鹿児島県の注文住宅の建築相場とは?
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写真①【鹿児島県】城山公園展望台から見た桜島-min.jpg 49.93 KB鹿児島県で注文住宅を建てるには、どの程度費用がかかるのでしょうか。住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」では、2024年度の都道府県別の建築相場費用が確認できます。
鹿児島県でフラット35を利用して、土地付き注文住宅を購入した人の平均建設費は、約3,126万円でした。敷地面積325.6㎡(約98.5坪)、住宅面積103.3(約31.2坪)です。また、フラット35を利用して注文住宅のみを購入した方の平均建設費は約3,295万円で、敷地面積393.7㎡(約120坪)、住宅面積106.2㎡(約32坪)です。
このことから、鹿児島県の注文住宅の建築相場は、約31坪の住宅で約3,100~3,300万円前後かかると言えるでしょう。参考元:住宅金融支援機構|2024年度集計表
 
地価公示価格から見る鹿児島県の坪単価とは?
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写真③街中の売地.jpg 97.04 KB鹿児島県の土地坪単価は、国が毎年公表している地価公示価格が参考になります。
鹿児島県全体で住宅地における、2025年の地価公示価格平均は147,775円/坪(44,702円/㎡)です。鹿児島県の市町村別に、住宅地の地価公示価格を高い順にまとめました。
鹿児島市:313,412円/坪(94,807円/㎡)
奄美市:278,677円/坪(84,300円/㎡)
大島郡瀬戸内町:111,570円/坪(33,750円/㎡)
大島郡徳之島町:99,173円/坪(30,000円/坪)
姶良市:97,454円/坪(29,480円/㎡)
霧島市:64,531円/坪(19,520円/㎡)
薩摩川内市:58,499円/坪(17,696円/㎡)
県庁所在地である鹿児島市、離島の奄美市の地価平均価格は県平均を大きく上回っています。鹿児島県内35市町のうち、2025年に住宅地で地価が上昇したのは、鹿児島市、奄美市、姶良市、大島郡の瀬尾内町、龍郷町、西之表市です。その他の市町村は下落が続き、都市部と地方で二極化していることがわかります。
そこで、鹿児島県のR+houseネットワークの工務店の施工エリアを中心に、いくつかの地点の地価公示を以下の表にまとめました。ご希望のエリアの土地探しの参考にしてみてください。
| 所在地 | 最寄駅・距離 | 坪単価 | 
| 鹿児島市西田2丁目 | 鹿児島中央・500m | 895,868円/坪(271,000円/㎡) | 
| 鹿児島市小松原2丁目 | 谷山・930m | 406,612円/坪(123,000円/㎡) | 
| 鹿児島市宇宿3丁目 | 宇宿・370m | 390,083円/坪(118,000円/㎡) | 
| 鹿児島市伊敷台6丁目 | 鹿児島中央、6,700m | 291,240円/坪(88,100円/㎡) | 
| 鹿児島市永吉3丁目 | 鹿児島中央・2,700m | 264,132円/坪(79,900円/㎡) | 
| 鹿児島県鹿児島市吉野町 | 鹿児島・5,400m | 131,570円/坪(39,800円/㎡) | 
| 姶良市宮島町 | 帖佐・1,100m | 132,562円/坪(40,100円/㎡) | 
| 姶良市加治木町反土字萩原馬場 | 加治木・1,200m | 91,901円/坪(27,800円/㎡) | 
| 霧島市国分中央2丁目 | 国分・1,100m | 124,628円/坪(37,700円/㎡) | 
| 霧島市隼人町姫城1丁目 | 日当山・800m | 87,934円/坪(26,600円/㎡) | 
| 薩摩川内市大小路町字岩同 | 上川内・1,800m | 101,818円/坪(30,800円/㎡) | 
| 薩摩川内市宮崎町 | 隈之城・2,000m | 65,455円/坪(19,800円/㎡) | 
 
鹿児島県の平均年収を踏まえた理想的な住宅のコストとは?
 写真④COSTと書かれたブロックと人形とコイン-min.jpg 28.07 KB
写真④COSTと書かれたブロックと人形とコイン-min.jpg 28.07 KB注文住宅は、自己資金と住宅ローンを併用して購入する方がほとんどでしょう。多額の費用がかかるため、家計と家づくりにかかるコストのバランスが重要になります。ここからは、鹿児島県の平均世帯年収と年収を踏まえた理想的なコストについて解説します。
 
