住宅・マンションの価格高騰が続く現状
注文住宅を建てる際にかかる資金は?価格推移をチェック
続いて、注文住宅を建てるためにかかるお金の推移をチェックしましょう。
2024年7月に国土交通省住宅局から発表された「住宅市場動向調査報告書」(2023年度)によると、新築で注文住宅を建てた世帯の住宅建築にかかる資金は、平均4,034万円であることが分かりました。同調査における推移は、下記の通りです。
全国の住宅建築資金(新築)
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2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
住宅建築資金 |
3,183万円 |
3,184万円 |
3,489万円 |
3,866万円 |
4,034万円 |
また、注文住宅を建てるために土地を購入した方が土地購入にかかった資金は、全国平均では1,929万円、三大都市圏に限定すると平均2,813万円であることが分かりました。同調査における推移は、下記の通りです。
全国の土地購入資金
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2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
住宅建築資金 |
1,353万円 |
1,545万円 |
1,769万円 |
1,819万円 |
1,929万円 |
推移を見て分かる通り、建築にかかる費用も土地を購入するための費用も年々上昇しています。2019年度と比較しても、建築のために必要な資金は850万円ほど上がり、土地購入に必要な資金はおよそ570万円上がっている状況です。
参考元:国土交通省 住宅局|「住宅市場動向調査報告書」(2023年度)>>参考コラム:注文住宅の価格・費用相場は?土地あり・なしでどう変わる? 内訳や予算別の住宅イメージも
注文住宅の価格が上がっている原因は?
写真③グラフを使って説明する若いビジネスマン-min .jpg 82.76 KBでは、注文住宅を含めた住宅価格はどうして高騰しているのでしょうか。その原因は、家を建てるために欠かせない、さまざまなもの費用が上がっていることが関連しているでしょう。ここでは、3つの原因についてご紹介します。
建築資材価格の上昇
まず、住宅に使用されている建築資材が高騰していることが一因となっています。住宅に使われる建築資材の原料は、主に木材、鉄鋼、生コンクリート材など。木造住宅の構造材や床材には木材、基礎の鉄筋には鉄鋼が多く使われます。これら住宅の原材料となるものが軒並み値上がりしていることで、住宅価格が押し上げられているのです。とくに、2021年頃から起きている世界的な現象、木材価格高騰と不足状態の「ウッドショック」は大きな影響を及ぼしているでしょう。
人件費の高騰
住宅建築に携わる建設業界における労働者人口不足による人件費の高騰も、住宅価格の上昇につながっています。日本では、少子高齢化の影響により住宅を建設する職人が減り、建設労働者の高齢化が深刻な状況です。人件費にお金をかけないと人材が確保できないことから、結果的に住宅の建設コストを押し上げる原因となっています。
円安による影響
建築資材の高騰や人材不足に加えて、円安の影響がさらに住宅価格を押し上げています。円安水準が続いてる状況で、国内資材のみならず輸入建材のコストも上昇している状況です。輸入に依存している建築資材は、今後も円相場の進行によって大きな影響を受けることが予想されます。
注文住宅の価格はどうなる?気になる今後の動向
写真④家と通帳とお金と電卓と人物のイラスト-min .jpg 62.17 KB上記で挙げた3つの原因についても改善が見られず、建築費用・土地価格ともに上昇傾向であることから、今後も注文住宅の価格の高騰はしばらく継続する可能性が高いでしょう。また前述した通り、不動産価格指数は年々上昇しており、さらに価格が上昇する予測も。
住宅価格を押し上げている原因のいずれについても短期間での解決は難しい問題ばかりです。
これから注文住宅を検討している方は、値下がりタイミングを待つことも可能ですが、「自分たちが家を持ちたい」と思ったときに家づくりを始めるのがベストではないでしょうか。また、住宅の価格のみならず、住宅ローン金利も下がる見込みがないため、家づくりの過程でさまざまな工夫を取り入れることでコストダウンを図るのが賢明といえるでしょう。
>>参考コラム:家を建てるタイミングは?考えるポイントや年代別のメリット・デメリットも紹介
注文住宅価格を抑えたい!賢く家を建てるための6つのコツ
写真⑤ポイントを伝えるビジネスウーマン-min .jpg 76.43 KBここからは、これから注文住宅を建てる方に向けて少しでもコストを抑えられる6つのコツをご紹介します。是非、参考にしてください。
土地選びで条件を広げる
土地の購入にはかなりの資金が必要になるため、土地価格を抑えることを検討してみましょう。理想とする土地の条件に優先順位をつけて、希望のエリア・条件を広げて土地探しをしてみましょう。
駅に近いなど条件で人気が高い土地は、どうしても価格が高くなってしまいます。郊外エリアまで広げることで、コストパフォーマンスの高い土地に巡り合える可能性が高まるでしょう。>>参考コラム:土地購入の流れや注意点を徹底解説!決める前に押さえたい予算やポイントも
家の形状を見直してコストダウンする
建築費用をコストダウンするならば、家の形状を見直すのが効果的です。家の形状は複雑になると費用がかかるもの。できるだけシンプルな形状とデザインを選ぶことで、工期が短くできます。例えば、凹凸のない総2階、屋根のデザインを切妻や片流れにすると、工程が短くなりコストダウンにつながります。
間取りをシンプルなものにする
設備のグレードを下げる
注文住宅を建てるときには、どうしても設備のグレードに良いものを選びがちです。しかし、自分たちがこだわりのない部分であれば、オプション料がかからない標準仕様を選んだり、グレードを下げたりすることを検討してみましょう。
注文住宅関係の補助金・減税制度を活用する
コストパフォーマンスの良い住宅会社や工務店を選ぶ
注文住宅を建てるときには、家づくりを依頼する住宅会社や工務店選びが重要です。標準仕様が自分の理想に近い住宅会社であれば、見積もり段階で予算オーバーになる可能性が低くなります。
R+houseネットワークの工務店では、無駄のない家づくり工程により、高品質な住宅をお客様の手の届く価格で提供いたします。メーカーに直接発注するシステムを取り入れることで、中間業者の費用や人件費などのコストを大幅にカット。また、無駄のない打ち合わせとプラン検討で効率的な工期を実現しています。
さらに家づくりにかかるお金について知りたい方は、建築のプロに相談するのもおすすめです。「注文住宅にかかる資金について知りたい」「住宅ローンや資金計画について相談したい」という方は、お近くのR+houseネットワーク工務店のイベントにご参加ください。
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コストパフォーマンスの高い注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店にお任せください
写真⑥広島県_ウッドデッキのアウトドアリビングがあるダイニングキッチン .jpg 332.87 KB今回は、注文住宅の価格の現状や推移、原因などをご紹介しました。今後も建築資材や土地の高騰は続く見込みです。「注文住宅の価格を少しでも抑えて、賢く家を建てたい」と思っている方は、お近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。
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