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賢い家づくり勉強会 講師のブログ

日本の住宅寿命は短い?(福岡県 2018.10.20)

こんにちは。講師の塩味です。
本日は福岡県福岡市で賢い家づくり勉強会を行ってきました。

日本の住宅寿命は短い? 画像1

今回は『日本の住宅寿命』についてお伝えします。

皆さんは「日本の住宅寿命30年説」というのを聞いたことありますか?

日本では毎年何万戸も建て替えなどのために住宅が壊されています。実は、その壊されている住宅は、平均して建てられてから30年ちょっとしか経っていない住宅なのです。

 

そのため、我々日本人の考え方として、『自分の家は自分で建てる』というものが根付いているかと思います。

これは30代で自宅を建てて70代までその家に住むというサイクルのイメージとなりますがこの期間は長いものと言えるのでしょうか?

答えはNOですね。

先ほどと同じように壊されている住宅が何年目で壊されているかという統計を先進国であるアメリカで見ると66.6年、イギリスにいたっては80.6年という長期間となっています。

日本の建てられてから壊されるまでの期間(寿命)と比較した場合、アメリカで2倍以上、イギリスは2.5倍以上の差があるということになります。

かなりの開きですね。

日本の住宅寿命は短い? 画像2

なぜここまでの差となっているのでしょうか

それは国の方針が関わってきます。

寿命80年というイギリスの家はどのような基準となっているかと言うと、昼間のリビングの最低推奨室温が21度、夜間の寝室の最低推奨室温(許容温度)が18度と、大変厳しい基準で国が住宅の性能を規制をしています。

ただ、その規制のおかげで住む人の健康に配慮された住宅になることはもちろん、住宅自体も長持ちすることになります。

80年という期間を考えればイギリスでは住む家は自分で建てるよりも親から引き継ぐもの、もしくは自分で建てたら子供へ引き継ぐものという考えになるでしょう。

日本はアメリカ、イギリスとの寿命の差を少しでも埋めるために長持ちする家づくりを進める必要があります。

これから住宅を取得される皆さんも是非この『住宅寿命』という観点も考えて欲しいですね。

今回は以上です。

皆さんの家づくりが素晴らしいものとなりますように。

講師:塩味

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