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スタイル・暮らしのヒント

畳コーナーの施工事例10選!2つのタイプの特徴と注意点も解説

更新日 2025.07.24 / 公開日 2025.07.17
#新築 #注文住宅 #一戸建て #和室・畳スペース #マイホーム

注文住宅を建てる際、リビングに「畳コーナー」を取り入れるとさまざまな用途で空間を有効活用できます。小さな子どもがいるご家庭や、落ち着いた空間を求める方にとって、畳のスペースはとても魅力的です。今回は、畳コーナーの種類とそれぞれの特徴、設置にあたり注意すべきポイントを分かりやすく解説します。また、R+houseネットワークの工務店が手がけた畳コーナーがある注文住宅をご紹介。マイホームを建てようかとお考えの方には最後まで見逃せない情報です。

押入れのある和室
目次

写真②AとBを比較をして考える男性
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畳コーナーとは、リビングをはじめとする部屋の一部に畳を敷いてつくられるスペースのこと。完全に独立した和室とは違い、生活空間に自然になじむよう設計されているのが特徴です。畳コーナーには、大きく分けて「小上がりタイプ」と「フラットタイプ」の2つがあります。はじめに、2タイプのメリット・デメリットを見ていきましょう。
小上がりタイプは周囲の床より一段高くなっているのが特徴です。段差があることで空間にメリハリが生まれ、リビングのなかにちょっとした特別な場所をつくれるでしょう。

畳コーナーを小上がりタイプにするメリットは、畳の下に収納スペースを設けられる点です。子どものおもちゃや季節ものの道具など、日常で使うアイテムをしまってリビングをすっきりさせられます。また、段差をソファ代わりに腰かけて使える点も人気の理由です。ただし、小さな子どもや高齢の方にとっては段差からの転落リスクが高まるため、安全性への配慮が欠かせません。
フラットタイプは、リビングの床と同じ高さで段差がないことが特徴です。つまずく心配がなく、子どもやシニア世代がいるご家庭でも安心して使えます。

フラットタイプの畳コーナーは、小上がりタイプと比べて圧迫感がないためリビングを広く見せたい方におすすめです。さらに、段差がないことでスムーズに掃除ができ、ロボット掃除機も問題なく活用できます。一方で、床下収納がないというデメリットがあり、設計段階での収納計画が重要になります。

解説する人
写真③解説する人-min.jpg 85.63 KB
畳コーナーは、ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができます。主な用途は以下の通りです。

・赤ちゃんのおむつ替えや着替えをする
・子どもの遊び場として使う
・洗濯物をたたむなどの家事をする
・客間として活用する
・ワーキングスペースにする

フローリングに比べて畳はひんやりせず柔らかいので、床に直接座っても身体への負担が少なくなります。また、扉やロールスクリーンを設置すると個室としても使えて便利です。

R+houseネットワークの工務店では、建築家と連携してお施主様のライフスタイルや趣味、将来の家族構成まで想像してプランに反映します。いつまでも家族が過ごしやすい柔軟性のある空間をデザインし、ご提案しています。畳コーナーをはじめ、お施主様が取り入れたいイメージをお気軽にご相談ください。どんな注文住宅が立てられるか気になる方は、ぜひお近くのR+houseネットワークの工務店までご連絡ください。
続いて、R+houseネットワークの工務店が建てた注文住宅のなかから、畳コーナーがある事例をご紹介します。

やさしい⾊合いのスッキリとして落ち着く畳スペース
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軽井沢の自然を背景にした平屋の一角にある畳コーナーです。淡い色の畳が落ち着く空間をつくり出しています。大きな窓からは光が差し込み、読書やお昼寝、くつろぎのひとときにぴったりの空間です。天井にロールスクリーンを設置しているので、客間としても使えます。家族もゲストも過ごしやすい畳コーナーが完成しました。

>>施工事例:長野県軽井沢町「自然に溶け込む平屋」

土間に隣接する畳スペース
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広々としたLDKの一角に配置された畳コーナーは、ダイニングと土間リビングに隣接しています。テレビを見ながらくつろいだり、土間リビングの家族と談笑したり、ちょっとしたリラックスタイムにぴったりの場所です。モダンなリビングが一層おしゃれになりました。

>>施工事例:千葉県船橋市「田園の暮らしを愉しむ土間リビングの平屋」

>>参考コラム:土間のある家特集!使い方やつくる際のポイントも解説

フローリングの間に設けられた畳のスペース
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明るい日差しが差し込む大開口の窓からつながる部屋の一角に、フラットタイプの畳コーナーを設置。回遊動線の中心に位置し、どこからでもアクセスしやすい空間で、仏間として利用されています。畳コーナーの上は個室になっており、まるで秘密基地のようなおこもり空間をつくりました。

>>施工事例:島根県鹿足郡「柳の家」

多目的に使える小上がりの畳スペース
写真⑦多目的に使える小あがりのタタミスペース.jpg 47.24 KB
ナチュラルな木目の床と白い壁に囲まれた、柔らかな雰囲気の畳コーナー。リビング横の一角に配置され、空間全体の一体感を保ちながらも落ち着いて過ごせる空間に。リビングとの間は段差がありますが、角をアールに加工して子どもも安心して暮らせるように配慮しています。

>>施工事例:奈良県生駒市「20代で建てた好きなものに囲まれた家」

ワークスペースと畳の部屋を融合した多目的スペース
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キッチンの横に作られた畳コーナーです。ワークスペースとしての役割を担い、家族の気配を感じながら仕事に集中できます。また、子どもが遊ぶときはキッチンから様子を見たりコミュニケーションを取れたりするので、多目的に使えます。備え付けの収納をつくり、部屋に物が散らからないような工夫もされています。

>>施工事例:奈良県生駒市「閑静な町にふさわしい家」

>>参考コラム:注文住宅にワークスペースは必要?メリット・デメリットと間取りの事例をご紹介

小上がりの畳敷き
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2階ホールにつくられた畳コーナーで、大きなピクチャーウィンドウからは浅間山を一望できます。小上がりタイプにして、ゆったり音楽を聴いたり本を読んだりできるリラックス空間に仕上げました。畳コーナーから壁沿いに設置したデスクは、仕事をしながら時々休憩するのにももってこいの場所になっています。

>>施工事例:長野県軽井沢町「こだちの家」

モダンな内装に合わせたトーンダウンした配色の畳
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モノトーンのシックな家にぴったりの畳コーナー。畳と天井の格子はダークカラーで統一し、ホテルライクな空間に仕上げました。小上がりの一部を腰壁にしているので、小さな子どもが寝返りをうっても落ちる心配がありません。奥の壁に温かい色味の間接照明を設置して、おしゃれ度をワンランクアップさせました。

>>施工事例:岐阜県岐阜市「コートヤードハウス17」

大きな造り付けの本棚のある畳スペース
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大容量の収納が目を引く畳コーナー。段差なしでダイニングとフラットにつながる空間です。収納には、子どものおもちゃやお施主様の趣味であるマンガなどがたっぷり入ります。また、見せる収納としてインテリアを飾るのにもぴったりです。西日をさえぎるため、大きな窓を採用せずに足元から光を取り込んでいます。

>>施工事例:神奈川県相模原市「回遊動線が多様なシーンを繋ぐ家」

>>参考コラム:趣味の部屋をおしゃれにレイアウト!おすすめの施工事例を15選ご紹介

階段下スペースを利用した畳コーナー
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階段下スペースを利用した畳コーナーです。階段の両側からアクセスでき、腰かけてゆったり過ごしたり読書をしたりと落ち着いて過ごせます。また、足元にもスペースがあり収納ボックスを置くことも可能です。畳コーナーはリビングとキッチンの中間にあり、どちらにいる家族とも会話が弾むでしょう。

