建築家に学ぶ、良いデザインとは

シンプルな外観の中にかわいらしさもある家

家での時間を快適に過ごせるような広がりのあるリビングが今回のテーマです。
限られたスペースを有効活用した、田野さんのデザインを見ていきましょう。

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建築家田野 滋一

建築家 田野 滋一
田野アトリエ一級建築士事務所

1968年和歌山県生まれ。2003年に田野アトリエ一級建築士事務所設立。
田野さんは長く住め、愛され続ける住まいづくりを目標をとしています。
そのために、耐久性や様々な環境や生活の変化に対応できる柔軟性・省エネなどに配慮し、クライアントから引き出した
アイデアを形にすることを大切にしています。

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玄関土間スペース。帰宅時に、気持ちいいなと感じられる広がりのある空間です。収納はあえてオープンにし、きれいに見えるようレイアウトに工夫を凝らしました。

可愛らしさと合理性を両立させた外観

郊外にある敷地は、間口9.5m×奥行15.5mで、道路に面した北側がアプローチとなり、南側は開けた農地となっていました。
今回はかっこよさよりもかわいらしさが感じられる外観をご希望でした。
屋根の形や窓の種類、レイアウトなど必要最低限の要素の組み合わせでコストを抑え、なおかつR+houseらしいシンプルさとかわいらしさを両立させることを目指しました。
シンプルな箱型に、クリーム色の外壁とドアや玄関照明などのデザインで可愛らしさをプラスし、ご希望通りの暖かみのある素敵な外観になっていますね。
2階部分を張りださせることで、雨除けスペースとなるオーバーハング下は自転車置き場やアプローチとして利用できるようにしました。

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リビングから見たキッチン。階段の右側が玄関になっています。
階段下にはカウンターテーブルを設けました。

玄関とLDKが一体化した家

間取りは、1階がLDK・玄関・手洗い・トイレ、2階は主寝室・子供部屋・バストイレ・バルコニー・収納となっています。コストを抑えるために、2階に水回りの設備を配置し下屋をなくしました。
玄関は土間スペースとし、仕切りを極力減らしてLDKと玄関を1室空間にすることで、広がりが感じられるようになっています。
LDKの南側の大きな掃き出し窓に面して、家族でバーベキューをしたり、夏にはプールを出してお子様が遊べるようなウッドデッキをつくりました。
玄関・LDK・ウッドデッキ・庭を連続性のあるフラットな平面構成にすることで、より家族が快適に過ごせる開放感のある作りになっています。
家族が自然と集まりたくなる、素敵なコミュニケーションの場になりそうです。

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1階トイレ隣の手洗いスペース。
楽しく仕様が決められるよう、念入りにインテリアの打ち合わせを行いました。

中心に階段がある間取り

田野さんは階段を中心に間取りを考えることで、
余計な廊下をなくして床面積をより効率的に利用できるようにしました。
階段に面したLDKと玄関の仕切りとなる腰壁にはカウンターテーブルを設け、スペースを有効活用しています。
また、階段の吹抜けを介して空気を循環しやすくするメリットも考慮されています。
照明なども含めたインテリアの打ち合わせも綿密に行いました。
施主の意見を取り入れ趣向に合わせた、ナチュラルで可愛らしさのあるインテリアができあがりました。
休日は家で過ごすことが多いというご家族が、好きなものに囲まれ心地よく過ごせる住宅となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
家族が集い、充実した時間が過ごせるためのアイデアが散りばめられていますね。
皆さまのお家づくりの参考になれば幸いです。

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