鹿児島県の平均世帯年収
理想的な住宅の予算を考える上で、まずは鹿児島県の平均世帯年収を見てみましょう。
LIFULL HOME’S住まいインデックスのデータでは、鹿児島県の平均世帯年収は402万円とされています。
また、住宅支援機構「フラット35利用者調査」によると、2024年度に鹿児島で土地付き注文住宅を建てた方の中央値となる世帯年収は約565万円、平均世帯年収は約626万円でした。このことから、鹿児島県の平均世帯年収は400~550万円と言えるでしょう。
年収を踏まえた住宅ローンの目安
「年収に対してどれだけ住宅ローンを借りられる?」というときに、目安となるのが年収倍率です。年収倍率は、住宅の取得にかかる総コストを世帯年収で割って、住宅に年収の何倍の費用がかかるのかを表した値のことを指します。
無理なく返済できる住宅ローンの借入額は、一般的に年収の5~7倍が目安とされます。2024年度の「フラット35利用者調査」によると、土地付き注文住宅を購入した方の年収倍率の全国平均は7.5倍でしたが、鹿児島県の年収倍率の平均は7.0倍です。鹿児島県でフラット35を利用した世帯年収の中央値は約565万円で、この7.0倍は約3,955万円になります。鹿児島県で家づくりをする際の目安としてみてください。
参考元:住宅金融支援機構|2024年度集計表
 
無理のないローン返済額
最長で35年の住宅ローンを利用した家づくりでは、月々の計画的な返済を考えなくてはなりません。年収に対する年間のローン返済額は、返済負担率と呼ばれます。返済負担率は以下のように求めます。
返済負担率=年間ローン返済額÷年収×100金融機関は30~40%を返済負担率の目安として、ローンの借入上限金額を決めることが多いとされています。
しかし、無理なくローンを返済したい場合は、一般的には返済負担率を25~30%にするのが理想ですが、昨今の資材高騰のあおりを受け、30%前後が現実的です。2024年度にフラット35を利用し、土地付き注文住宅を建てた方の返済負担率の平均は、全国26.8%、鹿児島県25.8%と、無理のない範囲で住宅ローンを組んでいることがわかります。
実際に、具体的な数字で見てみましょう。以下は、28%と30%の返済負担率に、年収ごとの月々の住宅ローンの返済額と借入可能額をまとめた目安の表です。35年ローン(ボーナス加算なし)、金利年1.5%で試算しています。
<返済負担率28%>
| 年収 | 月々の返済額の目安 | 借入可能額の目安 | 
| 400万円 | 9.3万円 | 3,048万円 | 
| 500万円 | 11.7万円 | 3,810万円 | 
| 600万円 | 14.0万円 | 4,572万円 | 
<返済負担率30%>
| 年収 | 月々の返済額の目安 | 借入可能額の目安 | 
| 400万円 | 10.0万円 | 3,266万円 | 
| 500万円 | 12.5万円 | 4,082万円 | 
| 600万円 | 15.0万円 | 4,900万円 | 
住宅ローンの金利や返済期間によって、総予算は異なります。R+houseネットワークの工務店では、家づくり勉強会や個別相談会で、資金計画の立て方のポイントやご相談を承ります。お気軽にご参加ください。
参考元:住宅金融支援機構|2024年度集計表参考元:住宅保証機構株式会社|住宅ローンシミュレーション
鹿児島県の家づくりで大切なポイントとは?
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写真⑤ポイントを伝えるビジネスウーマン-min.jpg 76.43 KBここからは鹿児島の気候を考慮した、家づくりのポイントを紹介しましょう。
 
