家づくりの流れを確認しよう
写真②家づくりステップ-min.jpg 85.42 KBまずは、おおまかな家づくりの流れを確認しましょう。R+houseネットワークでは以下のような流れで、家づくりを進めていきます。
1. 家づくりについて学んで知識をつける
2. 希望に合う土地を購入して敷地調査を進める
3. 建築家と打ち合わせをしてマイホームのプランを決定する
4. 着工して完成後に引っ越しへ
5. アフターサポートで長く快適に暮らす
それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
【1】家づくりについて知識を身につける
一般的にマイホームを検討する場合、家づくりの最初のステップとしてあげられるのが情報収集です。どのような家にしたいのか、どのエリアで暮らしたいのかという生活のイメージを膨らませます。また、実際の家づくりにかかる資金を具体的に考えて、資金計画をします。
このように具体的に詰めていくためには、家づくりの知識を身につけることが大切です。R+houseネットワークでは家づくりのスタートとして、基本的な知識を身につけられる勉強会や相談会への参加をご提案しています。お客様が家づくりで後悔しないように、家を建てる前に押さえておいた方がいい家づくりの知識を、わかりやすく勉強する機会を設けています。
また、家づくりの知識を身につけるためには、完成見学会への参加もおすすめです。R+houseネットワークの工務店が建てた家を実際に目で見たり、お施主様のお話しが聞けたりするので、実際の暮らしをイメージできるでしょう。
【2】希望に合う土地を購入して敷地調査を進める
家づくりに関する知識が身についたら、実際に土地を購入するところから動き出します。不動産会社などに足を運んでお客様自身で探すこともできますが、不安がある場合はR+houseネットワークの工務店での土地探しのご相談も可能です。
土地を入手できたら、工務店でプラン作成の申し込みを行い、その土地に関する調査(敷地調査)を進めます。敷地調査では、以下のような項目に関して調査します。
・土地の広さ
・土地の形状
・建築条件
・地盤
・水道・ガスの有無
測量して土地の面積や形状を正確に把握し、接地する道路なども確認。生活するうえで欠かせない水道やガスの引き込み状況などもチェックします。
また、家を建てるためには、法律で義務となっている地盤調査をしなくてはなりません。地盤調査では、その土地の地盤がどのぐらいの建物の重さに耐えられるかを、地層の配列や分布、土の密度などから割り出します。地盤の強さは見た目で判断するのは難しく、万が一やわらかい地盤の上に家を建ててしまうと地震で家が傾く要因になりかねません。家を建てる前に地盤が軟弱だと判明した際は、はじめに地盤改良工事を行います。軟弱な地盤には家が建てられないというわけではないので、覚えておきましょう。
>>参考コラム:土地購入の流れや注意点を徹底解説!決める前に押さえたい予算やポイントも
【3】建築家と打ち合わせをしてマイホームのプランを決定する
写真③住まいについて相談する夫婦 (1).jpg 93.97 KBR+houseネットワークでは、3回にわたる建築家との打ち合わせを通して、プランを決めていきます。初回の打ち合わせでは、家族で話し合った住宅要望書をベースに、こだわりや大切にしたいライフスタイルを共有。ヒアリング内容をもとに建築家がプランをご提案し、お客様の希望や修正を反映した最終的なプランを建築家・工務店・お施主様の3者間で確認して、工事へと進めていきます。
なお、プランが確定した段階で金融機関へ住宅ローンの申し込みをします。
>>参考コラム:建築家と注文住宅を建てる魅力とは? 3つのメリットと建築家住宅の実例
【4】着工して完成後に引っ越しへ
工事に着手(着工)してからの流れは以下の通りです。
1. 地鎮祭
2. 地盤基礎工事
3. 棟上げ(むねあげ)・外部工事
4. 内部工事・設備工事
5. 外構工事
6. 完成・引っ越し
まずは、工事を安全に進めるための地鎮祭を行うのが一般的です。棟上げ(むねあげ)とは、柱や梁、屋根といった家の骨組みになる木材の枠組みが完成した状態を指します。棟上げが終わったら、屋根や外壁などの外部工事へ進みます。その後、内装や電気・照明工事、ユニットバス・システムキッチンといった設備工事に進みます。最後に、駐車場や庭などの外構工事を済ませれば完成です。
地鎮祭とは?
