ファミリークローゼットとは?特徴や種類をチェック
写真②ウォークインクローゼット-min .jpg 88.15 KBまずは、ファミリークローゼットについて、その特徴や種類を見ていきましょう。
ファミリークローゼットの定義と特徴
「ファミリークローゼット」とは、名前の通り家族の衣類やファッションアイテム、荷物などをまとめて収納するクローゼットを指し、「ファミリークローク」と呼ばれることもあります。衣類の収納だけでなく、帽子やバッグといった小物類の他、タオルやリネン類など、さまざまなアイテムの整理整頓に役立ちます。
また、各居室に設置する収納とは異なり、共有スペースから出入りできる点も大きな特徴です。
ファミリークローゼットの種類
ファミリークローゼットには、主に2つのタイプがあります。
1つ目はウォークインタイプと呼ばれている出入口が1ヶ所設けられたクローゼットです。クローゼットを部屋のように使用できるため、着替え場所としても活躍します。
2つ目は、ウォークスルータイプです。出入口が2ヶ所あるため、クローゼットを通路のようにも活用できます。使い勝手を考慮し、ドアを付けないことも可能です。
また、ファミリークローゼットは棚といった収納スペースのレイアウトによっても使い心地が変わります。主なレイアウトとしては、ウォークイン・ウォークスルー両タイプともに、以下の4つが挙げられます。
・片側の壁面に収納スペースがあるⅠ型
・両サイドに収納スペースを配置したⅡ型
・片側の側面と奥の壁面に収納スペースを設けたL型
・両サイドと奥の3つの壁面に収納可能なU型設置場所やスペース、動線などを考慮し、適したタイプを選びましょう。
>>参考コラム:オープンクローゼットとは?メリット・デメリットを解説!対策や施工事例も
ファミリークローゼットを取り入れる5つのメリット
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家族の衣類をまとめて収納できると注目されているファミリークローゼット。「ファミリークローゼットのどんなところが良いの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ここで、ファミリークローゼットを住まいに取り入れるメリットを紹介します。
家事動線の効率化が叶う
ファミリークローゼットがあると、洗濯後の衣類を1ヶ所にまとめて収納できます。
衣類を収納するために各居室を回る手間を省けるのが嬉しいポイントです。ファミリークローゼットをランドリールームやキッチンといった家事の拠点となるスペースの周辺に配置すれば、さらなる動線の短縮につながります。洗濯や料理にまつわる一連の作業が、より効率的に行えるようになるでしょう。仕事と家事の両立に奮闘している方はもちろん、育児に忙しい子育て世帯にとっても、大きなメリットといえます。
>>参考コラム:家事動線がいい間取りの家とは?家事が楽になるアイデアや施工事例を紹介
生活動線も短縮できる可能性がある
ファミリークローゼットの配置次第では、家事動線だけでなく、生活動線も短縮できます。例えば出入口を2つ設けたウォークスルータイプのファミリークローゼットを、洗面所と玄関の間に配置したとしましょう。この場合、洗面所とクローゼットで身支度を済ませれば、そのまま外出できるでしょう。朝の忙しい時間に各部屋を行ったり来たりする必要がないため、時間に余裕ができます。
また、玄関・洗面所・ファミリークローゼット・リビングと回遊できる動線を取り入れた場合、帰宅後にすぐ手を洗ったり、外で使ったものをしまったりと、スムーズにリビングまで足を運べます。
各部屋の収納スペースを縮小できる
ファミリークローゼットを設置すれば、家族のさまざまなアイテムをまとめて保管可能です。衣類やシーズンオフのアイテムなどを各部屋に置いておく必要がないため、居室の収納スペースを縮小できます。その結果、部屋ごとに広いスペースを確保でき、開放感のある間取りにしやすくなるでしょう。また、居室以外のスペースを大きく取る選択肢も増やせます。
居住スペースが散らかりにくい
ファミリークローゼットに家族の衣類やアイテムを収納するようにした場合、着替えおよび片付け場所が1ヶ所にまとまります。衣類や荷物がリビングやダイニング、個室などに置きっぱなしになるのを防げるため、居住スペースが散らかりにくくなるでしょう。忙しい朝にありがちな「部屋に服が脱ぎっぱなし……」「片付ける時間がなくそのまま外出してしまった」という悩みの解決にもつながるかもしれません。スッキリ片付いた家をキープしやすいのも、ファミリークローゼットの魅力です。
内装を楽しめる
