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【平屋のメリット】小さい家は何が良い?コンパクトな平屋の特徴やR+house施工事例も紹介

更新日 2025.07.24 / 公開日 2025.07.22
#新築 #注文住宅 #一戸建て #マイホーム #平屋 #狭小住宅

延床面積の小さな平屋では、効率的な家事動線や家族との会話がしやすい空間など、多くのメリットがあります。今回は、コンパクトな平屋の間取りの工夫や暮らしやすさのポイント、メリット・デメリットを詳しく解説。また、実際のR+house施工事例も写真付きでご紹介します。「注文住宅を建てたい」「平屋のメリットは?小さい家でも快適に暮らせる?」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

夕暮れの風景と馴染む黒い平屋
目次

AとBを比較をして考える男性
写真②AとBを比較をして考える男性-min.jpg 70.64 KB
コンパクトな平屋は、その名の通り、一般的な平屋よりも小規模ながら限られたスペースでも快適な暮らしが叶う住まいです。3LDKを想定した延床面積において比較すると、コンパクトな平屋は20坪前半~、一般的な平屋は30坪程度が目安となります。コンパクトな平屋は一般的な平屋と比べて1部屋あたりの広さも狭くなり、空間のゆとりにも違いが出てきます。しかし、広さが確保されていないからといって、暮らしに不便があるわけではありません。限られた空間でも、快適に暮らせる設計の工夫は多々あります。
コンパクトな平屋は、スペースを無駄なく使う設計が大きな特徴です。例えば、リビングの広さを一般的な平屋より少し小さめの5~6坪(約16.5~19.8㎡)程度にする、子ども部屋や書斎を固定で設けず、フリースペースとして活用するといった設計があります。
コンパクトな平屋における間取りと必要な延床面積は、世帯人数やライフスタイルによって大きく変わります。例えば、単身者や夫婦2人暮らしであれば16~20坪(約53~66㎡)でも十分な広さですが、ファミリー層には20~25坪(約66~83㎡)の延床面積が理想的でしょう。下記の間取りと必要な延床面積を参考にしてみてください。

世帯構成 間取り 延床面積の目安
単身者 1LDK 16~18坪程度(約53~60㎡)
夫婦2人 1LDK~2LDK 18~20坪程度(約60~66㎡)
子ども1人の家族 2LDK 20~22坪程度(約66~73㎡)
子ども2人の家族 2LDK~3LDK 22~25坪程度(約73~83㎡)

>>参考コラム:快適な平屋暮らし!必要な間取りを確保するための広さとは?

メリットとデメリットを説明する若いビジネスマン
写真③メリットとデメリットを説明する若いビジネスマン-min.jpg 72.75 KB
コンパクトな平屋には、さまざまなメリット・デメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
コンパクトな平屋の主なメリットは、以下の4点です。

効率的な家事動線

コンパクトな平屋では、キッチンや洗面所、浴室などの水回りが集中して配置されるケースが多くなります。そのため、家事をするときの移動距離が短く済み、効率が格段に上がります。洗濯、料理、掃除など、毎日の家事をスムーズに進められるでしょう。

建築費用が削減できる

延床面積が小さいため、建物の材料費や建築費用の削減が可能です。また、間取りがシンプルであるため、複雑な構造に比べて設計費用が抑えられる傾向にあります。初期費用を抑えたい方に向いているでしょう。

>>参考コラム:平屋を注文住宅で建てるには?費用相場や土地選びのポイントを解説

バリアフリー設計がしやすい

平屋は階段がないため、高齢者や小さいお子様がいるご家庭でも安心して暮らせるメリットがあります。さらに、コンパクトな平屋では部屋間の移動が少なく、段差をなくすバリアフリー設計も実現しやすいでしょう。

家族と会話しやすい

コンパクトな平屋はリビングを中心としたコンパクトな間取りであるため、家族が顔を合わせる機会が自然に増えるでしょう。いつでもどこにいても、家族の気配を感じながら過ごせます。
一方、コンパクトな平屋にはいくつかのデメリットもあります。

収納スペースが少ない

延床面積が小さいため、収納スペースの確保については工夫が必要です。持ち物を整理したり、デッドスペースを有効活用したりしましょう。また、壁面収納やロフトを活用するのもおすすめです。

