富山県で注文住宅を建てるにはいくら必要?
写真②お金のことを考える夫婦 -min.jpg 69 KB注文住宅を建てる際に必要なお金は「土地取得費用」と「建築費」です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
富山県の土地取得相場
まずは、土地取得費の平均を富山県・全国平均・北陸地方で比較しました。なお、価格は「2024年度 フラット35利用者調査」を参考に計算しています。
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敷地面積 |
土地取得費 |
富山県 |
約74.7坪(247.0㎡) |
710万円(坪単価:約9.5万円) |
全国 |
約76坪 (251.2㎡) |
1,495万円(坪単価:約19.7万円) |
北陸地方 |
約77.9坪(257.5㎡) |
846万円(坪単価:約10.9万円) |
富山県の坪単価は約9.5万円と、全国平均の坪単価約19.7万円や北陸地方の平均坪単価約10.9万円に比べて安い傾向にあります。土地の広さを示す敷地面積は若干狭いものの、全国や北陸地方の平均とほとんど変わりません。富山県では、平均的な広さの土地をリーズナブルに取得しやすい点が魅力でしょう。そのため、富山県は広い敷地を希望する人や、庭や駐車スペースをしっかりと確保したい方にとって、コストパフォーマンスに優れた地域といえます。土地の価格を抑えられる分、建物の仕様や内装にお金をかけることも可能になるでしょう。
参考元:住宅支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表
富山県の建築費相場
写真③計算機と家と円マーク.jpg 84.71 KB続いては、同じく「2024年度 フラット35利用者調査」を参考に、全国・北陸地方と比較した富山県の建築費用の相場をチェックしていきましょう。
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住宅面積 |
建設費 |
富山県 |
約33.4坪(110.4㎡) |
3,134万円(坪単価:約93.9万円) |
全国 |
約33.6坪(111.1㎡) |
3,512万円(坪単価:約104.5万円) |
北陸地方 |
約33.5坪(110.8㎡) |
3,219万円(坪単価:約96.1万円) |
住宅面積は住居として使用する部分の床面積の合計のこと。二階建て住宅であれば一階と二階の床面積を合わせます。
富山県の住宅面積は、全国や北陸地方の平均と比べてもほとんど差がありません。また、富山県の建築費用は、全国・北陸地方の平均から見ると坪単価が安い傾向にあります。敷地面積のデータと合わせると、富山県では土地取得費用・建築費用の両方が全国や北陸地方の平均よりも安価であることがわかります。そのため、総費用を抑えつつ、希望する広さや間取りの家を建てられる可能性が高くなり、注文住宅を検討するうえで大きなメリットとなるでしょう。
参考元:住宅支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表>>参考コラム:注文住宅の坪単価とは?坪・㎡(平米)の広さの目安を解説!
富山県で注文住宅を建てるための費用は約4,600万円
注文住宅を取得するためには、土地取得費と建築費に加えて、登記費用や各種税金・手数料、外構工事費用などの諸費用が必要になります。諸費用は一般的に、土地・建物の合計金額の10~20%程度を考えておくと良いでしょう。富山県の平均で計算すると、土地取得費710万円と建築費3,134万円の合計が3,844万円です。ここに諸費用が20%かかると仮定した場合、約768万円上乗せになります。つまり、合計で約4,600万円前後を用意しておくと安心でしょう。
ただし、建物の仕様や土地の条件によって費用は変動するため、あくまで目安としてお考えください。地盤改良が必要な場合や住宅設備にこだわると、さらに予算が膨らむ可能性があります。
>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!
富山県で注文住宅を建てる際の予算は?
写真④住宅ローンに悩む男性とお金、通帳、電卓のイラスト-min.jpg 82.58 KB注文住宅を購入する際は、多くの人が住宅ローンを活用するのではないでしょうか。世帯年収別に住宅取得にかかる費用の目安をお伝えします。また、住宅ローンの返済額の目安もまとめたのでチェックしてください。
富山県の世帯年収と予算の目安
一般的に注文住宅を建てる際の予算の目安は、年収の6~8倍とされています。年収別に予算の目安を一覧にしました。
年収 |
予算の目安 |
400万円 |
2,400~3,200万円 |
500万円 |
3,000~4,000万円 |
600万円 |
3,600~4,800万円 |
700万円 |
4,200~5,600万円 |
800万円 |
4,800~6,400万円 |
900万円 |
5,400~7,200万円 |
1,000万円 |
6,000~8,000万円 |
「2024年度 フラット35利用者調査」によると、富山県で土地付き注文住宅を建てた方の世帯年収の平均は732.7万円です。ここから計算すると、平均年収の6倍は4,396.2万円、8倍は5,861.6万円となります。このことからも、先述した富山県で注文住宅を建てるのに必要な金額である4,600万円は、平均的な世帯年収の方にとって、現実的な金額だといえるでしょう。この目安を参考に、無理のない予算計画を立てることが大切です。
参考元:住宅支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表
月々のローン返済額の理想は?
