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注文住宅の基礎知識

和歌山県の注文住宅の建築相場と坪単価まとめ!年収に合った家づくりをご紹介

更新日 2025.10.29 / 公開日 2024.08.20
#注文住宅 #一戸建て #新築 #コスト

一生に一度の家づくりなら、後悔なくこだわりを詰め込みたいと考えている方は多いでしょう。しかし、こだわりを追及するほどコストがかさむのも事実です。地域の建築相場や土地価格の相場をチェックしながら、自分の年収に合った無理のない資金計画を立てることが重要です。そこで今回は和歌山県の注文住宅の建築相場や坪単価を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

プライベートテラスのある家
目次
家とお金
写真②家とお金-min.jpg 80.86 KB
和歌山県の注文住宅の建築相場はどれくらいでしょうか。住宅金融支援機構が発表している利用者調査によると、2024年度に和歌山県でフラット35を利用し、土地付き注文住宅を建てた方の平均建設費は約3,455万円でした。一方、土地を既に所有しており、注文住宅のみを建てた方の平均建設費は約3,536万円となっています。

和歌山県において、2024年度フラット35を利用した方の平均住宅面積は、土地付き注文住宅で34.21坪(113.1㎡)、注文住宅のみで33.03坪(109.2㎡)です。これらの結果から、和歌山県における注文住宅の建築相場は約33~34坪の住宅で3,400~3,500万円前後と推測できます。全国平均の建築相場が約34~36坪の住宅で3500~3900万円前後のため、これらを比較すると、和歌山県の建築費用は全国平均よりやや安価な傾向であることが分かります。この傾向は、和歌山での住まいづくりを検討している方にとって大きなメリットといえるしょう。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表
空地と電卓
写真③空地と電卓.jpg 91.14 KB
国土交通省は一般の方の土地取引や資産評価の目安となる、地価公示価格を公表しています。2025年の地価公示価格の平均は、和歌山県全体で坪単価139,504円(42,200円/㎡)でした。一方、和歌山市の住宅地の地価公示価格の平均坪単価は204,628円(61,900円/㎡)です。主要駅からの距離や街の規模、利便性に応じて地価には大きな開きがあるのが実情で、中心部と郊外では、坪単価に差があります。以下に主な地点の詳しい地価公示価格をまとめたので、参考にしてみてください。

所在地 坪単価 最寄り駅 最寄り駅からの距離
和歌山市美園町2丁目 581,818円(176,000円/㎡) 和歌山 400m
和歌山市芝ノ丁 515,702円(156,000円/㎡) 和歌山市 1,900m
和歌山市太田字神ノ畔 462,810円(140,000円/㎡) 日前宮 500m
田辺市南新万 363,636円(110,000円/㎡) 紀伊田辺 1,100m
和歌山市鷹匠町4丁目 321,322円(97,200円/㎡) 宮前 1,900m
田辺市神島台 248,264円(75,100円/㎡) 紀伊新庄 2,100m
海南市重根東1丁目 232,066円(70,200円/㎡) 海南 3,600m
和歌山市鳴神字奥嶋 229.752円(69,500円/㎡) 日前宮 1,900m


和歌山県の地価は、最寄り駅からの距離や地域にかかわらず、いずれの地点でも上昇傾向が続いています。今後も地価の動向には注目が必要です。

参考元:和歌山県|令和7年 地価公示に係る公表資料 
※令和7年公示価格及び対前年変動率一覧(PDF)参照
参考元:国土交通省|不動産ライブラリ

>>参考コラム:注文住宅の坪単価とは?坪・㎡(平米)の広さの目安を解説!
世帯収入と書かれたブロックとコイン
写真④世帯収入と書かれたブロックとコイン-min.jpg 90.21 KB
2024年度のフラット35利用調査によれば、和歌山県で土地付き注文住宅を建てた方の平均年収は約458万円です。世帯年収では、平均が約579万円、中央値は約529万円でした。これらを踏まえ、世帯年収約500万円の世帯は住宅ローンがいくら組めるか、また適正な家のコストはいくらなのかを考えてみましょう。

住宅ローンの借入額は、年収倍率や返済負担率を目安に考えます。年収倍率とは、住宅購入額が世帯年収の何倍かを示す指標です。2024年度のフラット35利用調査によれば、和歌山県で土地付き注文住宅を購入した方の平均年収倍率は7.7となっており、全国平均の7.5よりも大きくなっています。

返済負担率は一年間に返済する金額が年収のどの程度を占めるか表した比率です。年間の返済額合計を現時点での年収で割り、100をかけることで算出できます。和歌山県の返済負担率は26.9%で、全国平均の26.8%に近い数字となっています。返済負担率の理想は、手取り収入の20~25%と言われており、返済負担率が20%であれば、ゆとりをもって生活ができるでしょう。世帯年収500万円の場合、返済負担率が20~25%で借入期間30年あれば、家のコストを計算すると以下のとおりです。

年収500万円×返済負担率20%=100万円/年×30年
年収500万円×返済負担率25%=125万円/年×30年

そのほか、頭金や住宅ローンの金利などで金額の変動はありますが、おおよそ3,000~3,750万円となります。和歌山県の平均的な家庭では、3,000~3,750万円を家にかけるコストの目安にするといいでしょう。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表
指し棒を持ちポイントを解説・説明するビジネスマン
写真⑤指し棒を持ちポイントを解説・説明するビジネスマン-min.jpg 39.88 KB
「住宅ローンは限度額いっぱいまで借りた方がいいのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、支払いに余裕がなければ、ライフイベントの変化などに対応しきれず、返済が難しくなるケースもあります。

