静岡県 富士市 エリアガイド
富士市で注文住宅を検討している方向けに、暮らしやすさや災害リスク、費用感、土地選びのポイントをまとめています。
更新日 2026/04/09
生活のしやすさ(交通・買い物・医療・公園)
新幹線も高速も!車があればどこへでも
富士市は「新富士駅」から新幹線が使え、東名・新東名高速道路のインターもあるため、東京や名古屋方面へのアクセスが抜群です。市内は車移動が中心の「車社会」なので、通勤や買い物、子どもの送迎を考えると、マイホームの駐車スペースは2〜3台分確保しておきたいところです。
大型店から商店街まで!買い物に困らない環境
国道1号などの主要道路沿いには、大型ショッピングモールやホームセンターが集まっており、週末のまとめ買いにとても便利です。一方で、吉原地区や富士駅周辺には昔ながらの商店街も残っています。車でサッと行ける大型店と、歩いて行ける近所のスーパー、両方あると日々の生活に困りません。
休日や夜間も安心の医療ネットワーク
子育て中に気になるのが医療環境です。富士市には「富士市救急医療センター」があり、平日夜間や休日・年末年始でも内科や小児科などの診療を行ってくれます。周辺にはかかりつけ医になるクリニックも充実しているため、いざという時も市内で対応してもらえる環境は大きな安心感につながります。
富士山を望む公園は、遊び場にも防災拠点にも
市内には「広見公園」や「岩本山公園」など、富士山を背景に思い切り遊べる大きな公園がいくつもあります。週末は家族連れで賑わう憩いの場ですが、実はこれらの広い公園は災害時の広域避難場所としても活躍します。土地探しの際は、安全に通える公園が近くにあるかどうかも確認しておきたいポイントです。
子育て・教育環境
18歳まで医療費無料!家計を助けるサポート
富士市の子育て支援で特に嬉しいのが「こども医療費助成制度」です。0歳から18歳(高校3年生相当年齢)までの子どもを対象に、通院や入院の医療費が全額無料になります。入院時の食事療養費も助成の対象となるため、浮いた分を教育費や住宅ローンに回せる、家計にやさしい制度です。
共働き世帯を応援する保育環境
共働きのご家庭にとって、保育園の入りやすさは重要です。富士市でも保育所の整備や待機児童対策が進められており、多様な働き方に合わせた一時預かりや延長保育などの支援が整いつつあります。毎日のことなので、自宅から職場までの通勤ルート上に希望の保育園があるか、送迎のしやすさを意識してエリアを絞るのもひとつの手です。
「紙のまち」ならではの地域学習
富士市は日本有数の「紙のまち」であり、富士山や湧水といった自然にも恵まれています。公立の小中学校では、こうした地域の歴史や自然を活かした独自の学習プログラムが行われています。また、地域全体で子どもを見守る温かい風土があるので、学校周辺の雰囲気や通学路の安全性などを実際に歩いて確かめておくと安心です。
治安・暮らしの注意点(騒音・坂など)
コミュニティが機能する落ち着いた治安環境
富士市は全体的に落ち着いた住宅街が多く、治安は比較的良好です。地域での見守り活動なども行われており、安心して暮らせる環境が整っています。ただ、車社会ということもあり、車上荒らしなどには念のため注意が必要です。設計段階で防犯性を高める工夫を取り入れましょう。
工場の「音・におい」や交通騒音の対策
市内の東部を中心に製紙工場が多くあるため、風向きによっては工場の稼働音や特有のにおいを感じることがあります。また、国道1号など主要な道路沿いは大型トラックの交通量も多めです。こうした外部環境には、家の「気密性(すき間をなくす)」と「断熱性」を高め、防音サッシを採用することで、室内を静かで快適に保ちやすくなります。
眺望の良い「坂道」は将来を見据えて検討を
北部のエリアは富士山がきれいに見え、水害リスクも低いというメリットがある一方で、坂道が多いため、電動自転車の利用や将来の移動手段についても考えておく必要があります。また、冬場の路面凍結に備えて、駐車場の傾斜を緩やかにするなどの工夫も検討したいところです。
災害リスク
地震に備える「耐震等級3」は家づくりの絶対条件
静岡県に住む上で、大地震への備えは決して妥協できません。富士市でも強い揺れが想定されているため、建築基準法ギリギリの性能ではなく、消防署などの防災拠点と同じレベルの「耐震等級3」を確保することが重要です。さらに揺れを吸収する制震ダンパーを組み合わせるなどして、大切な家族と住まいをしっかりと守りましょう。
ハザードマップで水害や津波リスクをチェック
