住居専用地域」や「第一種住居地域」などの住居系用途地域の場合、風俗店は建てられないと法律で決まっています。将来、家の周辺に風俗店などができないか不安という方は、用途地域を確認しましょう。

参考元:国土交通省「土地の使い方と建物の建て方のルールの話」
交番や警察署が家の近くにあると犯罪抑止効果につながるため、防犯性が高くなります。また、万が一何か被害に巻き込まれたとしても、交番や警察署が近くにあればすぐ駆けつけてくれるので安心です。

泥棒から住宅を守る盾
写真⑤泥棒から住宅を守る盾-min.jpg 86.25 KB

家づくりでは間取りやデザインなどに限らず、防犯対策も重要視する必要があります。家の防犯対策について場所別で解説していきましょう。
玄関は普段からさまざまな人が近づく場所です。扉を開けなくても誰が訪問してきたのか分かるように、インターフォンは設置しましょう。
また、玄関からの侵入の多くはピッキング被害によるもの。その被害を防ぐために有効とされているのが、「スマートコントロールキー」です。スマートコントロールキーとは、鍵を差し込まずに開錠できる電気錠のことで、自動車で普及しているキーレスシステムのようなもの。ピッキング被害の抑制に加え、オートロック機能付きなので鍵の閉め忘れも防止できます。
そのほかにも、人感センサーライトや防犯カメラを設置するのも有効です。
住居侵入被害の多くが窓ガラスを破って入られる手口。その被害を抑えるためには、「防犯ガラス」にすることが効果的といわれています。防犯ガラスとは、2枚のガラス板の間に「中間膜」と呼ばれる特殊フィルムを挟んだガラスのこと。耐貫通性や耐衝撃性が増すため、貫通しにくく穴も開きにくくなります。また、ガラスの破片が飛び散りにくいため、地震や台風などの災害時にも安心です。
お風呂場やトイレなどの人目に付きにくい場所の窓は、大人が通れないほどの大きさにし、面格子を設置しましょう。
不審者の侵入を防ぐためには、駐車スペースや庭、塀などの外構にも防犯対策をしましょう。外構の防犯対策で有効なのが、歩くたびに音がする「防犯砂利」を家の周辺に敷き詰めることです。特に、死角になる場所や、裏口、窓辺などに重点的に敷きましょう。
カーポートやガレージは足場として利用され、そのまま家の中へ侵入される恐れもあります。そのため、カーポートやガレージを採用する場合は、2階の窓との距離を考えて設置するようにしましょう。
また、玄関でするべき対策と同様に、人感センサーライトや防犯カメラを設置するのも有効です。

白い壁に床と天井の木目が映えるLDK
写真⑧長野県_白い壁に床と天井の木目が映えるLDK-min.jpg 480.92 KB

治安は人それぞれの主観で判断されるものですが、風俗店が立ち並ぶエリアや、通学路の安全性が確保されていないエリアなどは、決して治安が良いとはいえません。家族が安心して暮らすためには、治安に関する下調べを行いましょう。
R+houseネットワークの工務店は全国各地に店舗を構えています。「希望エリアの治安について直接聞きたい」という方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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