室内の他の場所から内装が見えにくい点も、ファミリークローゼットの特徴です。来客が足を踏み入れる可能性も少ないため、他の部屋では難しい個性的なインテリアや壁紙を取り入れられます。「お気に入りの壁紙を取り入れたいけれど勇気が出ない……」といった場合も、ファミリークローゼットであれば、挑戦しやすいでしょう。好みに合わせて思いっきり自由な内装にしてみるのも1つの方法です。
ファミリークローゼットの3つのデメリット
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暮らしやすさにつながるメリットが豊富なファミリークローゼット。ただし、取り入れる際に注意が必要なデメリットもあります。
ある程度広いスペースが必要になる
ファミリークローゼットには、多くの場合、家族全員分の衣類や荷物をまとめて収納します。大容量の収納力を備える必要があることから、最低限のスペースを確保しなければなりません。広いファミリークローゼットを設置したために、リビングやダイニングといった他の居室が狭くなってしまう可能性も。ファミリークローゼットと居住スペースの配置や広さなど、間取りのバランスを考慮する必要があります。
時間帯によって混雑しやすい
外出前は、着替えや荷物の準備のタイミングが家族間で重なることが想定されます。特に、通勤・通学前は、ファミリークローゼットが混み合う可能性が高いでしょう。朝の忙しい時間に思うように外出準備ができないと、ストレスの原因に。着替えや準備がスムーズにできる広さを確保したり、収納場所を家族ごとに分けたりといった工夫が求められます。
家族間でのプライバシーの確保が難しい
ファミリークローゼットは、自分だけでなく他の家族も共有するスペースです。そのため、プライバシーを確保しにくいデメリットがあります。成長に伴い、子どもが「自室で着替えたい」と思うようになることもあるでしょう。そうなると、衣類を取りにファミリークローゼットに行き、また自室に戻るという手間が発生することで、かえって生活動線が悪くなる可能性があります。「衣類や小物を他の家族に見られたくない」と、子ども部屋に収納するようになれば、ファミリークローゼットを十分に活用できなくなるかもしれません。
ファミリークローゼットを上手に取り入れる4つのポイント
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ここで、デメリットをカバーしながら、ファミリークローゼットを上手に取り入れるポイントを見ていきましょう。
必要な広さを見極める
ファミリークローゼットを取り入れる際は、快適な暮らしに必要な広さを見極めることが重要です。広さが不十分だと、衣類や荷物を収納しきれない可能性があります。反対に広すぎる場合は、他の居室を圧迫しているにもかかわらず、ファミリークローゼットを活かしきれないといった残念な結果になりかねません。
まずは、衣類や小物、季節用品など、何をどのくらい収納するか、ファミリークローゼットで管理したいアイテムの種類と量を決めましょう。そのうえで、必要な広さを検討することが大切です。
暮らしに合った動線を考慮する
ファミリークローゼットのタイプやレイアウト、配置などを決める際、理想の家事動線や生活動線を考慮することが、暮らしやすさにつながります。そこで重要なのが、ファミリークローゼットの役割を明確にすること。洗濯や料理といった家事動線、外出や帰宅時の生活動線など、何を重視するかでファミリークローゼットの配置やタイプは異なります。ファミリークローゼットを設置する目的がはっきりすれば、住まいの間取りを決める際もスムーズです。
長い目で見た使い方や機能性を検討する
ファミリークローゼットを取り入れる際、現在の暮らしはもちろんのこと、将来的な使い方にも配慮した設計にしておくことがポイントです。例えば、将来的に子どもが増える可能性がある場合は、それを踏まえて広さを確保しましょう。また、子どもが進学や就職などで家を出た後の使い方も視野に入れておく必要があります。ファミリークローゼットを汎用性のある設計にしておけば、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に活用でき「必要がなくなってしまった……」と後悔するのを防ぐことにつながるでしょう。
湿気や臭い対策を行う
ファミリークローゼット内の湿気対策も欠かせません。クローゼットは、一般的に湿気や臭いがこもりやすいスペースです。浴室やランドリールームの近くに設置した場合は、さらに湿気が問題になります。衣類のダメージを防ぎ、快適に過ごせるようにするために、クローゼットに換気扇や窓を設けましょう。除湿器やサーキュレーターを使用できるよう、コンセントを設置しておくこともポイントです。調湿資材を用いた設計にするのも良いでしょう。
ファミリークローゼットの設置場所4選
写真⑥図面の上で話し合う人 .jpg 46.46 KB続いて、ファミリークローゼットを設置するのにおすすめの場所を紹介します。
