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注文住宅の基礎知識

静岡県で水害に気をつけるべき土地は?注文住宅の耐震性についても解説

更新日 2026.06.25 / 公開日 2026.06.17
#注文住宅 #新築 #一戸建て #マイホーム

静岡県で注文住宅を建てる際、デザインや間取りと同じくらい重要なのが水害対策や耐震性の確保です。豊かな海や川に恵まれた静岡県は、台風や大雨による浸水リスク、土砂災害、地震リスク、液状化などの自然災害と隣り合わせの地域でもあります。この記事では、静岡県内で水害に気をつけるべき危険なエリアの見つけ方と安全な土地の選び方、家づくりのポイントについて解説します。ぜひご一読ください。

黒い外壁の住宅とカーポートのある駐車場の外観

住宅のミニチュアと洪水ハザードマップ
ALT_写真2-住宅のミニチュアと洪水ハザードマップ.jpg 78.01 KB
静岡県で家づくりを検討する際、土地探しの初期段階で必ず確認すべきなのが地盤ハザードマップと水害ハザードマップです。
地盤ハザードマップは、地震発生時の地盤沈下の有無や、液状化リスクが確認できる地図です。静岡県で南海トラフ巨大地震が発生した場合、最大で震度7の揺れや巨大津波、甚大な液状化現象が想定されています。そのため、静岡県で注文住宅を建てる際は、建物の耐震性を確保するだけでなく、液状化リスクの少ない土地を選ぶのが重要なポイントです。

一般的に標高の高い場所は地盤が安定している一方で、平野部や埋め立て地には軟弱地盤が多い傾向にあります。地盤が弱い土地ほど液状化リスクは高まるため、購入希望の土地が見つかった場合は、ハザードマップを見て、液状化しやすいエリアでないか確認しましょう。
静岡県内において水害が発生しやすい場所は、主に安倍川や大井川、天竜川などの大規模な一級河川の流域や、駿河湾沿岸に広がる海抜の低い低地エリアです。特に静岡市葵区や駿河区の一部、浜松市の中央区や南部の低地などは、大雨時の浸水リスクが比較的高いとされています。

これらの地域では、河川の氾濫だけでなく、雨水を排水しきれずに街中が浸水する内水氾濫による被害も過去に報告されています。そのため、ハザードマップで自宅の建築予定地が何メートルの浸水想定区域に入っているかを詳細に確認することが重要です。

R+houseネットワークの工務店では、災害リスクを加味した土地選びをお手伝いします。静岡県に注文住宅を建てたい方はぜひお気軽にご相談ください。

参考元:国土交通省 ハザードマップポータルサイト|重ねるハザードマップ・わがまちハザードマップ
参考元:静岡県|静岡県の土砂災害と砂防の歴史

>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介

災害による地面の崩壊と家屋の倒壊
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静岡県では富士山に面した土地の特性上、火山ハザードマップをチェックしておくことも重要です。富士山は長期間噴火をしていないものの、活火山であり噴火警戒レベルは1(2026年5月現在)です。過去1万年間では大規模な噴火もいくつか起きており、江戸まで火山灰が到達したこともありました。

噴火の被害は山間部が中心ですが、富士市、富士宮市、裾野市、長泉町、御殿場市、小山町などでは広範囲に溶岩流が到達する可能性があります。そのため、注文住宅を建築する際は万が一に備え、ハザードマップを見て避難経路や避難先をチェックしましょう。

参考元:静岡県|富士山ハザードマップ(令和3年3月改定)
参考元:小山町|富士山火山防災マップ

困り顔の男女のイラスト
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静岡県で注文住宅の水害リスクに備える場合、一般的な火災保険に付帯する水災補償への加入が推奨されます。水災補償は、台風や局地的な豪雨による洪水、土砂崩れなどで建物や家財に一定以上の損害が出た場合に、修復のための保険金が支払われる制度です。

また、地震による津波のリスクが高い静岡県においては、火災保険とセットで地震保険にも加入しておくことが推奨されています。さらに、大切な家や家族の生活をスムーズに再建できるよう、保険加入と合わせ、市町村の窓口やホームページなどで災害に遭ったときのための支援制度を確認しておくと安心です。

参考元:静岡市|被災者生活再建支援制度のご案内
参考元:内閣府 防災情報のページ|公的支援制度について

マイホームの立地場所イメージ
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静岡県内で注文住宅を建てるべき安全なエリアとは、ハザードマップ上で浸水想定区域や土砂災害警戒区域から外れており、かつ地盤が強固な高台の地域です。具体的には、海や大きな河川から十分な距離が保たれており、過去に大きな災害が起きていない平坦な土地が理想的と言えます。

静岡県は南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模地震の発生リスクも高い地域であるため、水害の危険性だけでなく、液状化のしやすさや揺れやすさの指標も併せて確認しなければなりません。古地図を見たり、「水」や「谷」「沼」などがつく地名を調べたりしましょう。周辺に長く住む住民から過去の災害の様子を直接ヒアリングすることも、土地探しの手がかりとなります。

