アクセントウォールの定義とは?
写真2 静岡県_黒がアクセントのウッディなリビング.jpg 228.26 KBアクセントウォールとは、周囲とは異なる素材やデザインで仕上げた壁のこと。視覚的なポイントになるアクセントウォールは、インテリアの一部としてさまざまなスペースで活用できます。
壁の色やデザインにより、部屋の印象は大きく変わるため、アクセントウォールを家づくりに取り入れれば、住まいの雰囲気づくりに役立つのです。
アクセントウォールを家づくりに取り入れるメリット
写真3 メリットの文字入りテーブルに立てたメモ帳_正面-min.jpg 86.82 KBここで、アクセントウォールを家づくりに取り入れる具体的なメリットを解説します。
メリハリのあるおしゃれな空間になる
アクセントウォールの大きなメリットは、空間にメリハリをもたらし、おしゃれな住まいを演出できることです。素材次第で、温かみのある雰囲気にしたり、高級感を出したりと、部屋の印象を変えられます。
色や柄を変えるだけでなく、壁全体の質感にも違いを出せるため、小さなスペースでも大きな変化をもたらせるのがポイントです。
開放感のある広々とした空間を演出できる
アクセントウォールを取り入れ、視線の集まるポイントを室内に設けると、部屋が広々とした印象になり、開放感のある空間を演出できます。住まいのどこに広がりを持たせたいかによって、アクセントウォールを設置する場所はさまざまです。素材や配置に迷ったときは、建築会社に相談しましょう。
R+houseネットワークの工務店では、建築家がデザインした機能的でおしゃれな住まいを巧みな技術でご提供します。
快適な住み心地につながる
アクセントウォールに使用される素材は多岐にわたります。希望する住まいの雰囲気に合わせて選べるため、好みにマッチする心地良い空間を演出できるでしょう。
また、アクセントウォールに用いる素材には、調湿性や吸音性に優れた性質を持つものもあります。そのため、機能性でアクセントウォールを選べば、住宅の快適さにもつながるのです。
アクセントウォールにデメリットはある?
写真4 デメリットの文字入りテーブルに立てたメモ帳_正面-min.jpg 87.52 KBおしゃれで快適な住まいを実現できるアクセントウォールですが、注意しておきたいポイントもあります。アクセントウォールのメリットと併せて、デメリットも押さえておきましょう。
手入れが必要になることがある
アクセントウォールのデザインや素材によっては、手入れが必要になる場合があります。例えば、石材や木材、凹凸のあるデザインのアクセントウォールを用いた場合、汚れやホコリが付着しやすいでしょう。
汚れを放置すると、掃除の手間が余計にかかることも。こまめな掃除やメンテナンスを要する場合があると、頭に入れておきましょう。
費用がかさむ
シンプルな壁紙だけで空間を作る場合に比べ、アクセントウォールを取り入れた家づくりでは、建築費用がより高くなる傾向があります。また、素材やデザインによっては、材料費が高額になることも。アクセントウォールを採用する場合は、予算も含めて素材やデザインを考える必要があります。
R+houseネットワークの工務店では、資金計画から家づくりをサポート。予算に合わせた住まいを提案します。
>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!
雑多な雰囲気にならないよう注意しなければならない
おしゃれな住まいを演出できるアクセントウォールですが、取り入れる場所や面積、素材の組み合わせを考慮しないと、雑多な雰囲気になってしまうこともあるでしょう。使用したい素材や色味を計画的に配置することが重要です。
R+houseネットワークの工務店が手掛ける住まいなら、お施主様の希望やこだわりに耳を傾けながら建築家がデザインした理想の家となるでしょう。
>>参考コラム:おしゃれなデザインの注文住宅20選!センスのいい家をつくるポイントは?
