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中庭でトトノウ家

R+houseネットワークの施工事例から、今回は中庭でトトノウ家をご紹介します。

この住宅は猫と暮らしながら、サウナを楽しむための住宅です。計画地は旗竿敷地の奥に位置しており、周囲は住宅が立ち並んでいます。このような環境でプライベートな中庭を作ることで、サウナを楽しみながら中庭でトトノウ住宅を作りたいと考えました。建物はほぼ総二階の箱型で中庭を包含した形になっており、プライバシーを確保するために注意深く開口部を設けることで一定の開放感を作り出しています。

2階には猫が外を眺められる大きな窓を計画しています。

玄関に入ると正面に中庭が見える大開口があり、奥行きのある明るい空間に迎えられる。中庭が見える明るい玄関は家具を置ける広い土間空間。

2階LDKはL型形状。キッチンはペニンシュラ型キッチン+ダイニング横並びの配置。中庭側の大きな窓と明るいリビング。

周囲の視線をカットし光を招き入れる2階リビング
2階には猫が外を眺められる大きな窓を計画しています。
プライベートな中庭ではサウナを楽しみながらリラックスした時間を過ごすことができます。

サウナと中庭の位置関係。プライバシーが確保された中庭でトトノウことができます。

サウナに座るとガラス越しに中庭が見えてデザインされた植栽を楽しむことができる。

ガラス張りの 本格的なプライベートサウナサウナ室から四季の移ろいを感じられる
プライベートな中庭ではサウナを楽しみながらリラックスした時間を過ごすことができます。
森田 淳平のプロフィール画像
建築家プロフィール
森田 淳平 | Morita Jumpei

建主と作り手の共同作業により、
世界でひとつだけの住宅が生まれます。

1974年 大阪府生まれ
1998年 東京理科大学理工学部建築学科卒業
2001年 早稲田大学大学院理工学研究科
              建設工学専攻建築学専門分野卒業
2001年-2003年 千葉学建築計画事務所
2003年-2004年 C+A 株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ
2005年-2006年 株式会社日建設計
現在 森田淳平建築設計事務所 主宰

趣味:音楽・ギター、美術館巡り、ドライブ

Architect Column

建築家 おススメ “ケンチク”

R+house登録建築家、石川 昂先生におススメ “ケンチク”を聞いてみました。

大きく広がる青い空と強い日差し、そして色彩あふれる街。メキシコの建築は、そんな風景の中にありました。マーケットには工芸品や果物、プロレスのマスクなどが並び、その土地ならではの環境がこの色彩を育んできたのだと感じました。ルイス・バラガン邸は、そんな街に素っ気なく建っています。一歩中に入ると、街で見た光や色彩が建築の中でより鮮やかに映ります。光と色彩が美しい建築として知られていますが、その魅力は街や風土と切り離しては語れないように思います。建築はその土地を歩いてから訪れると、見え方が少し変わります。身近な街や建築も、そんな視点で見てみると、新しい魅力に気づけるのかもしれません。
Architect:ルイス・バラガン
Location:メキシコ・メキシコシティ

メキシコの青い空と鮮やかな壁面。街の環境が建築の色彩をより印象的に見せてくれます。

直射日光を室内に入れない大開口。やわらかな光と庭の緑が、風土とのつながりを感じさせます。

メキシコで感じた光と色彩
石川 昂のプロフィール画像
建築家プロフィール
石川 昂 | Ishikawa Kou

人や環境に「ピッタリとあった住宅」が良い住宅と考えています。

1982年 神奈川県生まれ
2004年 日本大学理工学部建築学科 卒業
2005年 有限会社アーキテクチャー・ラボ
2016年 アーキテクチャー・ラボ石川昂建築設計事務所

趣味:料理、街あるき、お祭り(御神輿)、食事

Architect Column

建築家 おススメ “ライフ”

R+house登録建築家、山下 竜二先生におススメ “ライフ”を聞いてみました。

私は小さい頃から何かを作るのが好きで、大人になってからも引越しをするたびに、その家に合う家具などをDIYによって作ってきました。電気工事を自分で出来るように第二種電気工事士の資格を取ったり、安い古民家を購入して自分で改修したりといったこともしていました。

現在住んでいる家は貸店舗を自分で改修し、自宅兼店舗として利用しています。DIYをやればやるほど分かるのは、プロの技術力の高さです。どれだけ道具を揃えようと、プロほどのものは作れないなと気づきます。プロに任せられるのであれば、それが一番です。家づくりも一緒で、設計は設計のプロに、施工は施工のプロに任せるのが一番だなと思うのです。