市内には富士川などの河川があり、南部や沿岸部では大雨による浸水や、地震時の津波・液状化のリスクが考えられます。土地探しではハザードマップの確認が必須です。もしリスクのあるエリアを選ぶ場合は、基礎を高くする水害対策や、地盤改良工事の予算(数十万〜数百万円)をあらかじめ資金計画に組み込んでおくのが安心です。
富士山噴火と「降灰」への備えも忘れずに
富士山の噴火リスクについても、2024年3月に避難計画やハザードマップが改定され、新しい想定が発表されています。富士市で特に気をつけたいのは「火山灰」です。灰の重みに耐えられる屋根の設計や、室内に灰を入れないための高性能な換気フィルターの導入など、設計段階からできる対策を検討しておくことが大切です。
地価・土地情報と市場感
富士市の地価は安定傾向!人気エリアは価格維持
富士市の土地価格は、2025年の基準地価で平均坪単価約21.4万円と、ここ数年は下落幅が縮小し、ほぼ横ばいで安定しています。特に富士駅周辺や市役所周辺など、生活に便利で平坦な人気エリアは価格が下がっていません。良い条件の土地は値下がりを待つより、早めに決断することも必要です。
取引価格が下がっている理由は「二極化」
実際の不動産取引価格の平均を見ると、2025年は前年比で20%ほど下落していますが、これは人気エリアの価値が下がったからではありません。駅から遠い場所や、段差があって家を建てにくい土地などが安く多く取引された結果、平均値が下がっているという背景があります。条件の良い土地は今も競争が激しいことを覚えておきましょう。
予算配分は計画的に!完璧な土地を求めすぎない
便利な場所で広々とした土地を探すと、あっという間に予算を圧迫してしまいます。例えば、少しコンパクトな土地や変形地を選んで土地代を抑え、その分を建物の断熱性能や耐震性能のアップに回すというのもひとつの手です。土地と建物の「総予算」のバランスを見極めることが大切です。
富士市での注文住宅:費用感と土地選びの要点
富士市での家づくり、総予算の目安は?(2026年2月時点情報)
富士市で土地を買って注文住宅を建てる場合、建築費の平均は約3,714万円(坪単価約110万円)、土地取得費の平均は約1,205万円(坪単価約14.1万円)となっています。これに諸経費を合わせると、総額の目安は5,400万円前後になります。世帯年収の6〜8倍を目安に、毎月のローン返済に無理のない資金計画を立てておきたいところです。
「富士ヒノキ」などのお得な補助金も活用しよう(2026年2月時点情報)
富士市には家づくりに使える補助金が豊富です。例えば、地元の木材を使った「富士地域材使用住宅取得費補助金」では条件に応じて補助が受けられ、子育て世帯が親の近くに住むための補助金などもあります。また、条件を満たせば「勤労者住宅建設資金利子補給制度」も利用可能です。賢く活用して、お得に家づくりを進めましょう。
車社会だからこそ「駐車場の出し入れ」が肝心
富士市での土地選びでは、広さ以上に「間口(道路に接している部分)の広さ」が重要です。毎日のように車を使うため、道路からスムーズに車を出し入れでき、複数台停められるスペースがあるかどうかで、日々のストレスは大きく変わってきます。朝の通勤時間帯の道の混み具合も、忘れずに現地で確認しておくことをおすすめします。
設計・法規・現地チェック(狭小地/高低差/条例)
安い傾斜地に潜む「擁壁(ようへき)」工事の罠
北部の傾斜地など、道路より高い場所にある土地は安く見えますが要注意です。土砂崩れを防ぐためのコンクリートの壁(擁壁)を新しく造る必要があり、これに数百万円の追加費用がかかることが多いからです。一見安くても、総予算が跳ね上がってしまっては大変なので、必ず建築のプロと一緒に現地を確認してから購入しましょう。
狭小地や変形地は「設計の工夫」で可能性が広がる
市街地の便利な場所では、どうしても土地が狭くなったり、旗竿地(細い通路の奥にある土地)になったりします。しかし、吹き抜けを作って光を取り込んだり、階段下を収納にしたりと、アイデア次第で、狭さを感じさせない開放的な住まいを実現できます。建築家が設計を手がけるR+houseネットワークの工務店のように設計力のある住宅会社をパートナーに選ぶことがポイントです。
富士山の景観を守る!外観の「色」のルールに注意
富士市では、美しい富士山の景色や街並みを守るため「景観計画」というルールがあります。特に指定されたエリアでは、建物の屋根や外壁の色に「鮮やかすぎない落ち着いた色(彩度・明度の制限)」を使うよう決められています。設計の早い段階でこのルールを確認し、街並みに調和する外観デザインを検討してみてください。
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