断熱性・気密性の確保
鹿児島は南北およそ590km、東西およそ272kmに及ぶ広い県土を持つ県です。気候は温帯から亜熱帯に属し、年間平均気温は約15~19度、年間平均降水量は2,500mm。温暖で雨の多い気候です。近年では夏の最高気温が35℃を上回る地域もあり、夏の厳しい暑さや強い日差しには警戒が必要です。また、県北部には1月の平均気温が氷点下1.2℃の地域もあり、北部と南部で気候が異なります。北部では冬の寒さにも気をつけなければなりません。
このような気候の特徴を踏まえ、鹿児島の家づくりでは、高い断熱性や気密性を確保することが重要です。断熱性が高く、気密性が高い住宅は、室内外の熱が伝わりにくいかつ逃げにくいため、冷暖房効率を高めて快適な暮らしを実現できます。またエネルギー効率もよくなり、光熱費を削減できます。
R+houseの工務店では、国の省エネ基準を大きく超えた断熱性能を標準仕様にしています。厳しい気候のなかでも、快適に暮らせる家づくりをしてみませんか?
参考元:気象庁|鹿児島(鹿児島県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素>>参考コラム:注文住宅を建てるなら性能が重要!住宅性能の種類からメリットまで解説
シロアリ対策
鹿児島は高温多湿な気候から、シロアリが多く生息している地域。県内ではヤマトシロアリやイエシロアリに加え、ダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリの被害も確認されています。
鹿児島県では家づくりにおいてもシロアリ対策が欠かせません。新築時の防蟻工事はもちろん、定期点検による薬剤の再散布など長期にわたって家を守れるように対策を講じましょう。
参考元:鹿児島県|シロアリ対策
台風対策
地震対策
鹿児島では南海トラフ巨大地震や、日奈久断層帯、甑断層帯、市来断層帯、などで大規模な地震被害の懸念があります。内閣府の南海トラフ巨大地震モデルのうち、県内で最も被害が大きいケースでは、全壊する建物が最大14,200棟に及び、半壊する建物は44,400棟とされています。また南九州に位置する特性から、南海トラフよりも南に位置する海溝型地震にも警戒が必要です。このように鹿児島県の家づくりでは、地震対策も重要なポイントと言えます。
R+houseの工務店では、柱や部材などにかかる力をひとつずつ考慮した構造計算を行い、耐震等級2~3を確保した住宅を標準仕様にしています。安心して暮らすために、耐震性の高い住宅を選ぶのがおすすめです。
参考元:鹿児島県|被害シナリオ No.1 鹿児島県全体:⑦南海トラフ>>参考コラム:耐震等級が高い住宅のメリットとは?地震対策の3つの工法についても紹介
 
鹿児島県の家づくりでコストを抑えるポイントとは?
 写真⑥コストダウンの単語と下降する矢印と棒グラフ .jpg 117.29 KB
写真⑥コストダウンの単語と下降する矢印と棒グラフ .jpg 117.29 KB家づくりには建物のみならず、土地にも諸費用がかかります。快適に暮らすために建物の性能を確保したい場合は、土地にかかる費用を抑える必要があるでしょう。
家づくり全体のコストから、建てたい住宅の建設費と諸費用を引いた価格で購入できる土地を選ぶと予算内に収めやすくなります。鹿児島では鹿児島市中心部と郊外とで価格の二極化が進んでいます。鹿児島中央駅周辺などで価格が高騰しているところもありますが、少し郊外へ目を向けると、手ごろな価格の土地が見つかりやすいでしょう。利便性の高さを重視する場合は、狭小地や変形地を選ぶとコスト削減になります。また建物をシンプルな構造にして、住宅設備を変更することもコストを抑えるコツです。
R+houseの工務店では、建築家が土地の特徴を踏まえて住宅を設計します。桜島が見える家にしたい、周囲の視線を遮りたいなど、お施主さまの希望を盛り込んで、理想の家づくりをお手伝いします。
 
鹿児島県で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ!
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写真⑦熊本県_キッチンの横に繋がるダイニング.jpg 163.61 KBR+houseネットワークの工務店では、高い断熱性や気密性、耐震性を確保した高性能住宅を提供しています。また設計デザインを建築家が手掛けているので、世界にひとつの家づくりが叶えられるのです。建築材料の仕入れや寸法ルール、施工管理を徹底し、コスト削減に向けて努力することで、多くの人が手の届く価格での家づくりにこだわっています。ご興味を持たれた方は、ぜひお近くのR+houseネットワークの工務店までお気軽にお問い合わせください。
>>鹿児島県で建てるコストパフォーマンスに優れた注文住宅!R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら