建築家と建てる家を、身近に、手軽に

建築家に学ぶ、良いデザインとは

自然と家族との繋がりを感じられる家

今回のお家は快適で居心地のいい住まいづくりを追求される戸髙さんがデザインされた住宅をご紹介します。
家族とのちょうどいい距離感、生活しやすい動線など、日常を気持ちよく過ごすためにどのような工夫が施されているのでしょうか。

自然と家族との繋がりを感じられる家 画像1
建築家 戸髙仁人

建築家 戸髙仁人
トルム建築計画事務所

1981年宮崎県生まれ。2003年に鹿児島大学工学部建築学科を卒業。
2005年に鹿児島大学大学院 建築学専攻を修了した後COGITEに入所。2013年にトルム建築計画事務所を設立。
戸髙さんが目指す家は、「住んでいる人だけでなく、訪れる人までも心地よく楽しいと感じられる空間」であることです。土地の持つ個性や可能性、クライアントの持つ希望や願望などの漠然としたイメージの輪郭を丁寧に読み解くことで、
誰もが快適に過ごせる家づくりをしたいと考えています。大好きなモノやヒトに囲まれ豊かな暮らしができる家を、
楽しみながらつくるというのが戸髙さんの信念です。

自然と家族との繋がりを感じられる家 画像2

開放的なリビングの吹き抜け。
この吹き抜けに隣接して多目的スペースや子供室とつながる開口つくることで、いつでも家族の気配を感じることができます。

バランスよく異なる素材が調和した柔らかな雰囲気の外観

今回戸髙さんが計画されたのは、どの場所からもなんとなく家族の気配を感じられ、また、これからの家族の成長を自然と感じ取ることのできる住まいです。
程よい距離感で家族との繋がりを感じられる、居心地のよい空間を目指しました。
外観はグレー・ホワイト・木目の柔らかい色合いが、庭の芝生と木に柔らかく馴染んでいます。
周辺の街並みにも溶け込むデザインです。
外壁素材にはミナモサイディングを選びました。
サイディングとは、セメントや繊維質を主な原料にして板状に形成した外壁材のことです。
この建物ではR+house独自の素地仕上げでグレー色の「ミナモサイディング」を採用しています。
ミナモサイディング、木、吹付と異なった素材をバランス良く使い、落ち着いた雰囲気ながらも個性のある魅力的な外観となっています。

自然と家族との繋がりを感じられる家 画像3

将来的に2部屋に分けることを考え広めにスペースを取った子供部屋。
左の開口部から吹き抜けにつながっています。ここからリビングにいる家族とコミュニケーションもとれます。

吹き抜けでオープンにつながる間取り

家の中も外観同様、白い壁と木目を活かしたナチュラルな仕上がりのフローリングで柔らかい色調となっています。外観と内観の色を統一することにより、まとまりのある落ち着いた印象になります。
家族が集うLDKには大きな吹き抜けを設け、そこに隣接する形でオープンな多目的スペースを作りました。子供たちが遊んだり、本棚を置いて書斎にしたり、使い方は自由自在です。
子供部屋は開口を確保することで光と風を取り込み、
いつでも家族の繋がりを感じとれる安心感のある空間になるよう工夫されています。
子供部屋は将来的に2部屋に分けることを考慮し、大きくスペースを取って開口部を2つ設けました。ライフステージによって家族の状況は変わっていきます。いつの場合でもより快適な生活が実現できるよう、家族の成長に合わせて自由に変化できる間取りとなっています。
自然と家族との繋がりを感じられる家 画像4

玄関・クローク・洗面スペースを近くに配置することで回遊性のある間取りに。
来客と家族の動線を分け、それに水回りを隣接させてスムーズな家事動線も実現させました。

デザインと効率を両立させた家事動線

それぞれの個室の途中には、廊下兼個人収納を設けました。共有スペースに収納を設けることによっていつも、家族の日頃の状態・成長などを把握できるようにと考えられています。
洗面所は実利とデザインを両立させるため広めのスペースにしました。
玄関の付近にクロークをつくり、その横に洗面スペースを配置。玄関→クローク→洗面→LDK→玄関、と回遊性のある間取りを実現しました。プライベートな空間とパブリックな空間を分けるために、来客と家族の動線がかぶらないよう配慮されています。
住んでる人も訪れる人も、誰もが居心地が良いと感じられる空間づくりを目指す戸髙さんのこだわりが伺えますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
明るさや開放感、動線など「居心地の良い空間」を作り出すための工夫がいっぱいですね。
住む人だけだなく訪れた人も快適に過ごせる家となっています。
皆さんの家づくりの参考になれば幸いです。

過去の記事をもっと読む