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注文住宅の基礎知識

青森県の注文住宅建築相場と坪単価まとめ!年収で考える家づくり

更新日 2025.09.18 / 公開日 2024.10.29
#注文住宅 #マイホーム #新築 #一戸建て #コスト

家づくりは、一生に一度とも言われる大きな買い物です。引き渡し後に後悔しないためには、住む土地の気候風土に合わせた家づくりを心掛ける必要があるでしょう。そこで今回は青森県の注文住宅における費用相場、土地坪単価を調べてみました。青森県の家づくりで外せないポイントや、コスト削減のコツも併せて解説しています。青森県で注文住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

住宅模型
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青森県で家づくりをする場合、かかる費用の目安はどの程度か疑問に感じている方は少なくないでしょう。そこでまずは、注文住宅の費用相場をチェックしていきましょう。住宅金融支援機構が提供している、固定金利の住宅ローンフラット35では、毎年利用者の情報を集計した利用者調査を公表しています。2024年の利用者調査によると、青森県でフラット35を利用し、土地付注文住宅を購入した方の平均建設費は約3,588万円です。また土地取得費の借り入れなしで、フラット35を利用して青森県内で注文住宅を建てた方の平均建設費は約3,727万円でした。以上のことから、青森県の平均的な新築注文住宅の建設費は、約3,500~3,800万円と言えるでしょう。ただし、この金額に頭金分は含まれていないため、実際の建築費用相場よりも低い可能性があります。頭金は、住宅価格に対して10~20%ほどが相場です。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査  2024年度集計表

売出し中の土地
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国土交通省は土地売買の公平性を保つために、毎年標準値の地価を調査したものを公表し地価公示としています。2025年の青森県の住宅地における平均地価公示坪単価は、80, 991円(24,500円/㎡)。またすべての用地を含めた平均土地坪単価は100,495円(30,400円/㎡)です。2024年の地価公示では、青森県内の住宅地の地価が、前年と比べ0.3%上がり、昨年に引き続き上昇しています。また商業地では33年連続で値下がりしていますが、2024年・2025年と下落幅は縮小しています。以下は青森県の主な地価公示坪単価です。ぜひ土地探しの参考にしてみてください。

所在地 坪単価 最寄駅・距離
青森市浜田2丁目 286,281円(86,600円/㎡) 青森・4,200m
青森市勝田2丁目 209,586円(63,400円/㎡) 青森・3,200m
青森市中央3丁目 175,537円(53,100円/㎡) 青森・2,100m
弘前市大字田園1丁目 144,132円(43,600円/㎡) 弘前・2,400m
八戸市下長2丁目 158,347円(47,900円/㎡) 長苗代・1,400m


参考元:国土交通省 不動産情報ライブラリ
参考元:青森県|地価公示における平均価格及び対前年平均変動率の推移

>>参考コラム:注文住宅の坪単価とは?坪・㎡(平米)の広さの目安を解説!
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、2024年の青森県の平均年収は約260万円。全国平均の約330万円を下回り、トップの東京都約404万円と比べると、約0.6倍もの差があります。
また、2024年の「フラット35利用者調査」によると、フラット35を利用して住宅を購入した全ての方の平均世帯年収は、約620万円、中央値は約540万円でした。土地付注文住宅を購入した世帯に限定すると平均値が約723万円、注文住宅のみが約600万円という結果になりました。

参考元:厚生労働省|令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況

天秤に乗った家とお金
写真④天秤に乗った家とお金.jpg 82.64 KB
では、実際に家づくりの予算決めはどのように行うのでしょうか。
住宅ローンの借入れ金額の目安を年収から考える方法の一つに年収倍率があります。年収倍率の計算式は以下の通りです。

年収倍率=借入れ総額÷年収

年収倍率とは、住宅ローンを無理なく返済できる範囲を表し、一般的に6~7倍が目安と言われています。例えば、世帯年収が青森県の平均世帯年収である620万円だった場合、約3,720万~4,340万円ほどの住宅ローン借入れ金額が相応しいと言えるでしょう。

実際、「フラット35利用者調査」を見ても、2024年青森県でフラット35を利用した世帯全体の平均年収倍率は6.1倍、土地付注文住宅を購入した世帯は6.7倍と6~7倍の範囲に収まっています。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査  2024年度集計表
住宅ローンを返済できるかどうかの指標として、返済負担率を把握する方法もあります。これは一年間のすべてのローン返済額が、年収のどれほどの割合を占めるかを表し、以下の方法で計算します。

 返済負担率=年間のローン返済額÷年収×100

金融機関では、住宅ローンの審査のために、返済負担率は25~35%に設定することが推奨されている場合が多いです。ただし返済負担率は低いほど、返済の負担が少なくなります。そのため余裕を持って返済をしたい場合は返済負担率を20~25%に設定するのがおすすめです。例えば、世帯年収620万円で返済負担率を25%にする場合、年間の返済額は155万円、月々の返済額は約13万円となります。

実際、2024年に青森県でフラット35を利用した世帯全体の返済負担率も、22.4%と25%を下回っています。ただし紹介した数値はあくまでも目安です。ライフスタイルの変化による収入減や、将来的にかかる教育費などを考慮しながら、住宅ローン返済について計画しましょう。

