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個性が見える施工事例

建築家に任せる狭小住宅のメリット!おしゃれな施工事例を3つ紹介

更新日 2025.04.30 / 公開日 2024.06.07
#注文住宅 #新築 #狭小住宅・狭小地 #マイホーム #一戸建て

土地の広さが限られた場所で建てる狭小住宅。間取りの配置や動線の確保など、狭小地での建築を難しく考える方もいるでしょう。しかし、狭小地でも工夫によって、おしゃれで快適な空間を手に入れられます。
そのためには、設計の段階からどんな家にしたいか、重点をおきたいポイントはどこかなどを明確にしておく必要があり、その実現に近づける方法として建築家との家づくりがあります。この記事では、狭小地での家づくりを建築家に任せるメリットやおしゃれな施工事例を紹介。狭小住宅を検討中の方は、参考にしてみてください。

吹き抜けと本棚
目次
狭小住宅とは、名前のとおり狭くて小さい土地に建てた住宅のことをいいます。土地の大きさを示す明確な定義があるわけではありませんが、一般的には、25坪以下の敷地に建つ住宅が狭小住宅と呼ばれることが多いです。都心部など、地価が高い地域では、狭小住宅が多い傾向にあります。

住まいについて相談する夫婦
写真②住まいについて相談する夫婦.jpg 93.97 KB
狭小地での家づくりにおいて、建築家に設計してもらうメリットは、暮らしやすさとデザイン性を両立できる点にあります。
暮らしやすさにおいては、狭さを解消するため、建築家がさまざまな工夫をした間取りを提案してくれるでしょう。
人が広さを認識する時、単純に「床面積の狭さ=狭く感じる」ではありません。広さを感じるために、部屋に入った時に視線が遠くにいく「視線の抜け」をどのようにつくるかが大きなポイントといえます。たとえ同じ距離であっても、視線が抜けることにより床面積以上の広さを感じられるのです。狭小住宅の場合は、対角線上で視野の抜けを意識することが大切です。

また、デザイン性においては、建築家が住む人の好みやライフスタイル、要望をヒアリングし、それを踏まえたデザインが可能です。これは、あらかじめ仕様が決まっている住宅メーカーとの家づくりとは大きく違う点といえるでしょう。

>>参考コラム:注文住宅のおすすめ間取りを紹介!日当たりが良いのは本当に南向き?
建築家とは、一から家づくりを始めていきます。そのため、「こだわりが詰まった家」「他にはない唯一無二の家」を建てたいと考えている方は、建築家との家づくりに向いているでしょう。反対に、「なるべく時間をかけず楽に家を建てたい」と思っている方は、建築家に家づくりを任せるのは向いていないかもしれません。
建築家との家づくりは、「大変そう」「敷居が高い」などのイメージを持っている方もいるでしょう。しかし、理想のマイホーム実現には、建築家に任せるメリットは大きいため、検討してみてください。
見た目では、狭そうに見える狭小住宅でも開放的な空間をつくり出せるのが建築家の力です。ここでは、そんなR+houseの建築家が、お客さまの要望を丁寧に汲み取り、設計した建築実例を紹介します。

外の緑を楽しめる大きい窓の設置されたリビング
写真①外の緑を楽しめる大きい窓の設置されたリビング.jpg 54.67 KB

季節感を感じられるよう設計された住宅で、狭小地ならではの工夫が施されています。住宅内は、約26坪の土地に建っていることを忘れるくらい、視界が伸びやかに広がる空間構成となっています。
土間から広がるリビングは、大きな窓を取り入れ、高さの低い家具やスケルトンの階段を採用。縦に長い空間特有の圧迫感を感じることのない、開放的な雰囲気が特徴です。