>>施工事例:長野県安曇野市「アルプスを眺めながら暮らす ぐるりと回遊できる家」

>>参考コラム:注文住宅の階段の種類とデザインは?参考にしたい施工事例10選

窓際のベンチと高さをそろえた小上りの畳スペース
写真13写真窓際のベンチと高さをそろえた小上りの畳スペース.jpg 56.69 KB
和紙製の畳を使った小上がりタイプの畳コーナーです。部屋を立体的に見せて、空間にメリハリをもたらしました。また、窓側まで続くベンチと一続きにして、一体感と奥行きのある空間に。腰かけてベンチにしたり寝転がって休憩したりと、さまざまな用途で使えます。

>>施工事例:埼玉県所沢市「Cafeのようにリラックスできるお家」

注意を呼びかける男性の手
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畳コーナーは便利でおしゃれな空間ですが、設ける際にはいくつかの注意点があります。住みはじめてから後悔しないためにも、事前にポイントを押さえておくことが大切です。最後に、注文住宅で畳コーナーを取り入れるときに気をつけてもらいたい点をお伝えするので、理想のマイホームづくりにお役立てください。
さまざまな活用方法がある畳コーナーですが、用途を決めてから設計しないと、ただの物置になりかねません。また、実際に使ってみると広すぎたり狭すぎたりする可能性も。そのため、畳コーナーをどのように使いたいのかを明確にしてから、ちょうどいい広さを決めることが大切です。子どもの遊び場や昼寝スペースなら2~3帖程度、客間として使うなら4帖以上を目安にしてください。
リビングが洋風の場合、畳コーナーをつくることで部屋の印象がちぐはぐになってしまう可能性があります。そのため、畳の素材やテイストは家全体のイメージに合うものを選びましょう。

畳といえば昔ながらのい草をイメージする方が多いかもしれませんが、最近では和紙畳や樹脂製の畳も販売されています。また、畳の色も豊富で、グレーやベージュ、ブラックなど洋風インテリアに合う色も豊富です。リビングに違和感なくなじませたい場合は、ふちがないタイプを選ぶと、フローリングと続いていても一体感がある空間になります。
畳はほこりがたまりやすいため、掃除がしやすいかどうかも重要なポイントです。とくに、小上がりタイプの場合は、段差があることでロボット掃除機が使えないという点を覚えておきましょう。

また、畳の素材によってはダニやカビに弱いため注意してください。ダニやカビに強く耐久性の高い畳なら、和紙畳がおすすめです。また、畳の上で頻繁に飲食をするなら、こぼれてもふき取りやすいように樹脂製の畳を選びましょう。
フローリングに比べて、畳は上方向からの力に弱い特徴があります。畳コーナーに長期間重い家具を置くと、畳がへこんでしまう可能性があるので注意しましょう。ベッドやタンス、勉強机などは、畳コーナーに極力置かないように用途を考える必要があります。どうしても畳コーナーに重い家具を配置する場合は、マットを敷いたり、定期的に家具の位置を変えたりしてへこまないように対策しましょう。

夜ライトで照らされた美しい外観
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畳はフローリングよりも柔らかいため、床に座って過ごすのに向いています。小さな子どものお世話スペースや遊び場、客間などとして柔軟に用途を変えられるため、部屋の活用の幅が広がるでしょう。ただし、畳の素材によってはメンテナンスが大変で、怠るとダニやカビが発生することも。注意点を確認したうえで畳コーナーを採用してください。

R+houseネットワークの工務店では、建築家と連携してお客様のご希望に合わせたプランをご提案。また、デザイン性だけでなく、断熱性・気密性・耐震性に優れた快適で安全な家づくりができます。こだわりの注文住宅を建てたい、とお考えの方は、ぜひR+houseネットワークの工務店にご相談ください。

>>多目的に活用できる畳スペースをマイホームに!R+houseネットワークのフォトギャラリーはこちら

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