地鎮祭は、家を建てる地域の神様に工事の安全を祈願する儀式です。一般的には着工前に行われ、お施主様や工事関係者が出席。当日の服装に規定はありませんが、フォーマルな服を用意しておくと良いでしょう。お施主様が準備するのは、初穂料(はつほりょう)といわれる2万円から5万円の謝礼金と、1万円ほどのお供え物などがあります。なお、地鎮祭に必要な資材は建築費用に含まれている場合があるので、工務店に確認しておきましょう。
>>参考コラム:地鎮祭とは?準備するものや流れ、費用相場などを解説!地鎮祭のよくある疑問も
【5】アフターサポートで長く快適に暮らす
家は建てて終わりではなく、定期的にメンテナンスをしなくてはいけません。設備や外壁、屋根などは時間の経過とともに劣化していきます。そのため、アフターサポートが充実しているかどうかも工務店を選ぶ際のポイントです。
R+houseネットワークの工務店では、マイホームが完成してから60年間にわたり点検・修理を行う「アフターサポートプログラム」を用意しています。住宅性能を維持して快適に暮らすために、定期的に点検して必要に応じた修理をしましょう。
家づくりにはどれぐらいの期間がかかる?
写真④マイホームまでのステップ (1).jpg 94.54 KB家づくりの流れについて確認しましたが、実際にどれぐらいの期間が必要になるのでしょうか。ここからは、一般的な家づくりのスケジュールについて確認してみましょう。
一般的な家づくりのスケジュール
どのような家を建てたいか、条件によって大きな差がありますが、一般的に家づくりにかかる期間は1年前後といわれています。各ステップにおける目安の期間は、以下の通りです。
情報収集・予算決めなど |
1ヵ月前後 |
住宅会社選び・土地購入 |
3ヵ月から半年前後 |
マイホームのプランを決定 |
3ヵ月から10ヵ月前後 |
着工から完成 |
3ヵ月から半年前後 |
引き渡し |
1ヵ月前後 |
スケジュールが長引く理由
家づくりは、予想よりもスケジュールが長引くことも珍しくありません。理由としては、以下のものが挙げられます。
住宅会社選び・土地購入に難航する
思い描く理想を実現してくれる住宅会社がなかなか見つからず、決定までに時間がかかることがあります。また、条件に合う土地探しに難航することもあるでしょう。
住宅会社であればある程度妥協もできるかもしれませんが、長い間住み続ける土地選びは理想を曲げることが難しくなってしまいます。特に、希望するエリアが限られている場合は、狭い地域で土地を探さなければならず、条件に合う土地が新しく出るのを待たなくてはならないことも。長い場合は、1年以上かけて条件に合った土地を探し続けているというケースもあります。
プランがなかなか決定しない
間取りや設備といった設計のプランを決めるのにも、時間がかかりがちです。こだわりが多いほど時間がかかる傾向があります。予算や設計の都合上、すべてのこだわりは盛り込めないことが多いと念頭に置いておきましょう。間取りや設備で取り入れたいものがあれば、事前に優先順位を決めておくとスムーズです。
家づくりに必要な予算は?資金計画の重要性
写真⑤おうち造りの資金計画.jpg 77.39 KBそれでは、実際に家づくりにどれぐらいの予算が必要なのか見ていきましょう。家づくりのスケジュールを立てるうえで、予算を把握して資金計画を考えていくことも重要です。
家づくりにかかる費用の目安は?
2023年度にフラット35を利用してマイホームを建てた方のデータを参考に、土地付き注文住宅にかかる費用を見ていきましょう。
|
土地取得費 |
建設費 |
合計 |
全国平均 |
1,497.6万円 |
3,405.8万円 |
4,903.4万円 |
首都圏 |
2,277.3万円 |
3,402.3万円 |
5,679.6万円 |
近畿圏 |
1,850.8万円 |
3,414.5万円 |
5,265.3万円 |
東海圏 |
1,319.4万円 |
3,491.1万円 |
4,810.5万円 |
住宅ローンの返済額は、全国平均で1ヵ月当たり14.32万円でした。また、自己資金として平均で473.8万円を用意しています。地域によって家づくりに必要な金額は異なりますが、上記を目安にしてみてください。
参考元:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査 2023年度集計表>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!