奥行き感のあるポーチ
写真②奥行き感のあるポーチ.jpg 96.31 KB

狭さを感じさせないポイントは「連続性」。土間を中心にリビングやキッチン、洗面所などを配置しています。また、扉を少なくすることで、回遊動線が確保され生活のしやすさも叶えています。
奥行きを感じられるポーチは屋内の土間空間から続き、ポタジェ(家庭菜園)や庭へと繋がる空間として機能。連続性を意識したデザインで、統一感があります。

木目調で統一されたまとまりのあるキッチン
写真③木目調で統一されたまとまりのあるキッチン.jpg 55.67 KB

キッチンには心地良い自然光が差し込みます。アイランド型の作業スペースを採用することで、ダイニングテーブルとの繋がりを感じられるほか、収納スペースも増えたことで実用的に。さらに、作業スペースの端にコンセントを取り付けることで、作業スペースでもダイニングテーブルでも電源を使用することができます。
色味が統一されたキッチンやダイニングテーブルでまとまりのある空間に、ステンレスのキッチントップが程良いアクセントとなっています。

キッチンから見た明るいリビング
【元々ある画像を移動】写真④キッチンから見た明るいリビング .jpg 57.66 KB

さらに、LDK空間の対角線を11m設けることで、より広さを感じさせる空間構成となっているのもこの狭小住宅の特徴です。

煙突部分の見える吹き抜けに面した2階
写真⑤煙突部分の見える吹き抜けに面した2階.jpg 52.68 KB
吹き抜けに面した2階は開放感を感じられます。現在は、家族の寝室としてワンルーム空間で使用していますが、将来的に間仕切り壁で空間を区切ることもできます。ライフスタイルに応じてフレキシブルな空間づくりができる工夫がされています。

>>施工事例:愛知県東海市「豊かで美しい空間が曖昧に繋がる家」

>>参考コラム:注文住宅ならこだわりのキッチンにしたい!失敗しない選び方やアイデア実例をご紹介

キッチンから見たゆったりとしたリビング
写真④キッチンから見たゆったりとしたリビング.jpg 143.67 KB
こちらは、無駄を削ぎ落として完成したシンプルかつ洗練された狭小住宅です。お施主様がR+houseの店舗で働く社員ということもあり、建築家と作り上げるマイホームを知り尽くしているからこそ完成した、工夫が満載の住宅といえます。
壁で間仕切らず、段差をつけることで緩やかに空間を分けたキッチンとリビング。シンプルながらも居心地の良い空間が特徴的です。また、階段前に収納スペースを設置することで、限られた空間を有効活用しています。

インナーガレージに停まる白い車
写真⑥インナーガレージに停まる白い車.jpg 147.44 KB

約29坪の土地に建てられた住宅内には、雨に濡れることなく出入り可能なインナーガレージ、そして愛車が見える室内窓も設置しています。大切な愛車を常に感じられる理想的な間取りです。

階段下を活用した明るい玄関
写真⑦階段下を活用した明るい玄関.jpg 58.68 KB

玄関は、階段下に靴箱を設けることでデッドスペースを上手く活用した設計です。オープンな鉄骨階段で視線の抜けが広がりを生み出しています。光を取り込む窓やダウンライトの活用で開放感のある空間です。狭さを感じさせない素材の選び方にもセンスが光ります。

白で統一され一直線に設けられた洗面・脱衣室・浴室
写真⑧白で統一され一直線に設けられた洗面・脱衣室・浴室.jpg 37.07 KB
一直線に設けられた洗面・脱衣室・浴室は、奥行きの広がりを感じられます。近くにはウォークインクローゼットが配置され、コンパクトでも快適で実用的な動線設計です。グレージュのタイル状の床材と白を基調とした壁紙でまとめられ、洗練された空間づくりが実現しています。
三方向の窓から光が差し込むアイランドキッチン
写真⑨三方向の窓から光が差し込むアイランドキッチン.jpg 50.34 KB
水廻りは真似したくなるような回遊家事楽動線。高さの低い造作家具とまとまりのある色合い、採光によって広がりを感じる空間に仕上がっています。そして、収納が必要な場所に必要な分だけ設けられているのも特徴です。徹底したこだわりと、無駄を削ぎ落としたことで、快適な広々空間を手にしています。