年収に応じて適正な住宅ローン返済額を意識しましょう。年収500万円の家庭であれば、年間負担率20~25%でボーナス払いなしの場合、月々の返済額は8~10万円になります。手取り収入や家族のライフスタイルを考えながら、無理な返済とならないように借入をしましょう。

>>参考コラム:住宅ローンはどの金利タイプを選ぶべき?特徴やメリット・デメリットを紹介
ノートに電球とポイントの単語
写真⑥ノートに電球とポイントの単語.jpg 73.28 KB
ここからは和歌山県の注文住宅で大切にしたいポイントや、コストを抑える方法を紹介します。
和歌山県は東海・東南海・南海3連動地震や、南海トラフ巨大地震によって、大きな被害が想定されている地域です。和歌山県が公表している地震被害想定によると、南海トラフ巨大地震発生時は沿岸部の多くの地域で最大震度6強~7の被害が想定されています。内陸部も大部分が震度6弱の想定です。

そのため地震への備えは大切にしたいポイント。R+houseネットワークの工務店が手がける住宅は、許容応力度計算による耐震等級3を目指せるため、地震に強い家づくりを望む方におすすめです。

参考元:和歌山県|南海トラフで発生する地震とは?

>>参考コラム:耐震等級が高い住宅のメリットとは?地震対策の3つの工法についても紹介
和歌山県の気候は北部と南部で特徴が異なります。北部は年間を通して天気や湿度が安定している瀬戸内海式気候。南部は黒潮の影響から温暖で、台風の影響が受けやすく降水量が多い太平洋岸式気候です。日照時間が長く、夏は比較的涼しく、冬は暖かく過ごしやすい地域です。

しかし、気象庁の和歌山地方気象台によると、和歌山県にも地球温暖化の影響によって気候変動が起きているといえるでしょう。和歌山県では100年ごとに年平均気温が約1.5℃上昇しており、1990年代以降は熱帯夜となる日数も増えてきているのです。将来的にも和歌山県の平均気温は上昇し、猛暑日や熱帯夜の日数が増え、冬日は減ると予想されています。

そのため和歌山県の家づくりで注目したいポイントは、少ないエネルギーでエアコンを効率良く使える断熱性に注目したいところです。断熱性の高い家ではエネルギー効率が良く、光熱費が節約できます。部屋ごとの温度差が少ないため、温度差によるヒートショックの健康被害を防げることもメリットのひとつです。

また気候の特徴を生かして夏の日射を遮り、冬は日射を取り込む、パッシブデザインを取り入れるのもおすすめです。R+houseネットワークの工務店では、国の省エネ基準やZEH基準といった断熱性能の基準を大きく超えた、民間の省エネ規格HEAT20に対応し、夏涼しく、冬暖かく過ごせ、快適で健康的に過ごせる住宅を目指しています。

参考元:和歌山県|和歌山県の地勢と気候
参考元:気象庁 和歌山地方気象台|地球温暖化について

>>参考コラム:注文住宅の断熱性能はなぜ必要?3つのメリットを解説!
和歌山県で注文住宅のコストを抑えるには、土地選びが鍵となります。特に、土地の取得費用が比較的安価であるというメリットを最大限に活用しましょう。
2024年度のフラット35利用者調査によると、和歌山県で土地付き注文住宅を購入した方の土地取得費の平均は、約849万円でした。これは大阪府の約2,193万円や全国平均の約1,495万円と比べるとかなり安価です。この地価の安さを活かせば、土地代を抑えた分、建物に費用をかけることができ、設備のグレードアップや建物の規模を大きくすることも可能です。
手頃な土地を選ぶことで、暮らしの選択肢も広がります。たとえば、郊外の広々とした土地を選べば、家庭菜園を楽しめる広い庭や、駐車スペースを確保できるなど、都心では難しいゆとりのある暮らしが実現します。また、立地のよい変形地や傾斜地は、個性的なデザインの家を建てることで、コストを抑えながら理想の住まいを手に入れられるでしょう。

R+houseでは、建築家が土地の特性を生かした設計デザインを手がけるため、変形地や狭小地でも快適に暮らせるような家づくりを実現できます。土地のデメリットをメリットに変えることで、デザインにこだわりたい方にも納得いただけるでしょう。まずは、土地の特性を最大限に活かす方法を専門家と相談するのがおすすめです。

参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2024年度集計表

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説
白い外壁に映える植栽
写真⑦長野県_白い外壁に映える植栽.jpg 393.2 KB
R+houseネットワークの工務店では、建築家が設計デザインを手がける、高断熱・高気密・高耐震の注文住宅を、予算に合わせた手の届く価格で提供しています。断熱性や気密性は国の省エネ基準を大きく上回る水準で、冷暖房の効率が良く、暑い夏も寒い冬も光熱費を抑えながら快適に暮らせます。家づくりにこだわりたいけど、コストが気になる方には、資金計画や土地選びからお手伝いいたします。家づくりで気になることがある方はぜひ、お近くのR+houseネットワークの工務店にお気軽にお問い合わせください。

>>和歌山県で無理のない予算で建てられる、R+houseネットワークのコストのしくみについてはこちら

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