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注文住宅の基礎知識

石川県の注文住宅における建築相場と坪単価まとめ!平均年収からみた家づくりとは?

更新日 2025.10.29 / 公開日 2024.10.16
#マイホーム #一戸建て #注文住宅 #新築 #コスト

家づくりを考えるとき、どのくらいの費用がかかるか気になる方も多いのではないでしょうか。また、住宅は一生に一度ともいわれる買い物であるため、しっかり計画を立てて対策をしたいもの。気候の特徴や災害リスクを考えたうえで、地域の実情に合った家づくりを意識することが大切です。そこで今回は、石川県の注文住宅における建築相場や地価公示価格から見た坪単価、家づくりで気をつけたいポイントを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

庭がフェンスで囲われた黒と木目の外観
目次

机に置かれた住宅模型と家計簿をつけている人
写真②机に置かれた住宅模型と家計簿をつけている人.jpg 82.8 KB
まずは、石川県の一般的な注文住宅の建築相場を見てみましょう。住宅金融支援機構では、全期間固定金利で上限35年の住宅ローン「フラット35」を提供しており、毎年度利用者調査を発表しています。最新の「2024年度のフラット35利用者調査」のデータによると、石川県で土地付き注文住宅を建てた方の平均建設費は約3,269万円、土地を購入せず注文住宅のみを建てた方の平均建設費は約3,871万円です。また、全国の土地付き注文住宅における平均建設費は約3,512万円となっています。このことから、石川県の建築相場は3,300~3,900万円前後と考えられるでしょう。

参考元:住宅金融支援機構|2024年度集計表

売地イメージ
写真③ 売地イメージ.jpg 97.62 KB
ここからは石川県の土地価格相場を見てみましょう。国は公正な土地取引を進めるため、決められた地点ごとに土地価格の目安となる「地価公示価格」を毎年公表しています。

2024年の地価公示価格によると、石川県全体における住宅地の平均坪単価は、194,711円(58,900円/㎡)。全用途を含めた平均坪単価は280,992円(85,000円/㎡)です。石川県の住宅地は、金沢市を中心に前年比0.6%上昇しています。

石川県全体の平均の地価は、金沢市を中心に上昇が続いています。一方で、2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響を受けて、能登の7市町(輪島・珠洲・七尾・能登・穴水・滋賀・羽昨)の被災地における地価は、大幅な下落傾向です。では、主な地点の詳しい地価公示価格を見てみましょう。

所在地 最寄駅・距離 坪単価
金沢市石引4丁目 金沢・3,500m 502,479円(152,000円/㎡)
金沢市泉野町3丁目 金沢・4,200m 350,413円(106,000円/㎡)
金沢市三馬1丁目 金沢・6,700m 294,215円  (89,000円/㎡)
金沢市しじま台2丁目 金沢・8,900m 236,364円  (71,500円/㎡)
輪島市河井町弐弐部 穴水・21,000m   79,339円  (24,000円/㎡)
珠洲市上戸町北方弐字 穴水・47,000m   31,736円    (9,600円/㎡)


参考元:石川県|令和7年地価公示(石川県分) 

家とローンと書かれた積み木
写真④家とローンと書かれた積み木 -min.jpg 24.54 KB
求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の2024年版「平均年収ランキング」によると、石川県全体で個人の平均年収は394万円(男性の平均年収:446万円、女性の平均年収:332万円)。また、「2024年度のフラット35利用者調査」のデータによると、石川県の世帯平均年収は約726万円、中央値は約553万円です。ここから年収550万円の場合をモデルに、どの程度の家を建てられるのかを考えてみましょう。

住宅ローンを組む際は、無理のない返済計画を立てなければなりません。年収に対する返済負担がどの程度かを表す「返済負担率」は、以下の計算で求められます。

返済負担率=年間ローン返済額÷年収×100

計画的に返済できるとされている、理想的な返済負担率は、20~25%以下が目安となります。つまり、年収550万円で返済負担率25%の場合であれば、月々の返済額は約11.4万円となる計算です。

また、マイホームの予算を立てるときは、住宅のコスト全体が年収の何倍に当たるかを表した「年収倍率」を考えてみましょう。

適正な年収倍率は、それぞれの家計によって異なりますが、平均的に5~7倍くらいの倍率が理想的といわれています。2024年度のフラット35利用者調査を見てみると、住宅所要資金に対する年収倍率は、全国平均で7.5倍、石川県は6.9倍となっています。

もちろん年収倍率だけではマイホーム予算は決められませんが、資金計画を始める際の参考に計算してみると良いでしょう。

R+houseネットワークの工務店では、資金計画からお施主様の家づくりをサポートいたします。全国各地にある店舗で、個別相談会や賢い家づくり勉強会などのイベントを開催中です。注文住宅の基本的な知識をはじめ、お金に関することまで、なんでもご相談いただけます。「家を建てるタイミングに悩んでいる」「将来のことも考慮した上で、今後の資金計画を考えたい」という方には、ぜひお気軽にお問合せください。住まいのプロや建築家と一緒に、理想のマイホームを作りあげていきましょう。

参考元:住宅金融支援機構|2024年度 フラット35利用者調査

>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説

家を診断する白衣の男性と女性のイラスト
写真⑤家を診断する白衣の男性と女性のイラスト.jpg 59.08 KB
ここからは、石川県の家づくりの特徴や大切にしたいポイントを紹介しましょう。
石川県では、2024年1月1日16時ごろ能登半島地震が発生し、能登地方を中心に大きな被害が起きました。この地震では、石川県観測史上初めての震度7を観測。1カ月で1,500回以上の地震が続き、繰り返しの揺れによって耐震性が低下したため、建物の被害が相次ぎました。被害の大きかった能登地方では、2025年9月現在も新たな住居の建築が間に合わず、仮設住宅に居住している方が多く、断水や下水道機能の復旧作業も続いている状況です。このような痛ましい災害から身を守るために、家づくりでは高い耐震性を確保することが重要です。また、北陸地方はしばしば豪雪の被害が起きる地域。雪の重みに耐えられるよう住宅の強度を高めなければなりません。

R+houseネットワークの工務店では、部材ごとに地震に対する力や積雪などでかかる荷重を検討する構造計算によって、国が定める最高水準の耐震等級を確保することができます。地震や積雪に強い家づくりが気になる方はぜひご検討ください。

参考元:気象庁|令和6年能登半島地震等の関連情報

>>参考コラム:耐震とは?快適な暮らしに必要な耐震の知識|メリット・デメリットも解説
北陸地方は年間通しても湿度が70%を下回る日が少なく、特に冬期は湿度が高くなっています。湿度が高いと結露を引き起こし、家の躯体にカビやダニを発生させ、シロアリなどの害虫を寄せつける原因になってしまいます。北陸地方の家づくりでは、計画換気によって湿気をしっかりと排出し、カビや結露を防ぐ対策を講じることがおすすめです。

参考元:北陸地方整備局|月別平均湿度

>>参考コラム:快適な空気環境には換気が重要!換気の3つの種類と特徴をご紹介
石川県を含む北陸地方は、秋から冬は日照時間が少なく雨が多くなる一方、春から夏にかけては日照時間が増加します。梅雨時期である7月頃は降水量が多め。夏は真夏日や猛暑日が多くなり、厳しい暑さに注意しなければなりません。冬は大陸から寒気が流れ込み、時には大雪が降ります。これらのことから夏は暑く、冬は雪が降るほど寒くなる地域といえます。
そのため、北陸の家づくりでは断熱性や気密性を高め、外気の影響を受けにくくして、冷暖房の快適な空気を逃がさないようにすることが大切です。


R+houseネットワークの工務店では、国の省エネ基準を超える断熱性能や、高い気密性能を標準仕様としています。北陸の厳しい気候の中でも、夏は涼しく過ごせ、冬は暖かくいられるような家をつくってみませんか?

参考元:気象庁|北陸地方の天候(解説)

>>参考コラム:「夏は涼しく冬は暖かい家」って?快適な家づくりのポイント

コストダウンの単語と下降する矢印と棒グラフ
写真⑤コストダウンの単語と下降する矢印と棒グラフ-min.jpg 86.64 KB
家づくりで重要なポイントは外したくないけど、予算が限られている、という方も多いでしょう。家づくりでは、はじめにかかる建設費・土地取得費・諸費用の他に、ランニングコストも考える必要があります。断熱性や気密性、耐震性の高い住宅は、建設費もかさむ傾向です。しかし、将来にわたってかかるメンテナンス費や地震保険料、光熱費を考慮すると、トータルでは高性能ではない住宅と同程度か、もしくは安くなることもあるのです。家づくりは初期費用だけで判断せず、ランニングコストも考慮して長期的に考えることでトータルコストを抑えられるでしょう。

また、建物の設計を工夫することでコスト削減にもつながります。シンプルな箱型の構造にしたり、部屋数を減らして広いスペースを採用したりすれば、基礎や壁、クロスや建具を減らせて費用を節約できるでしょう。水回りを近くにまとめれば、配管工事にかかる費用の軽減に。キッチンや浴槽、トイレといった住宅設備のグレードを見直すことも節約につながります。お金をかけるポイントと抑えるポイントとでメリハリをつけて計画を立てるようにしましょう。

さらに、住宅のコストは土地価格に大きく左右されることを念頭に土地を探しましょう。利便性が高く、条件の良い土地は予算がかかります。住宅のコストを抑えるためには、土地価格を抑えることが重要です。郊外の手ごろな価格の土地や、便利な市街地の狭小地・変形地を視野に入れて土地探しを行うこともひとつの手です。

R+houseネットワークの工務店では、タッグを組む建築家が土地の形状や特性に合った設計のみならず、資金計画や土地探しもお手伝いしています。気になることがあれば相談してみてください。

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説

白と木目の外壁に植栽豊かな外観
写真⑦福岡県_白と木目の外壁に植栽豊かな外観.jpg 547.5 KB
R+houseネットワークの工務店では、石川県の気候や土地に合わせた住宅のプランニングを建築家が行います。国の省エネ基準を大きく超える断熱性能や高い気密性能を持ち、耐震等級3を標準仕様としています。そしてコスト面では設計のルールや使用する部材の無駄を省くことで、手の届きやすい価格を目指せます。石川県で地震に強く、断熱性能や気密性能が高い家をつくりたい方は、R+houseネットワークの工務店にお気軽にご相談ください。また、家づくり相談会やモデルハウス見学会も随時開催しています。こちらもぜひご参加ください。

>>石川県で高性能なマイホームを手の届く価格で建てられる!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら

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