プライバシーが守られにくい

部屋数が少なく、リビングを中心とした間取りであることから、個人のプライベートな空間をつくりにくくなる点もデメリットといえます。プライベートな空間を確保できる個室や、音の配慮を求めるときには工夫が必要にです。

家づくりに関して疑問を感じる若い夫婦
写真④家づくりに関して疑問を感じる若い夫婦.jpg 89 KB
一般的な平屋は、広々とした空間でゆとりある暮らしを実現できる一方で、コンパクトな平屋は最小限で機能的な暮らしを目指す方にぴったりです。コンパクトな平屋はどのようなライフスタイルの方に向いているのか、具体的な例をご紹介します。
コストを抑えて無理なく家を建てたいと考えている方にとって、コンパクトな平屋はとても魅力的です。とくに、子どもが小さいうちは広さよりも家事動線や安全性を重視した間取りが適しているため、コンパクトな住まいが暮らしに合います。
定年後の生活や子どもが独立した後の暮らしを見直すなかで、コンパクトな平屋に建て替える方も増えています。ワンフロアで段差が少なく、バリアフリー設計にしやすいため、体に負担の少ない住まいを求めるシニア世代におすすめです。掃除やメンテナンスなどお手入れもしやすく、必要最小限の空間で落ち着いた暮らしを楽しめます。郊外に土地を購入し、静かに暮らしたいというニーズにも対応できます。
「モノを持たず、シンプルに暮らしたい」という志向の方と、コンパクトな平屋との相性は非常に良いでしょう。無駄なスペースを省き、必要なものだけで暮らす生活スタイルは、まさにコンパクトな住まいの良さを最大限に活かせます。また、ローンの負担を減らしたり、光熱費・固定資産税などのランニングコストを抑えたりできるのも大きな魅力です。限られた空間をおしゃれに、そして心地良く過ごしたい方に向いている住まいです。

黒板に書かれたポイントの文字と電球のイラスト
写真⑤黒板に書かれたポイントの文字と電球のイラスト-min (1).jpg 76.34 KB
小さい平屋であっても、設計の工夫次第で快適な暮らしを実現できます。ここでは、取り入れたいポイントや工夫を具体的にご紹介します。
小さい平屋では、視覚的な広さを感じさせる設計がポイント。吹き抜けや高天井、オープンな間取りにすることで開放感を演出できます。ほかにも、自然光を取り入れる設計も効果的です。

>>参考コラム:天井を高くするメリットとデメリットは?天井高の決め方や施工事例もご紹介
限られたスペースでは、モノを見せない収納が空間をすっきり見せるポイントです。例えば、リビングに間取りに合わせた造作収納(ぞうさしゅうのう)をつくり、生活感を隠してすっきりとした印象に見せるのもオススメです。その他にも、玄関にシューズクローク、キッチンにパントリーを設けるなどの収納計画が大切です。また、家電やゴミ箱を隠す工夫を取り入れることで、より整理整頓された空間を演出できるでしょう。

>>参考コラム:注文住宅にパントリーは必要?収納上手になれるコツと設置する際のポイントも
外(屋外)とのつながりをつくることで、視覚的な空間の広がりを生み出せます。例えば、ウッドデッキやテラスを設けることで、内と外が一体化し、リビングが広がったような感覚に。大きな掃き出し窓を採用して光と風を取り込み、庭や緑を感じながら過ごせる空間づくりもおすすめです。
コンパクトな家は、もともと空間が小さいため、冷暖房効率が良いというメリットがあります。さらに断熱性能や気密性能を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい、一年を通して快適な室温を保ちやすくなるでしょう。住宅性能の向上は、光熱費の削減にもつながります。

>>参考コラム:高性能住宅で叶える!夏涼しく・冬暖かい快適な家づくりとは?
ここからは、機能性とデザイン性を両立させた、コンパクトな平屋のR+house施工事例を見ていきましょう。ここでは、家族構成の異なる2つの事例をご紹介します。