アクセントウォールの素材の種類
写真5 ウッドタイル-min.jpg 59.35 KBアクセントウォールに使われる素材によって、住まいの雰囲気は大きく変わります。ここでは、アクセントウォールに使用されることが多い素材の種類と特徴を紹介しましょう。
壁紙
いわゆるアクセントクロスと呼ばれるもので、手軽に取り入れやすい素材です。カラーやデザインの種類が豊富なため、気に入るものが見つかりやすいでしょう。部屋全体に使うのが難しい個性的なカラーや印象的なデザインの壁紙も、アクセントウォールとして取り入れれば、空間のポイントとなり、インテリアの一部として活かせます。
木や石
木材や石材の自然素材を使ったアクセントウォールは、ナチュラルな雰囲気の空間にしたいときに向いています。特に石材を用いた場合、落ち着いた印象や高級感にもつながるでしょう。樹木や石の種類により表情が異なるため、アレンジの幅が広い素材です。
漆喰(しっくい)
漆喰は、消石灰を主な原料としています。耐火性に長けており、消臭や調湿効果も期待できる素材です。木や石との相性が良く、和風・洋風どちらのデザインにも馴染みます。また、塗り方によっても印象が変わるのが特徴です。
レンガ
レンガは、岩と粘土に水を加えて練ったものを焼き固めた素材。温かみのあるビンテージ感や重厚感を演出しやすいのが特徴です。
タイル
タイルを用いたアクセントウォールは、印象的な色味や柄、質感を活かしたおしゃれな雰囲気を作りせるのが魅力です。タイルのサイズや形状もバリエーションが豊富なため、オリジナリティがあるデザインに仕上げやすいでしょう。
モルタル
セメントに水と砂を混ぜた素材であるモルタルは、クールでスタイリッシュな空間を作り出せるのが特徴です。また、耐久性や耐火性が高いといった魅力もあります。さらに、継ぎ目のない仕上がりになるところもポイントです。
アクセントウォールを上手に取り入れるコツ
写真6 ポイントを指す子供の手-min.jpg 19.86 KBアクセントウォールを設置する際は、デザイン性やコスト面への配慮が欠かせません。ここでは、素材や色味、配置、面積の観点から、家づくりに活かせるポイントを解説します。
内装やインテリアと統一感を持たせる
アクセントウォールを取り入れる際は、照明や家具など他のインテリアにマッチする素材やデザインを選びましょう。空間全体の雰囲気を統一することで、雑多な印象になるのを防ぎ、調和の取れたおしゃれな住まいを演出できます。
例えば、家全体をナチュラルな雰囲気にしたいなら、木材をはじめとする自然素材を取り入れるのがおすすめ。逆にアクセントウォールをポイントにしつつ空間を引き立たたせたい場合は、ビビッドカラーの壁紙を選び、他の要素をシンプルに仕上げてバランスを保つのも良いでしょう。
飽きにくい色やデザインをチョイスする
個性が強すぎるデザインのアクセントウォールを取り入れると、ライフスタイルや好みの変化に伴い、理想の住まいと合わなくなる可能性も。アクセントウォールを長く楽しむためには、パステルカラーやくすみカラーといった優しい色味を選ぶのもおすすめです。落ち着いた雰囲気の中に、柔らかなアクセントを加えられます。
また、柄物の壁紙を使いたいときも、自然をモチーフにしたものや幾何学模様のシンプルなデザインなら、飽きずに楽しめるでしょう。
機能性を考慮して配置する
機能性が期待できる素材を用いる場合は、家の中のどの位置に配置するか、間取りも併せて考えると、住まいの快適さにつながります。調湿や防臭効果に期待できる漆喰を玄関で、耐火性に優れたモルタルをキッチンで使用するなど、部屋の用途に合わせて素材を選ぶと良いでしょう。
視線を意識して取り入れる場所を決める
視線を考慮してアクセントウォールの配置を決めるのも大切です。設置場所が適切でないと、アクセントウォールを上手く活かせず失敗につながりかねません。
生活動線を念頭に置きながら、視線を集めやすいポジションに配置するよう心がけましょう。その際、一か所に視線が集中するように工夫すれば、アクセンウォールをより活かした空間に仕上がります。
予算に合った面積で取り入れる
アクセントウォールを広範囲に配置すると、その分材料費も高くなるでしょう。予算に合わせてコストカットを図るなら、壁の全体ではなく一部にアクセントを付けるのも一つの方法です。
