賢い家づくり勉強会 講師のブログ
お家の性能と品質を担保する(岩手県 2019.6.29)
こんにちは。講師の市川です。
本日は岩手県一関市で勉強会講師を務めてまいりました。
主催のR+house一関・奥州 / 株式会社Takara House様はお客様と従業員は「宝」という理念のもと、多くの職人さんとともに家づくりをしていらっしゃるそうです。

さて、勉強会では、求める家の性能と品質の基準、基準を担保するためのポイントをお伝えしています。
お家にとって大事な性能をないがしろにする、説明責任を果たさないなど、皆様に対して真摯でなかったり、不勉強な業者さんには注意しましょう。
どこまでの性能と品質を目指すかという目標設定は、住宅会社さんの意識の問題です。
例えば、省エネ性能の高い家に必要不可欠な気密性能に関しては、住宅会社さんの意識にばらつきが出がちです。
気密性能が高いとは、施工精度が高く家のすき間がないということです。
気密性能はC値という指標で表し、C値が1.0以下であることが実際にすき間風などなく、快適な環境を保つために、最低限満たすべき目安となります。

狙った性能が担保されているかどうかの品質チェックも必要です。
気密性能を表すC値という指標は実測値なので、実際に測定しないとわかりません。
気密測定をせずに引渡しをする住宅会社さんには要注意です。
ただし、実際に気密性を高める、もしくは安定させるというのは難しいことでもあります。
なぜなら特に注文住宅においては、現場現場で納まり(部材の取り合いや仕上がりの状態など)が異なる場合が多いためです。
品質の担保においては、施工しやすい工法の採用をしたり、職人さんとしっかりと連携し、
場合によっては職人さんのスキルアップを指導するなど対策が必要になります。
おしなべてC値1.0以下を担保している住宅会社さんは、意識だけでなく施工レベルが非常に高いので皆様の家づくりに真摯に向き合ってくれることと思います。
より詳しくはお近くの勉強会にお越しください。
講師:市川