写真⑤家とローンと書かれた積み木 -min.jpg 24.54 KB金融機関では、一般的に住宅ローンの返済比率の上限額を年収の30~35%に設定している場合が多いです。ただし返済負担率は低いほど、家計への負担は少なくなります。
そのため住宅ローンの返済比率は25%以下に抑えるのが望ましいでしょう。しかし、昨今の資材高騰を考えると30%程度が現実的と言えます。なお富山県の返済率の平均は22.7%と他県に比べると低く、一カ月あたりの予定返済額は11.6万円となっています。
上記はあくまでも平均的な金額です。子どもの学費や夫婦の老後資金など、将来必要になるお金はライフスタイルによってさまざま。住宅ローンは長期間にわたって返済していくものなので、将来を見越して無理のない返済計画を立てましょう。
R+houseネットワークの工務店では、ライフプランシュミレーションというツールを活用し、住宅ローンの相談も承っています。お施主様のライフスタイル、子どもの教育資金、夫婦の老後資金の計画立てのお手伝いをします。
>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説>>参考コラム:【保存版】住宅ローン完全攻略ガイド!金利タイプやシミュレーションも
富山県で注文時住宅を建てる際に削ってはいけないポイントは
写真⑥下線を引いたポイントの文字-min.jpg 65.88 KBデザインや性能にこだわると、ついつい予算オーバーになってしまうことも。しかし、コスト削減のために必要な性能を削った結果、住みにくい家になると本末転倒です。富山県で注文住宅を建てる際に気を付けたいポイントをご紹介します。
断熱性・気密性
富山県の山間部は世界でも有数の豪雪地帯です。8月の平均気温は26.9℃、1月の平均気温は3.0℃と冬は特に厳しい寒さに。
ヒートショックのリスクが高まるため、住宅の断熱性・気密性を高める必要があります。R+houseネットワークの工務店の注文住宅は、独自の断熱下地材の「R+パネル」を使用。優れた断熱性はもちろん、防火性や耐久性も兼ね備えています。また、家の中で最も熱が出入りする窓は、地域や窓の方角に合わせたガラスを選んで断熱性能を高めています。
>>参考コラム:高性能住宅で叶える!夏涼しく・冬暖かい快適な家づくりとは?
太陽光システム
雨や雪のイメージが強い北陸地方ですが、富山県は秋季にかけて移動性高気圧に覆われ晴れの日が多い傾向に。そこで注目なのが太陽光発電です。
設置費用がかかるものの、電気代が安くなりランニングコストを抑えられます。R+houseネットワークの工務店では、太陽光パネルを搭載した「ZEH住宅」を推進しています。ランニングコストが安くなるだけでなく、余った電気を売って収益化も可能に。メリット・デメリットを丁寧にお伝えし、太陽光パネルが敷地の条件を満たすかを確認させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。
参考元:富山地方気象台|富山県の気象>>参考コラム:ZEHとは?ZEH注文住宅のメリット・デメリットや制度も詳しく解説
富山県で注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお声がけください!
写真⑦埼玉県_木目のダイニングキッチンと畳スペース.jpg 175.75 KB注文住宅を建てるには、年収に合わせた資金計画が必要です。無理なく返済できる金額がいくらなのか、ライフスタイルに合わせて計画。富山県で注文住宅を建てる際は、断熱性や気密性に加え太陽光パネルの設置も検討すると良いでしょう。
R+houseネットワークの工務店では、モデルハウス見学会やおうちのギモン個別相談会を実施しています。富山県で注文住宅を考えている方はぜひお近くの工務店までご連絡ください。
>>富山県で建てられる、高性能で手の届く価格の注文住宅とは?R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら