GX志向型住宅とは?定義と目的を解説
GX志向型住宅の特徴
ALT_写真3_吹き抜けから見下ろした、日差しが差し込む開放的なリビングとウッドデッキの風景.jpg 135.19 KBここでは、GX志向型住宅の大きな特徴を3つ紹介します。
住宅のエネルギー消費量を削減
GX志向型住宅の大きな特徴は、住宅の一次エネルギー消費量を大きく削減できる点です。それに加えて再生可能エネルギーを活用した設備を導入することにより、高効率で自給自足的なエネルギー運用が可能となります。一次エネルギー消費量とは、冷暖房や給湯器といった設備を使用する際に消費されるエネルギーを、熱量に換算した数値のことです。
再生可能エネルギーを導入するための主な設備としては、「太陽光発電」が挙げられます。さらに、必要に応じて「蓄電池」を組み合わせれば、昼間に発電した余剰電力を貯めておくことが可能になります。災害時の備えになるほか、発電ができない夜間などに貯めた電気を使うことで、光熱費のさらなる削減効果も期待できます。
参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 エネルギー消費性能
断熱性・気密性に優れた構造
エネルギー管理システム「HEMS」の導入
GX志向型住宅とZEH・長期優良住宅との違い
ALT_写真4_戸建て住宅の模型を持って人差し指を立てるスーツ姿のミドル女性.jpg 87.87 KB省エネ性に優れた住宅には、GX志向型住宅のほかにZEHや長期優良住宅があります。ただし、住宅の種類によって目的や満たすべき基準はさまざまです。GX志向型住宅とZEHおよび長期優良住宅の違いを押さえておきましょう。
GX志向型住宅
先述のとおり、GX志向型住宅は、環境への負担の軽減や安定的なエネルギー管理が重視されている点がポイントです。GX志向型住宅の主な基準を以下にまとめました。
・断熱等性能等級6以上
・省エネのみによる一次エネルギー消費量削減率35%以上
・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%(寒冷地では75%)以上
・高度エネルギーマネジメント(HEMSなど)の導入暮らしにおけるGXの実現をけん引するGX志向型住宅では、CO2など温室効果ガスの排出量の削減や省エネ性といった点で、より厳しい基準が設けられているのが特徴です。
日本は環境によって気候に大きな差があるため、1~8の地域区分が設けられており、断熱等性能等級6以上を確保するためにクリアすべき条件がエリアごとに異なります。例えば、東京をはじめとする地域区分6に該当するエリアでは、建物の壁などを介した熱の逃げやすさを表すUA値が0.46W/(㎡・K)以下でなければなりません。また、夏期の建物に対する日射熱の入りやすさ(冷房期の平均日射熱取得率)を示すηAC値(イータエーシー)を2.8以下に収める必要があります。
参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 断熱性能
ZEH
長期優良住宅
長期優良住宅の目的は、住まいを長きにわたり良好な状態に保つこと。そのため、GX志向型住宅およびZEHに求められる省エネ性以外に、耐震性や劣化対策などに関する基準が設けられている点が特徴です。新築一戸建て住宅における基準の一部を以下にまとめました。
・省エネルギー性:断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量等級6以上
・耐震性:耐震等級2以上
・劣化対策:劣化対策等級3
・維持管理の容易性:維持管理対策等級(専用配管)3
・住戸面積:75㎡以上 など※耐震性・劣化対策などの基準は、住宅の構造(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造)により、評価方法や求められる具体的な仕様が異なります。
新築一戸建て住宅の場合、上記の他、居住環境や維持保全計画、災害配慮を含め、全8項目をクリアする必要があります。
参考元:国土交通省|長期優良住宅認定制度の概要について>>参考コラム:補助金が受けられる長期優良住宅とは?メリット・デメリットなど徹底解説
GX志向型住宅の新築に使える!みらいエコ住宅2026事業とは?