設置場所1|洗面・脱衣所やランドリースペースの隣
洗面所や脱衣所、ランドリースペースと隣接するファミリークローゼットを設けると、洗濯にまつわる家事動線が短くなります。脱いだ衣類や使用済みのタオルなどを洗濯し、乾かして収納するという一連の流れがスムーズに完結するため、家事の時間短縮や負担の軽減につながるでしょう。日々の洗濯にストレスを感じているなら、ランドリースペースと隣接したファミリークローゼットを検討してみてください。
設置場所2|リビングの横
家族が多くの時間を過ごすリビングの横も、ファミリークローゼット設置場所の選択肢の1つ。出かける際など、リビングで過ごした後、すぐに身支度でき便利です。衣類以外に収納している必要なアイテムの出し入れもサッと行えます。家の中での日々のちょっとした移動を少なくでき、暮らしやすさにつながるのがポイントです。
設置場所3|各個室からつながる場所
ファミリークローゼットを寝室や子ども部屋といった各個室からアクセスできる場所に配置する方法もあります。個室ごとに必要なものを1ヶ所にまとめられるため、家事動線の短縮が可能です。また、個室で各々の時間を過ごす家族が、必要な物を出し入れする際もスムーズに行えます。家族の生活動線をスムーズにしたい場合に検討したい間取りです。
設置場所4|玄関の近く
玄関周辺に設けたファミリークローゼットは、外出時や帰宅時における動線の効率化に役立ちます。ファミリークローゼットで身支度を済ませ、そのまま外出できるのはもちろん「帽子やハンカチを忘れた」「外の気温に合わせて上着を変えたい」といったシーンでも、必要なものをすぐに用意できます。また、帰宅時にはすぐに上着やバッグをしまえるため、リビングが散らかるのを防げるでしょう。花粉やホコリなどを居室まで持ち込まずに済むところも魅力です。
【施工事例】ファミリークローゼットがあるR+houseのおしゃれな家10選
ここからは、R+houseが手がけるファミリークローゼットのあるおしゃれな住まいを紹介します。特徴や配置に工夫を凝らした事例から、理想の家づくりのヒントを見つけてみてください。
【千葉県】ファミリークローゼットの容量と配置にこだわった家
写真⑦大容量のファミリークローゼットにつながるシュークローゼット.jpg 117.27 KB2つに分かれた玄関が特徴的な住まいです。一方の玄関にはシュークローゼットがあり、さらにファミリークローゼットとつながっています。大容量のファミリークローゼットは、家族の衣類がスッキリ収まる設計。
ファミリークローゼットから洗面スペース、バスルームへとスムーズに足を運べるよう間取りにもこだわりました。動線をコンパクトにまとめ、快適に過ごせる住まいになっています。
>>施工事例:千葉県千葉市「中庭と共に暮らす家」
【兵庫県】ファミリークローゼットが寝室と繋がる家
写真⑧寝室につながるォークスルーの広々ファミリークローゼット.jpg 140.16 KB広々としたウォークスルータイプのクローゼットを、寝室につながるように配置しました。
家族8人分の衣類をしまえるファミリークローゼットには、ハンガーパイプや引き出し、オープン棚など、さまざまな形態の収納スペースを用意。用途別に収納しやすい仕組みが整っています。おしゃれかつ機能的な空間を叶える、ラウンド型の姿見もポイントです。
>>施工事例:兵庫県淡路市「中庭と繋がる美術館のような家」
【千葉県】無駄を省いたファミリークローゼットが魅力の家
写真⑨廊下を活用したファミリークローゼット.jpg 77.76 KB廊下部分をファミリークローゼットとして活用しているのが特徴の住まいです。「広いスペースが必要」というファミリークローゼットの短所をカバーしながら、容量を確保。無駄な通路を無くすことで、生活動線の短縮にも成功しました。空間を活かしたファミリークローゼットを設置したことにより、リビングや寝室など広々とした居室を実現しています。
>>施工事例:千葉県千葉市「桜の見える中庭のある家」
【静岡県】家事室と隣接するファミリークローゼットがある家
写真⑩家事室と隣接するファミリークローゼット.jpg 91.28 KB脱衣所を兼ねた家事室の奥に、ファミリークローゼットを備えました。
脱いだ衣類の洗濯・乾燥・収納が1つのスペースで可能になっている点がポイント。洗濯にまつわるストレスを軽減し、作業時間の短縮を叶えました。クローゼットの入り口には引き戸を採用し、大きく開く設計に。開けっ放しでもルーズな印象にならず、開放感や湿気のこもりにくさにつながっています。
施工事例:静岡県沼津市「プライバシーに配慮した大屋根の家」
【東京都】ファミリークローゼットを玄関と寝室の間に配置した家
写真⑪玄関と寝室の間にあるファミリークローゼット.jpg 102.59 KBファミリークローゼットを、玄関から入ってすぐのスペースに設置。