>>参考コラム:注文住宅を建てたい!土地探しに大切な3つのポイントや注意点を解説

液状化と傾いた家の模型
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静岡県は県域の多くを山地が占めており、急傾斜地も多いため、水害と連動して発生する土砂災害のリスクに十分な注意が必要です。土砂崩れや土石流が起こりやすいのは、山の急斜面や崖のすぐ近く、または過去に山を削って造成されたひな壇状の古い住宅地などのエリアです。
具体的なエリアとしては、伊豆半島の海沿いの傾斜地や、静岡市北部、浜松市の天竜区などの中山間地域が挙げられます。

2021年に熱海市伊豆山地区で発生した大規模な土石流災害では、長雨や局地的な豪雨が引き金となり、大量の土砂が住宅に甚大な被害をもたらしました。斜面地や山のふもとに家を建てる場合は、その土地が土砂災害警戒区域(イエローゾーン・レッドゾーン)に指定されていないかを必ず確認してください。

参考元:静岡県|土砂災害(特別)警戒区域について
地震の多い静岡県での家づくりでは、水害対策と並んで液状化現象への対策も必須の項目となります。液状化とは、地震の強い揺れによって地下水の圧力が高まり、砂と水が分離して地盤が泥水のようにやわらかくなってしまう現象のことです。液状化が起こりやすい地域は埋め立て地などの比較的新しい土地、かつて沼地や池だった場所、大きな河川の沿岸部といわれています。

静岡県内で液状化が起こりやすいのは、駿河湾沿岸部や遠州灘沿岸、安倍川、大井川、天竜川、狩野川などの河川流域です。液状化現象が起こると地盤が沈下し住宅が大きく傾いたり、地中からマンホールが隆起したりする被害が考えられます。液状化リスクのある土地に家を建てる前には、必ず詳細な地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良工事を実施することが重要です。

参考元:国土交通省|液状化現象について
参考元:静岡県|ハザードマップで水害・土砂災害などの災害リスクを確認しましょう!

(浜松市)夏の馬込川と浜松市中心部
ALT_写真7-(浜松市)夏の馬込川と浜松市中心部 .jpg 72.7 KB
静岡県には富士川、大井川、安倍川、天竜川、狩野川、菊川など、多くの一級河川や浜名湖、富士山の湧き水といった美しい水資源が豊富にあります。海や川などの豊かな自然が身近にある一方で、水害のリスクが常に存在していることを忘れてはなりません。

台風接近時や梅雨の時期には水面が急激に上昇し、広範囲で氾濫や堤防決壊を引き起こす危険性があります。過去の事例では、2022年の台風15号による記録的な大雨で、静岡市内の広い範囲で巴川水系が氾濫し、多くの住宅で床上・床下浸水が発生する深刻な事態となりました。

水質に関してはおおむね良好な清流が多いといわれているものの、豪雨などの災害時には上流から大量の土砂や泥水が流れ込むことで一時的に水質が著しく悪化し、断水など生活用水への影響が出る場合もあります。
水害から大切な家族と財産を守るためには、水が到達しにくい土地を選ぶことが効果的です。水害が発生しにくいのは、標高が高く、近くに氾濫の恐れがある大規模河川がなく、土砂崩れのリスクがない平坦な丘陵地や台地のエリアです。

例えば、浜松市の中央区北部に位置する三方原(みかたがはら)台地は、標高が高く地盤も比較的安定しているため、津波や河川氾濫のリスクが低い安全な地域として知られています。また、静岡市駿河区の日本平周辺に広がる一部の高台や、三島市や裾野市など富士山麓のなだらかな傾斜地エリアも、水害の直接的な被害を受けにくい場所と言えるでしょう。ただし、高台であっても山の斜面のすぐ近くは土砂災害の危険があるため、高台の中でも平坦な台地の中心部を選ぶことが安全性を高めるポイントとなります。

豪雨により冠水した道路
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想定外の気象災害に備えるためには、建物の設計段階から水害対策を講じることが求められます。具体的な水害対策としては、敷地全体に土を盛って高くするかさ上げや、建物のコンクリート基礎部分を通常よりも高く設計する高基礎を採用することが有効です。基礎を通常より数十センチ高くするだけでも、床下浸水や床上浸水のリスクを大幅に軽減できるでしょう。

さらに、エアコンの室外機などの住宅設備を、あらかじめ高い位置の架台に設置することで、水没による故障やインフラの機能停止を防ぐことができます。室内においてもコンセントの位置を通常より高く配置する工夫や、玄関前に防水板を設置できる構造にしておくなど、細部にまでこだわった対策をおすすめします。

参考元:国土交通省|内水浸水対策に関するガイドライン類を策定しました
参考元:国立研究開発法人 建築研究所|水害に強い住宅づくりへの取り組みを開始しました

木目の床と白い壁が調和したLDKに木枠のソファと円形ラグを配置した温かみのあるリビング
ALT_写真9_千葉県-木目の床と白い壁が調和したLDKに木枠のソファと円形ラグを配置した温かみのあるリビング.jpg 169.47 KB
静岡県で水害対策と耐震性を両立した注文住宅を建てたい方はR+houseネットワークの工務店へご相談ください。R+houseネットワークの工務店では、災害を考慮した土地探しから家づくりをサポート。また、耐震性を確保した高機能省エネ住宅をご提案いたします。家づくりがわかる勉強会や、各種見学会も定期的に実施しております。こちらもぜひご参加ください。

>>水害等のリスクに備えて高性能な注文住宅を建てるなら、詳しくはこちら

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