建築用語集

欠陥住宅

欠陥住宅とは建築基準法に違反するものや意図的な手抜き工事など、住宅として備える機能や性能が欠如していて構造や健康に対する安全性が損なわれている住宅のことを言います。欠陥住宅のよくある事例としては雨漏りや床の傾き、ドアの開通不良などが挙げられます。その他にもクラックと呼ばれる基礎のひび割れは、塗装の耐久性のなさや下地の処理が雑なことから起こる場合もありますが、仕上げモルタルのクラックであり重大な欠陥ではないケースも多いです。基礎の欠陥は建物の寿命に大きく関係してくるのですが、このように深刻でないこともありますので、まずは住宅会社や専門家に相談をしてみましょう。また建物の耐久性を確保するための土台の防腐防蟻措置がされてなく、目に見えない部分で問題が発生する可能性がある状態の建物も欠陥住宅に含まれます。経年劣化による不具合や補修程度で済む状態の建物は欠陥住宅とは呼びません。また建築時には法令基準を満たした建築物だったが新しい法令には適合していない建築物のことを既存不適格と呼び、この場合も欠陥住宅とは区別する必要があります。
欠陥住宅を見分けるには購入する前は専門家に調査を依頼し、住み始めてから症状を見つけた場合も素人判断はせずにしっかり専門家に調査を依頼することが大事です。

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