家づくりにおける資金計画のポイント
写真⑥マイホームのチェックポイント.jpg 73.3 KBこのように人生で最も大きな買い物といえる家づくりですが、将来のライフプランを考え、無理のない返済をしていくためにも資金計画が必要不可欠です。資金計画とは、単純に家づくりの予算を考えて終わりではありません。家づくりには、土地の購入代や建築費用に加えて、諸費用や住宅ローンを組むための事務手数料、さらには引っ越しにかかる費用などが必要になってきます。
また、住宅ローンの返済をしながら生活をしていくにあたって、家族が増えたり、子どもの学費が必要になったりといったこともあるでしょう。長い目で見て、生活スタイルの変化やライフイベントにかかる出費への備えも必要になります。そのため、単純に「〇〇万円の家を建てる」と住宅購入費用だけを考えてローンの返済計画を考えると、予想外の出費に苦しむことになってしまうおそれがあります。資金計画を立てるときには、必ず家族を含めたライフプランニングを考えて、無理のない返済計画を検討しましょう。
>>参考コラム:注文住宅を建てるときに資金計画は必要?重要性と計画の立て方を解説
マイホームを建てる上でチェックすべき4つのポイント
写真①POINTと書かれたブロックとノートとシャーペン.jpg 76.75 KBさいごに、マイホームを建てる際に後悔しないようにチェックしておきたいポイントをご紹介します。
利便性が高い間取りを採用する
実際に暮らすことをイメージして、生活動線を考えた間取りを採用しましょう。デザイン性ばかりを重視してしまうと、不便を感じて後悔することも。家族が家の中でどのように過ごすのか、全員の一日の動きをシミュレーションしておきましょう。
また、コンセントの位置も利便性を決める重要なポイントです。家電の数や位置を設計段階から確認しておくのがおすすめです。
>>参考コラム:家事動線がいい間取りの家とは?家事が楽になるアイデアや施工事例を紹介
建物の耐震性・耐久性を確保する
土地に建築制限がないか確認する
土地選びの際には、建築制限がないかどうか確認が必要です。用途制限、建蔽率(けんぺいりつ)、容積率といったさまざまな規制が設けられている可能性があります。先に土地を決めてしまうと理想の家が建てられないという可能性があるので、注意しておきましょう。土地選びで失敗しないために、家づくりのプロであり、地域の情報にも精通している工務店と一緒に探すのが安心です。
>>参考コラム:建ぺい率と容積率に詳しくなろう!マイホームの土地を購入する前に要チェック
希望が反映されているか施主検査で確認する
マイホームが完成したら、引き渡し前に「施主検査」をします。お施主様が立ち合い、不備がないかどうか入念にチェックしましょう。この時、希望した内容がマイホームに反映されているか確かめます。また、内装や外装、設備にひび割れなどの問題がないか、床はきしまないかといった点も忘れずに確認し、気になる部分は修繕を依頼しましょう。施主点検当日は図面やメジャー、筆記用具を持参すると便利です。
思い描く注文住宅はR+houseネットワークの工務店にお任せください
写真⑦長野県_日当たりの良いグレーと白の落ち着いたダイニングキッチン.jpg 95.75 KB家づくりの流れについて解説してきました。大きな買い物となるマイホームだからこそ、自分だけで進めるには不安があるという方も少なくないでしょう。後悔しないマイホームをつくるためには、信頼できる住宅会社と進めていくと安心です。
R+houseネットワークの工務店では、お客様が思い描く理想の家を、納得できるかたちで実現するお手伝いをしています。家づくりでは、知識の有無で家の価格やクオリティに差が出ることも。「家を建てる前に知っておきたかった」という後悔をなくすため、公式サイト内で家づくりに役立つコンテンツを発信したり、プロに直接話が聞ける勉強会や相談会を開催したりしています。マイホームを検討している方だけではなく、「注文住宅なんて手が届かない」と思っている方も、お気軽にご相談ください。
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