DIYによる気づき
現在住んでいる家は貸店舗を自分で改修し、自宅兼店舗として利用しています。DIYをやればやるほど分かるのは、プロの技術力の高さです。どれだけ道具を揃えようと、プロほどのものは作れないなと気づきます。プロに任せられるのであれば、それが一番です。家づくりも一緒で、設計は設計のプロに、施工は施工のプロに任せるのが一番だなと思うのです。
山下 竜二のプロフィール画像
建築家プロフィール
山下 竜二 | Yamashita Ryuji

住む人が主人公の家をつくります。
あなたはこの世界の主人公です。
あなたが輝く人生を送るため私がサポートします。
世界に一つだけの物語を。
世界に一つだけの家を。

経歴
1988 北海道上ノ国町生まれ
2011 北海道工業大学建築学科 卒業
2013 北海道工業大学大学院建築工学専攻修士課程 修了
2013 建築設計事務所 勤務
2016 山下竜二建築設計事務所 設立

賞歴
2018 (仮称)松原ビルプロポーザルコンペ 最優秀賞
2022 A' Design Award and Competitions Bronze Prize

趣味 旅行、DIY、漫画、雑貨、ペット(猫、インコ)
副業 カフェ経営、農業

R+house Column

R+house編集部コラム

R+house編集部から家づくりに関するコラムをお届けします。

Topics01 「言葉にできない心地よさ」を科学する

「言葉にできない心地よさ」を科学する

「リビングは明るく広く」「収納は多く」。家づくりではつい目に見えるスペックから考えがちです。しかしプロの建築家が向き合っているのは、そのスペックの奥にある「人間の行動と心理」もあります。例えば、子どもが自発的に片付ける家。優れた建築家は親に「片付けなさい」と叱らせるのではなく、認知心理学のアフォーダンス(行動を自然に誘発するデザイン)を使います。玄関からついカバンを置きたくなる絶妙な高さのカウンターや動線を仕込み、無意識のうちに望ましい行動へと導くことがあります。また、環境心理学におけるバイオフィリア(自然を本能的に求める心理)やフォーカルポイント(目を引く場所や自然と視線が集まる中心)の視点も、空間の質を劇的に変えます。単に部屋を広く開放的にするのではなく、あえて天井を低く抑えた「こもり感」のあるヌックを作り、そこから庭の緑を額縁のように切り取る。高さの比率と自然要素の見せ方を計算することで、脳が本能的に安心する深いリラックスを生み出したり。天井が高くて広い、天井が低くて籠れる…という個別の要素だけではなく、それらをつなぐことによって生まれる「お互いに影響を与える効果」や「対比」など、他にも、目に見えない「こころ」「きおく」「くうき」建築家が見ている世界は興味深いです。建築家と家をつくる体験とは、単に図面を引いてもらうことではなく、心理学や科学に裏打ちされた深い洞察によって、自分たちすら気づいていなかった「本当の心地よさ」を解読してもらうプロセスなのだと思います。
(編集部 M.M.)

Topics02 火星の家、地球の家

火星の家、地球の家

「君たちが大人になったら、宇宙エレベーターで火星に出張する人が出てくるよ」ある宇宙飛行士が子どもたちに語りかけるシーンを見てから、早十数年。今の日常を見渡しても、まだそんな未来の片鱗は見えてきません。それでも私たちの時間は、少しずつ火星に向かって前進しているのかもしれません。もしも、本当に火星に住むとしたら。そこはどんな家になるのでしょうか。過酷な環境から守ってくれる先進のシェルターでありながら、どこかホッと安らげる温もりがある場所。窓の外の赤い大地と、中庭に芽吹く地球の緑。火星の土を混ぜてつくった、風合いのやわらかな壁。未知の世界だからこそ、人の心に寄り添う優しいデザインが求められるように思います。そんな風に遠い未来へ思いを馳せると、私たちが今いる「地球の家」が、なんだかとても愛おしく思えてきます。お気に入りのマグカップで味わうコーヒー。窓辺から差し込む陽の光。機能性だけでは測れない「心地よさ」は、建築家たちが地球でずっと大切に磨き続けてきたものでもあります。未来の火星の暮らしも、実は今の私たちの延長線上にあるのかもしれません。いつかやってくる未来にワクワクしながら、まずは今日の我が家から、素敵な暮らしのアイデアを膨らませてみませんか。
(編集部 K.H.)

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