寝室まで続く通路を有効活用し、容量たっぷりの収納スペースを叶えました。寝室とつながっているため、朝起きてすぐに身支度できるのがポイント。また玄関にも近いことから、出かける準備や帰宅後の荷物の整理などがスムーズです。考え抜かれた生活動線で、日々のちょっとした負担を軽減できる住まいとなっています。
>>施工事例:東京都東久留米市「家族を見守りながらスムーズに家事をこなせるお家」
【千葉県】2階にファミリークローゼットとランドリールームがある家
写真⑫ランドリールームに隣接するファミリークローゼット.jpg 96.12 KB隣接するファミリークローゼットとランドリールームを2階に配置した住まいです。ファミリークローゼットはウォークスルータイプ。壁面を利用しており、圧迫感がありません。各居室の動線上に設置することで、生活・家事の効率化を図っています。ランドリールームは脱衣所と兼用。
着替えを用意して入浴するのも、脱いだ衣類を洗濯してクローゼットに収納するのもスムーズに行えます。>>施工事例:千葉県山武市「南に大きく開く家」
【長野県】大容量のシュークロークとファミリークローゼットが特徴の家
写真⑬大容量のシュークロークとファミリークローゼット.jpg 92.13 KB玄関に収納力抜群のシュークローゼットとファミリークローゼットを併せて設けました。上着やリュックなど、出かける際に必要な家族のアイテムをまとめて収納しています。
扉ではなくロールスクリーンを設置することで、臭いや湿気が溜まらないようにしつつ、来客時には目隠しが可能です。ランドリースペースからもアクセスしやすい間取りでのため、家事動線もスムーズになっています。
>>施工事例:長野県佐久市「外との繋がりを感じる縁側のある住まい」
【熊本県】ライフスタイルの変化に対応できるファミリークローゼットがある家
写真⑭変更可能なオープン棚があるU型レイアウトのファミリークローゼット.jpg 135.05 KBU型レイアウトのファミリークローゼットです。3つの壁面の高い部分には共通でオープン棚を設置。その他、奥側を含む2面にはハンガーラック、残る1面にはオープン棚を設置することで、用途別に収納しやすい作りになっています。さらに、オープン棚は、使い勝手に合わせて変更可能な仕様に。
ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できる設計がポイントです。>>施工事例:熊本県荒尾市「庭と家が繋がる、こだわりの平屋」
【東京都】ファミリークローゼットの装飾がおしゃれな家
写真⑮アーチ型の垂れ壁がおしゃれなファミリークローゼット.jpg 98.23 KBランドリースペースの隣に、おしゃれなファミリークローゼットを配置。両サイドに収納スペースを設けたⅡ型レイアウトのウォークインタイプです。家事の効率化はもちろん、見た目にもこだわったファミリークローゼット。
アーチ型の垂れ壁やストライプ柄の壁紙で遊び心をプラス。おしゃれでかわいらしい印象のクローゼットが、日々の暮らしに癒しとアクセントを加えています。
>>施工事例:東京都八王子市「“好き” に囲まれて暮らすガレージハウス」
【熊本県】裏動線を活かしたファミリークローゼットがポイントの家
写真⑯機能性も優秀な大容量のファミリークローゼット.jpg 109.57 KB住まいの裏動線を活用したファミリークローゼットが特徴です。
家族の衣類がすべて収納可能な広いスペースを確保しているため、来客の目には触れないところがポイント。オープン棚・2段のハンガーバー・引き出しなどがあり、収納力だけでなく機能性も優秀なファミリークローゼットです。寝室やランドリーともつながっているため、生活・家事動線の短縮も実現しています。
>>施工事例:熊本県玉名市「のどかな田園風景を臨む白く美しい箱型の平屋」
ファミリークローゼットを取り入れた高性能住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
家事や生活動線を効率化し、広々とした整理整頓しやすい住まいを叶えるファミリークローゼット。マイホームに取り入れる際は、ライフスタイルの変化も考慮しながら、適切な容量や配置を見極めることが重要です。ファミリークローゼットの役割を明確にすることが、間取りをスムーズに決めるカギになります。
R+houseネットワークの工務店では、建築家とタッグを組み、お施主様のこだわりや要望を丁寧にヒアリングした上で、理想の住まいを予算に合わせてご提案します。土地探しや資金計画のサポートも可能です。デザイン性はもちろん、断熱性や気密性、耐震性にも優れた高水準のマイホームを建てたい方は、ぜひお近くのR+houseネットワークの工務店にご相談ください。
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