とはいえ、注文住宅はほとんどの方が一生に一度となる大きな買い物です。「しっかりと返済できるのか」と不安になるのも無理はありません。R+houseネットワークの工務店では、資金計画についてもしっかりとサポートいたします。建築費だけでなく、引き渡し後にかかる光熱費や修繕費も見越したシミュレーションで、家づくりの資金計画を立てられることが強みです。「予算の立て方がわからない」「予算内でこだわりを叶えられる?」とお悩みの方は、R+houseネットワークの工務店へぜひご相談ください。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査  2024年度集計表

>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説

住宅模型とグラフ
写真③住宅模型とグラフ.jpg 92.28 KB
ここからは青森県で家づくりをする際に、コスト削減につながる方法を紹介します。
青森県で家づくりをする際は、予算に合わせた土地を購入することが、コスト削減のカギです。土地取得にかかる費用は、家づくりの予算の総額から、建てたい建物の価格と諸費用を引いた、残りの金額を当てることで、予算に合った理想の家を建てやすくなります。青森県における2025年の地価公示坪単価は80,991円(24,500円/㎡)であり、これは2025年の住宅地における地価公示全国平均の453,223円(137,100円/㎡)と比べ、低い水準と言えます。そのため青森県では、広い土地や利便性の高い土地も、他県と比べて手ごろな値段で手に入れやすいことが魅力。予算に合わせた土地選びが叶いやすいでしょう。

参考元:国土交通省 不動産情報ライブラリ

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説
家づくりでコストダウンをしたい場合は、構造や間取りをシンプルにしたり、住宅設備のグレードを下げたりすることが一般的な方法です。凹凸の少ない外観や、総2階の建物であれば、基礎や屋根にかかるコストを抑えられ、間仕切りを減らして大空間を増やせば内装費や建具にかかる費用を節約できます。ただし、耐震性や耐火性などの安全に関する部分や断熱性や気密性と言った、快適性に関わる性能にはお金をかけるのがおすすめです。自分が家づくりに何を求めているか、どんな暮らしをしたいかを明確にして、お金をかけるポイントと、既製品や標準仕様で済ませる部分を明確にしておくといいでしょう。

>>参考コラム:注文住宅のこだわりを予算内で叶えるには?優先順位や失敗事例をご紹介

「ポイント」文字と電球
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ここからは青森県における家づくりで、外せないポイントを紹介しましょう。
青森県は本州最北端に位置し、三方を海に囲まれ、冬は冷たく湿った空気が県中央にそびえる奥羽山脈にぶつかり、津軽地方に大雪をもたらします。県内では全域が豪雪地帯または、特別豪雪地帯に指定されているため、家づくりにおいて積雪や雪質を考慮することが重要です。周辺の融雪溝や雪捨て場を考慮した除雪のしやすい配置、積雪を考えた屋根の形状や強度を確保するなど、青森の厳しい冬に備える構造は不可欠と言えます。

R+houseの住宅では、部材ごとに積雪などでかかる力をシミュレーションする構造計算を取り入れ、建築家が地域の気候を考慮した家づくりを行っています。雪や寒さに耐える家づくりが叶えられます。

参考元:青森県|青森県の位置・気候
参考元:青森県|あおもりリビングスタイルガイドライン
青森県は平均気温10.7℃と、寒冷な気候です。1月の平均気温は-0.9℃、2月の平均気温は-0.4℃と、氷点下となる日も少なくありません。1946年、1955年には-18.4℃を記録したこともあり、寒さに対する対策は必須でしょう。

また寒冷気候の青森県においても、近年夏の暑さは厳しさを増しています。2024年8月3には青森県三戸で35.3℃となり、猛暑日になりました。かつては涼しい環境だった青森県も、温暖化の影響を受け、夏の暑さ対策が必要と言えるでしょう。

そのため家づくりでは、厳しさを増す夏季には冷房を効率よく使用し、過酷な寒さを迎える冬期は、暖房の効率を高めて暖かく過ごすために、断熱性能を高めることが重要なポイントです。高い断熱性能は、外気と室内の熱の移動を減らし、効率よく冷暖房を使えます。

R+houseでは国の省エネ基準を超えた断熱性能や、高い気密性を標準仕様にしており、厳しい気候の中でも快適に過ごせる家づくりを目指せます。

参考元:気象庁|青森(青森県) 平年値(年・月ごとの値)主な要素

>>参考コラム:高性能住宅で叶える!夏涼しく・冬暖かい快適な家づくりとは?

庭がフェンスで囲われた黒と木目の外観
写真⑦栃木県_庭がフェンスで囲われた黒と木目の外観.jpg 410.11 KB
R+houseネットワークの工務店では、住みやすさを考慮した建築家による設計に加え、暮らしやすさを重視した高性能住宅を提供しています。また高い耐震性を持ち、雪や地震に強い家づくりができます。各工務店で実施しているモデルハウス見学会や、完成見学会、家づくりの勉強会では、青森県の気候風土に合った、暮らしやすい家づくりをご提案。資金計画や土地探しのお手伝いも実施しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

>>青森県の気候に合った注文住宅を無理のない予算で建てよう!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら

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