大きな窓から庭へ出て楽しげな様子の親子3人と愛犬
写真⑥大きな窓から庭へ出て楽しげな様子の親子3人と愛犬.jpg 166.2 KB
無駄を削ぎ落とした美術館のような外観が目を惹く、埼玉県にある注文住宅。家族3人と愛犬がのびのび暮らせる開放感と機能性を両立する、延床面積約25.54坪(84.46㎡)のコンパクトな平屋です。
大きな掃き出し窓で開放感のあるリビングダイニング
写真⑦大きな掃き出し窓で開放感のあるリビングダイニング.jpg 104.25 KB
中庭や大きな掃き出し窓から差し込む自然光が、空間に広がりと安らぎをもたらします。部屋のいたるところに造作家具・収納を多く取り入れ、生活感をなくす工夫がされています。
冷蔵庫をパントリーに収め生活感を減らしたモノトーン基調のキッチン
写真⑧冷蔵庫をパントリーに収め生活感を減らしたモノトーン基調のキッチン.jpg 93.24 KB
玄関から直接アクセスできる裏動線のあるキッチンは、買い物の後もスムーズです。無駄のない、裏動線がとても魅力的。冷蔵庫はキッチンの右奥のパントリーに収められ、リビングから家電が見えない工夫がされています。
グレーの壁にフローリングが映える子ども部屋
写真⑨グレーの壁にウッド調のフローリングが映える子ども部屋.jpg 113.18 KB
将来の子ども部屋は、現在はセカンドリビングとして活用しています。仕切り壁を設けていないため、広さにゆとりが生まれ、多用途に使える空間です。小さな平屋だからこそ、家族の距離も近く、温もりある時間をつくることができます。暮らしやすさと予算のバランスが取れた、等身大の家づくりを目指す方におすすめです。

>>施工事例:埼玉県所沢市「愛犬と暮らす 開放感のある美術館のような家」

>>参考コラム:20坪台の間取り事例をご紹介!注文住宅で取り入れたい工夫や注意点とは?

ファザードに極力窓を無くして⽣活感を減らしたデザインの外観
写真⑩ファザードに極力窓を無くして⽣活感を減らしたデザインの外観.jpg 272.24 KB
延床面積約22坪のコンパクトな平屋は、「本当に必要なもの」だけを選び抜いた洗練された住まいです。外観は極力窓をなくし、生活感が出ないようなデザインを選びました。
壁一面を窓にした開放感のあるLDK
写真⑪壁一面を窓にした開放感のあるLDK.jpg 174.61 KB
LDKの壁一面は全て窓になっており、開放感抜群の空間です。木々の揺れる音や鳥のさえずりなど、大きな窓から差し込む光が、日常に安らぎをもたらします。
板張りの下がり天井がアクセントになっている黒のスタイリッシュなキッチン
写真⑫板張りの下がり天井がアクセントになっている黒のスタイリッシュなキッチン.jpg 69.81 KB
木のぬくもりを感じる板張りの下がり天井がアクセントとなっているキッチンです。家電や収納もおしゃれなデザインを選ぶことで、生活感が出ないスタイリッシュな空間を演出しています。広さではなく、心のゆとりを重視した平屋は、セカンドライフを楽しむご夫婦にぴったりの住まいです。コンパクトでも、自然と共にある上質な暮らしは、想像以上の豊かさを与えてくれます。

>>施工事例:長野県小諸市「非日常を愉しむ美術館のような家」

>>参考コラム:注文住宅のキッチンをおしゃれにするには何が必要?ポイントや実例を紹介
今回は、コンパクトな平屋の特徴やメリット・デメリット、そして快適に暮らすためのポイントや取り入れたい工夫をご紹介しました。R+houseネットワークの工務店は、全国で数多くの注文住宅を手掛けています。お施主様の理想的な家を建てるために、高い住宅性能と個性あふれるデザインを両立した家づくりを行っています。「注文住宅で自分たちらしい家を建てたい」「平屋に住みたい」「小さい家で快適に暮らしたい」と考えている方は、ぜひお近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。各地で開催している個別相談会や家づくり勉強会なども随時受付中です。お気軽にご予約ください。

>>R+houseで叶えた高性能でおしゃれな平屋を見てみよう!施工事例はこちら

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