>>施工事例:熊本県熊本市「無駄をそぎ落としたシンプルでミニマルなお家」

>>参考コラム:家事動線がいい間取りの家とは?家事が楽になるアイデアや施工事例を紹介

床の高さに変化をつけ空間を仕切ったリビング
写真⑤床の高さに変化をつけ空間を仕切ったリビング.jpg 209.92 KB
延床面積が25坪以下というコンパクトな狭小住宅です。紹介している3つの施工事例の中でも、一番小さい家となっています。間仕切りを最小限にし、床の高さに変化をつける工夫を施すことで、住宅内のいたるところに居心地の良い空間を設けています。

奥にテラスが設置された土間玄関
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玄関土間の奥にはテラスが設置され、間にはガラスの掃き出し窓を採用。室内から季節の移ろいを感じられる上、テラスへの出入りの便利さも魅力です。大きな窓で自然光を採り入れやすい設計は、コンパクトな空間に広がりを生む工夫といえるでしょう。また、玄関土間に高さが低い収納を設置することで圧迫感を感じず、程よい余白を感じる心地よさもあります。

仕切りのないセカンドリビング
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2階にあるセカンドリビングは、間仕切りをなくし寝室との続き間として、圧迫感のない広々空間をつくり出しているのが特徴です。また、このセカンドリビングは、ホームシアターのほか、お子様家族が帰省した際の寝室として活用できるのも注目ポイント。

大きな窓のあるカフェ風キッチン
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カフェのようなキッチンの背面には窓が設けられています。庭を見渡せるだけでなく、光が入ることによって抜け感のある印象に。見せる収納と隠す収納のバランスが良く、実用性とデザイン性が高いのもポイントです。キッチンの床を1段低くすることで、料理中でもダイニングに座る人と目線を合わせられます。よりコミュニケーションを楽しめる工夫がされています。

奥のテラスにつながるダイニング
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バーベキューができるデッキテラスや庭まであり、狭小地と感じさせない住宅となっています。
室内の床と高さを揃えたデッキテラスは、ダイニングからの広がりを感じられるような空間構成です。庭を囲う高い壁が外からの視線を遮ってくれるため、掃き出し窓を開けておくこともでき、プライベートを守りつつ開放感のある設計が魅力です。

>>施工事例:静岡県静岡市「暮らしの楽しさを詰め込んだコンパクトな家」

>>参考コラム:注文住宅にはなぜりんご型の間取りが良い?メリットや設計時の注意点を解説
狭小住宅は、広く見せるための間取り以外に、収納の面でも工夫が必要です。ここでは、狭小住宅でもできるおしゃれな収納アイデアを紹介していきます。


和室の小上り下の収納スペース
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狭小住宅では、収納スペースの確保が重要。そこでおすすめしたいのが、小上がりの下部に収納スペースを設けることです。小上がりとは、床を一段高くしたスペースのこと。通常のフラットな床では収納スペースを確保できませんが、小上がりにすることで、床下に収納スペースを確保できます。小上がりの下には来客用の布団や、子どもの玩具などを収納でき便利です。また、引き出しを設けることで、空間に統一感が出て見た目をすっきりさせることができます。ただし、収納できるサイズには制限が出やすくなるため、あらかじめ何を収納したいか考えておくと無駄なく有効活用ができるでしょう。

>>施工事例:京都府京丹後市「縦格子と通り土間が印象的な現代風京町屋」
最近では、階段下のデッドスペースを活用した収納を取り入れる住宅が増えてきている印象です。それは、狭小住宅でも同じであり、むしろ、スペースに限りのある狭小住宅には、階段下収納はピッタリといえます。クローゼットのように、扉を設置して隠す形の収納もありますが、あえて見せる収納として小物や本などを収納するのもおすすめです。
また、階段の「けこみ」部分に引き出しを設けるスタイルも、収納量がアップするのでおすすめです。