限られた範囲に絞ってアクセントウォールを取り入れれば、費用を抑えられるだけでなく、インテリアにもより馴染みやすくなります。
アクセントウォールを取り入れるのにおすすめの場所
写真7内装工事する職人.jpg 69.68 KB続いて、アクセントウォールを取り入れるのにおすすめの場所をチェックしていきましょう。
玄関
「家の顔」とも呼ばれ、暮らしを象徴する玄関。来客を迎える場所であるため、凝ったデザインにしたいと考える方も多いでしょう。玄関を開けた際に正面にあたる位置の壁や側面にアクセントウォールを取り入れることで、華やかで印象的な住まいを演出できます。また、玄関の外と中で連続性のあるアクセントウォールを用いれば、よりインパクトのあるおしゃれな空間になるでしょう。
リビング
家の中において、長い時間を過ごすと考えられるリビングは、アクセントウォールを取り入れるのに向いている場所の一つです。リビングにアクセントウォールを設けることで、家全体をおしゃれな雰囲気にできます。素材やデザインを選ぶ際は、家をどのようなテイストにしたいかをまず考え、インテリや他の内装にマッチしたもの選びましょう。
リビングの中でも、特に視線を集めやすいテレビの背面にアクセントウォールを設置するのもおすすめ。その際、テレビを見るとき邪魔にならないよう、落ち着きのあるカラーを選ぶのがポイントです。
キッチン
壁の面積が狭かったり間取りの奥まった位置にあったりすることが多いキッチンは、明るい色味のアクセントウォールを取り入れやすい場所です。柄物のアクセントクロスを取り入れるのにも向いています。また、リビングやダイニングと一体型のキッチンにアクセントウォールを設ければ、部屋全体の雰囲気を変えることも可能です。
光の入り具合や部屋の間取りなどを考慮し、映える色味や素材を選ぶと良いでしょう。
寝室
寝室に温かみのある素材やカラーのアクセントウォールを設けることで、よりリラックスできる空間を演出できます。「落ち着きのある寝室にしたいけれど、シンプルすぎるのはさみしい……」と感じる方にも向いているでしょう。ブルーやグレーなどシックなカラーの他、木材を使うのもおすすめです。
トイレ
トイレを落ち着く場所や、清潔感のある空間にしたい場合には、アクセントウォールを取り入れてみましょう。シックなデザインを採用すれば、落ちついた空間に仕上がります。また、爽やかな印象につながるカラーや素材を用いた場合、清潔感を演出できるでしょう。
さらに、脱臭効果が期待できる素材を使って、機能性を高めることも可能です。
【施工事例】R+houseが手掛けるアクセントウォールがおしゃれな住まい15選
ここからは、R+houseが手掛けたアクセントウォールがある注文住宅の実例を紹介します。場所や素材など、さまざまなパターンのアクセントウォールをチェックしていきましょう。
【熊本県】キッチン・リビング・トイレにアクセントウォールを取り入れた家
【熊本県】アクセントウォールによるゾーニングが特徴の家
【長野県】美術館を彷彿させるスタイリッシュな家
【奈良県】「大好き」を詰め込んだキッチンがおしゃれな家
写真11 大好きを詰め込んだキッチン.jpg 149.98 KBトイレやキッチンの限られたスペースにアクセントウォールを取り入れている住まいです。
キッチンにおいては、コンロを囲むようにタイルのアクセントウォールを配置。シンプルなデザインを選ぶことで、キッチンの見せる収納やナチュラルな雰囲気を損なうことなく、かわいらしい印象につながっています。
>>施工事例:奈良県生駒市「20代で建てた好きなものに囲まれた家」
【岐阜県】木板のアクセントウォールが特徴的な家
写真13 階段下のスペースに設置したアクセントウォール.jpg 154.44 KBなぐり加工の木板を設置してアクセントウォールに仕上げた壁面が特徴的な家です。アクセントウォールを取り入れたのは、高窓や吹き抜けからたっぷりの自然光が降りそそぐリビング。明るく開放感のある空間と木のぬくもりがマッチしており、温かみを感じられるスペースとなっています。全体的にナチュラルな印象にまとまっているところもポイントです。
>>施工事例:愛知県犬山市「あたたかい光が出迎えてくれる家」
【東京都】趣味を楽しめる工夫を盛り込んだ家
