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建築家に学ぶ、良いデザインとは

家族の大好きが詰まった家

「家族が笑顔になれる家づくり」がモットーな久田さんの設計された家をご紹介します。
ご主人、奥様、お子様それぞれの大好きなものがどのように間取りに活かされているのか見ていきましょう。

家族の大好きが詰まった家 画像1
建築家 久田吉一

建築家 久田吉一
Y’s Atelier一級建築士事務所

1966年石川県生まれ。1988年名古屋工業大学建築学科卒業後、大和ハウス工業株式会社に入社。
2015年にY’s Atelierを設立。
久田さんは住宅の原点は、「喜びと感動に満ち溢れた空間の創造」にあると考えています。
安心安全で機能的かつ豊かな空間を内包した住宅は、人々に喜びや感動を与えてくれます。
久田さんは施主のニーズに真摯に向き合い、より良い空間の可能性を追求することで、みんなが笑顔になれるような住宅をつくることを大事にされています。

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毎日家族を迎えてくれる玄関は、壁と天井の仕上げを板張りにし温もりのあるものに。仕上げに金属を使用した外壁と木の質感との対比が印象的です。

木の温もりを活かした玄関

今回の住宅は、20代の若いご夫婦と男の子2人の4人家族のためのお住まいです。
敷地の周辺は田園風景が広がり、新旧の住宅が並ぶ、多種多様な印象を受ける場所です。
そんな環境に埋もれてしまわないよう、シンプルでスマートな外観を目指しました。
コンクリートに芝生のラインを入れた外構は、すっきりとおしゃれな印象です。
外壁は黒を基調としたシックな雰囲気ですが、玄関の壁と天井の仕上げをダークブラウンの板張りにすることで温もりをプラスしました。外壁の仕上げには金属を使っているため、その対比からよりいっそう木の質感を楽しむことができます。毎日家族を迎えてくれる玄関に自然素材を使うことで、安心感と温もりを感じられるようにという久田さんの思いが込められています。
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生活の中心となるファミリールーム。車好きのご主人のためにガラス越しにガレージが見えるようになっています。
階段下には奥様の趣味であるアクセサリー作りのコーナーが。

趣味をじっくり楽しめるファミリールーム

今回の家のコンセプトは、「家族みんなの大好きが詰まった楽しい家」です。
ご主人は大の車好きで、奥様はアクセサリー作りが趣味です。そして二人のお子様はプールで遊ぶことが大好き。久田さんは、それぞれの「大好き」な時間を楽しめる場所と、家族が多くの時間を過ごすファミリールームとが繋がるような間取りを考えました。
ファミリールームの左手には、ガラス越しにご主人が車をチューニングするガレージが見えます。ソファに座りガラス越しに愛車を眺めながらゆっくりくつろげるという設計です。車好きのご主人には至福のひとときとなるでしょう。
階段下にはアクセサリーコーナーがあり、ここは奥様専用の作業スペースです。
専用のスペースがあることで、制作意欲も高まります。忙しいなかでも趣味に没頭できる時間を持てると、日々の生活が楽しく豊かなものになります。
家族が笑顔になれる家を作りたいという、久田さんのこだわりが感じられますね。
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子供たちが安心して遊ぶことのできるコートヤード。夏はプールを出して遊ぶこともできます。LDKにつながるようにレイアウトをし、キッチンのすぐ横にあると、見守りやすいのでご夫婦も安心です。

子供たちが安心して遊べるコートヤード

プールで遊ぶのが大好きなお子様のためには、お外遊びを楽しむためのコートヤードをつくりました。
コートヤードはファミリールームにつながる位置で、キッチンのすぐ横に配置しています。親の目が行き届く場所で安心して遊べるようにという久田さん配慮です。
ファミリールームを中心とし、別の場所でお互いの「大好き」を楽しみながらも常に家族の気配を感じらるような間取りになっています。
空間がつながっているので自由に行き来もでき、自然とコミュニケ―ションが生まれ、会話も弾みそうです。
1階と2階も吹き抜けでつながり、上下階も分断されることなく空間が広がります。
吹き抜けを介して家族が緩やかにつながり、それぞれ違う場所にいても一緒にいるような安らぎを感じることができます。
家族の気配を感じながら安心してそれぞれの趣味を楽しみ、思い出を作っていく。
生活の中に家族の「大好き」が詰まったオンリーワンの家となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ご家族それぞれの趣味を大切にしながらも家族みんなの気配を感じられる、笑い声の絶えない、楽しい思い出がたくさんできそうな家ですね。
みなさまの家づくりの参考になれば幸いです。

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