ALT_写真5_図面上の計算機とお金と住宅模型.jpg 90.92 KBGX志向型住宅およびZEH・長期優良住宅の新築を支援する補助金制度「みらいエコ2026事業」の実施が決定しています。みらいエコ2026事業は、国土交通省と環境省、経済産業省の連携のもと行われる「住宅省エネ2026キャンペーン」の一つです。
補助金の対象や金額、注意点などを詳しく見ていきましょう。
補助の対象と金額
補助の対象によって、受け取れる補助金額は異なります。住宅を新築する場合の対象と補助金額を表にまとめました。
| 対象住宅 |
対象世帯 |
補助金額 |
| GX志向型住宅 |
すべて |
地域区分1~4:125万円/戸 地域区分5~8:110万円/戸 |
| ZEH水準住宅 |
若者夫婦世帯・子育て世帯 |
地域区分1~4:40万円/戸 地域区分5~8:35万円/戸 |
| 長期優良住宅 |
若者夫婦世帯・子育て世帯 |
地域区分1~4:80万円/戸 地域区分5~8:75万円/戸 |
GX志向型住宅の新築では、すべての世帯が補助対象となりますが、ZEH水準住宅・長期優良住宅の場合、支援を受けられるのは若者夫婦世帯または子育て世帯の方です。2026年4月以降に工事に着手する場合、2025年4月1日時点で夫婦のどちらか一方が39歳以下の世帯が「若者夫婦世帯」に該当します。また「子育て世帯」は、2025年4月1日時点で18歳に満たない子どもを有する世帯です。
ZEH水準住宅または長期優良住宅の新築に古家の除却が伴う場合、20万円の加算金を受け取れる点も覚えておきましょう。
参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の概要参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の内容について
みらいエコ住宅2026事業の注意点
みらいエコ住宅2026事業の支援制度を利用する際は、以下の2点について注意が必要です。
・新築住宅の立地
・交付申請期間土砂災害特別警戒区域や地すべり防止区域といったエリアに建てた場合などは、いずれのタイプの住宅も補助対象外となることから、家づくり前の十分な確認が欠かせません。
また、交付申請期間は2026年3月下旬から遅くとも12月末までを予定しており、補助金が予算上限に到達次第終了します。国土交通省や環境省の公式サイトで情報をこまめにチェックしておきましょう。ZEH水準の注文住宅のみ、交付申請期間が2026年9月末までとなっている点にも注意が必要です。
なお、住宅省エネ2025キャンペーンにおいて実施された、前身制度の「子育てグリーン住宅支援事業」では、特にGX志向型住宅において短期間で予算に達していたことが分かっています。
参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の概要参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の内容について
GX志向型住宅を建築するメリット・デメリット
ALT_写真6_家小物の上の天秤棒とメリットとデメリットの文字.jpg 93.3 KB最後にGX志向型住宅を建てるメリットとデメリットを確認しておきましょう。
GX志向型住宅の5つのメリット
GX志向型住宅を建てる主なメリットは以下の通りです。
・環境への負担軽減に貢献できる
・光熱費削減に役立つ
・快適な室内環境が叶う
・家族の健康につながる
・資産価値が高まる
省エネ性に優れ、環境や家計にやさしいGX志向型住宅は、断熱性・気密性の高さから、快適な室温の維持やヒートショックのリスク軽減にも役立ちます。将来住宅を手放すことになっても、環境性能の高さから需要につながり、資産価値の維持や向上に期待できるでしょう。
GX志向型住宅で注意したいデメリット
GX志向型住宅では、コスト面に注意が必要です。再生可能エネルギー設備の導入や高品質な断熱材の使用、設計の難易度の高さといった観点から、初期費用が高額になる可能性があります。補助金制度を活用し、初期コストの軽減を図ると良いでしょう。
また設備のメンテナンスや交換といった建築後のコストについても、家づくりの段階から十分考慮しておく必要があります。
>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!R+houseネットワークの工務店の強みの一つが、コストパフォーマンスの良さにこだわった家づくりです。資材の価格を抑えるメーカー直発注システムや、予算・要望・敷地にマッチした合理的な設計など、コストを抑えるさまざまな工夫を取り入れています。補助金を活用した家づくりや資金計画、土地探しなど、充実のサポート体制で、環境・家計・家族にやさしい住まいを提案可能です。
高性能なマイホームを建てたい方はR+houseネットワークの工務店へ
ALT_写真7_大きな窓から光が入り込む、落ち着いた色合いのソファと木の温もりに包まれたリビング.jpg 196.06 KBGX志向型住宅は、環境への負担を軽減しながら心地良い暮らしを実現する、注目の住宅です。マイホームを建てた後の光熱費を抑えるのにも役立つでしょう。
R+houseネットワークの工務店では、断熱性はもちろんのこと、気密性や耐震性にも優れた高性能な注文住宅を手掛けています。GX志向型住宅やZEH、長期優良住宅の取得に関するご相談も可能です。機能性やデザイン性にもこだわった、快適なマイホームを手に入れたい方は、ぜひR+houseネットワークの工務店にお声掛けください。
>>高性能でコストパフォーマンスに優れたマイホーム!R+houseの家づくりについて詳しくはこちら