写真14 2種類のアクセントウォールを取り入れたキッチン.jpg 156.57 KBインナーガレージやキャットウォークなどお施主様の趣味を盛り込んだ住まいのキッチンに、アクセントウォールを設置
。明るすぎない優しいカラーのチェック柄クロスと、爽やかなグリーンのタイル壁を隣合わせて配置しました。2種類のアクセントウォールを取り入れつつ、雑多な雰囲気にならないのは、建築家の巧みなデザインならでは。アーチ型の入口や木目のキッチン台と相まって、かわいらしい印象の空間になっています。
>>施工事例:東京都八王子市「“好き” に囲まれて暮らすガレージハウス」
【京都府】外観と内装の統一感がおしゃれで上品な家
【岐阜県】アクセントウォールが目を引くホテルライクな家
写真16 印象的なアクセントウォールのあるリビング.jpg 196.1 KBテレビボードがあるリビングの壁面を利用し、サンゴ風の石材を張り詰めたデザイン性の高いアクセントウォールを取り入れています。LDKが一つの空間にまとまった間取りのため、ダイニングやキッチンからも視線を集める、印象的なアクセントウォールになっているのがポイント。アカシアのフロアや勾配天井と併せて、洗練されたホテルライクな空間に仕上がっています。
>>施工事例:岐阜県岐阜市「大きな間のある平屋」
【愛知県】スタイリッシュで統一感が魅力の家
写真17 タイル壁がスタイリッシュなリビング.jpg 176.89 KBリビングや洗面所、子ども部屋など、要所を押さえてアクセントウォールを配置している住まいです。
特に家の中心にあたるリビングにおいては、テレビの背面にタイル壁を取り入れました。大理石のフローリングや家具、アンティークガラスを用いた内窓など、インテリア全体に統一感があり、調和の取れた落ち着きがある空間を演出しています。
>>施工事例:愛知県豊橋市「窓のないファサードが印象的な家」
【岐阜県】さまざまな素材をバランス良く取り入れた家
写真18 異素材を組み合わせ上質感のあるリビング.jpg 288.03 KBリビングを中心に、アクセントウォールや床材として、木材・セメント・漆喰・タイルと、さまざまな異素材を組み合わせているのが特徴です。個性豊かな素材を多用しながらも、全体のトーンを合わせることで、ゆったりと落ち着きのある空間を演出。建築家のテクニックにより、デザイン性に優れた上質感溢れるLDKになっています。
>>施工事例:岐阜県下呂市「四季と暮らす平屋」
【大分県】明るいLDKに存在感が光るアクセントウォールを設置した家
【茨城県】木材の温かみとホテルライクな雰囲気を上手く融合した家
【静岡県】アクセントウォールで寝室を落ち着く空間に変える家
【福岡県】ビンテージ感溢れるシックでおしゃれな家
写真22 ビンテージ感がおしゃれなリビング.jpg 287.98 KB古材の足場板をリビングのアクセントウォールに用いた、ビンテージ感がおしゃれな住まいです。アクセントウォールの他、迫力のある化粧梁や建具、テーブルなど、インテリアに統一感を持たせており、魅力的なブルックリンスタイルに仕上がりました。素材の風合いを生かした空間が、特別な雰囲気を演出しています。
>>施工事例:福岡県北九州市「ビンテージ感あふれる ブルックリンスタイルの平屋」
【奈良県】小さなスペースを活かしたアクセントウォールがある家
アクセントウォールを活かした魅力的な家を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
住まいをおしゃれで洗練された雰囲気にしてくれるアクセントウォール。家づくりに取り入れる際は、素材の質感や機能、カラー、配置などを熟考したうえで選びましょう。部屋の印象を損なわないよう、統一感を意識するのがポイントです。専門家とデザインや配置を相談しながら家づくりを進めましょう。
R+houseネットワークの工務店では、予算や好みに合わせておしゃれな住まいを提案します。アクセントウォールを取り入れたデザインはもちろん、断熱性・気密性・耐震性などの住宅性能にこだわった家づくりが可能です。土地探しや資金計画のサポートも行っているため、マイホームを検討中の方は、ぜひお近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。
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