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建築家に学ぶ、良いデザインとは

子育て世代に向けた、光と風が通る家

今回は、20代のおしゃれで素敵なご夫婦と1歳のお子様が暮らす、子育て世代に向けたお家のご紹介です。
ご夫婦にとってもお子様にとっても居心地のいい家づくりを見ていきましょう。

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建築家 平野太郎

建築家 平野太郎
平野太郎建築設計事務所

1977年大阪府生まれ。1998年に大阪工業技術専門学校建築学科卒業後、設計事務所に勤務。
2015年に平野太郎建築設計事務所を設立した。
お客様の夢や希望をかたちにする、それが平野さんの考える家づくりです。
「こんな風に暮らしたい」「こんな家に住みたい」などのお客様の「したい」を可能な限り引き出し、
一つでも多く叶える。そして世界にひとつだけの理想の家をつくりたいというのが平野さんの願いです。

子育て世代に向けた、光と風が通る家 画像2

リビングにある北側の掃き出し窓。
北側と南側両方の窓を開ければ、心地の良い風が吹き抜けます。

ガルバリウム鋼板を使ったモダンな外観

今回は、これから子育てをしていく「子育て世代のための家づくり」がポイントになりました。
ご主人は、ガリバリウム鋼板をあしらった外壁と木の素材を使った内装がお好みで、奥様は子育て中でも家事のしやすい動線にしたいとのことでした。
そこで外観は、ご主人のご要望に合わせて黒いガルバリウム鋼板を採用。
この外壁の素材の持ち味を活かすために、建物はあえてシンプルな四角いフォルムにしました。
また外壁のイメージに合わせフェンスやポストにもアルミを使い、全体的に統一感のあるモダンな外観に仕上げました。
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建物が隣接する南東には吹き抜けを作り大きな窓を配置。
たっぷりの明るい光をリビングに取り込むことができます。

南北に風が通り抜ける、明るいリビング

南北に長い北側の道路に面した66坪のゆったりとしたこの敷地は、南北両方にスペースを取ることができました。そこで、平野さんはリビングから両方向の外部に出られるように計画しました。
家の中心となるリビングには、北と南の方角に大きな掃き出し窓を設けました。両方の窓を開けると、南北に風が通り抜け、風通しがよい快適な空間を作り出します。
南東側は住宅が建っているため、吹き抜けをつくり東と南の方角にも窓を配置し、光が届くことで様々な方角からたっぷりの光が降り注ぎ、とても明るいリビングになっています。
外に出入りしやすい掃き出し窓は外部との繋がりをもたらし、外の敷地を含めて一つの部屋のような印象を与えます。そのためリビングがより広々と開放的な印象になります。
2階は寝室・ウォークインクローゼット・子供部屋2室・トイレと必要最小限のシンプルな間取りにして床面積を抑えました。
延床面積27坪とコンパクトな住宅ですが、平野さんの創意工夫により広がりのある住まいとなりました。
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リビングを一望できるキッチン。
キッチンのすぐ近くに洗面脱衣室をつくり、洗濯後すぐに掃き出し窓から外に出て洗濯を干すことができるようになっています。

子育てしやすい家事動線

奥さんのご要望である「子育て中に家事のしやすい動線」を叶えるべく、平野さんはキッチンの後ろに洗面脱衣室を配置し、そこから直接外に出られるようにしました。
また、奥さんがキッチンに立った時にすべてを見渡せるよう間取りを工夫しました。
対面式のキッチンを採用し、家事をしながらもリビングや外で遊ぶ子供の姿が見えるようにと配慮されています。子どもの様子を見ながら、効率的に家事ができる、まさに子育て世代のための、素敵な住まいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
家事動線という効率だけではなく、光が降り注ぐ家族の心休まる家となっています。
ご夫婦の希望をできる限り叶えたいという平野さんの思いが感じられますね。皆さまのお家づくりの参考になれば幸いです。

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