階段下の収納スペース
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床の高さをずらして段差をつける構造のスキップフロアもおすすめです。通常の2階建てや3階建てではなく、細かくフロアを分けることで、床下や段差部分に収納スペースを作ることができます。扉をつけると、生活感を出さずに収納ができることや、急な来客時に一時的な収納場所として活用できることも魅力です。
また、空間が縦に広がり視覚的に開放感が生まれるため、狭小住宅でも圧迫感を感じにくくなります。さらに、スキップフロア部分に書斎やスタディースペースを設けることもでき、空間を最大限に活用できることもメリットです。

>>施工事例:三重県多気郡「パブリックなスキップフロアのある家」

格子状のおしゃれなシューズクローゼットのある土間玄関
写真⑥熊本県_格子状のおしゃれなシューズクローゼットのある土間玄関-min.jpg 471.15 KB

壁に直接取りつける造作家具も、スペースが限られてしまう狭小住宅にはおすすめです。造作家具はコストがかかりますが、サイズやデザインを部屋に合わせて制作できます。さらに、インテリアとしても統一感が生まれるので、おしゃれな部屋を目指している方にもピッタリな収納対策といえます。
狭小住宅に造作家具を取りつける場合は、設計の段階で建築家に理想を伝えておくことで、内装全体のイメージやバランスを壊さずに考えてもらえるでしょう。
狭小住宅のキッチンは、キッチン周りの用品を収納するためのスペースが少なくなる場合があります。そのため、キッチン収納もあえて見せる収納にすることで、快適でおしゃれなキッチンに仕上げられるでしょう。
たとえば、素材や色を統一させたフライ返しやフライパンなどのキッチン用品を吊り下げたり、キッチン下はあえて扉をつけずにそのまま鍋などを置いたりする収納のタイプです。そうすることで、必要な収納スペースは確保しつつ、アイテムを出し入れする手間も省けるので、快適なキッチン空間をつくれます。

>>参考コラム:注文住宅にパントリーは必要?収納上手になれるコツと設置する際のポイントも

ロフトに置かれた子供用品
写真⑯ロフトに置かれた子供用品.jpg 61.4 KB
狭小住宅では床面積が限られているため、縦の空間を活用することが有効です。ロフトを設けることで、季節物の収納や、使わなくなった物の保管場所として活用できます。たとえば、子ども部屋にロフトを設けることで、遊ばなくなったおもちゃや学用品の収納にも便利。ただし、ロフトは荷物の出し入れがしづらい場合もあるため、工夫が必要です。細かい荷物は収納ボックスを活用することで、荷物の整理がしやすくなります。また、使用頻度が高めの荷物は出しやすい場所に保管するようにすると使用時に出し入れがスムーズです。ロフトは工夫次第でデッドスペースを有効活用でき、スペースが限られる狭小住宅にもおすすめです。

>>施工事例:東京都東久留米市「家族を見守りながら スムーズに家事をこなせるお家」


戸建ての物件を見学している三世代家族
写真⑦戸建ての物件を見学している三世代家族.jpg 84.5 KB
狭い土地に建てる狭小住宅は、デメリットのほうがフォーカスされやすいですが、アイデア次第で快適かつおしゃれな家づくりが可能になります。そのためには、建築のプロフェッショナルである建築家に任せることが第一歩となるでしょう。
R+houseでは、「建築家とのこだわりの家づくりをもっと多くの方に」をモットーに、土地や予算、周辺環境などさまざまな条件に配慮しながら、お施主様の理想を超える住まいをカタチにします。おしゃれな狭小住宅を建てたいと考えている方は、R+houseネットワークの工務店に、是非ご相談ください。

>>施工事例:「狭小住宅・狭小地」の注文住宅
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