R+houseネットワーク
メニュー 閉じる
お金と住まい

GX志向型住宅とは?特徴やメリット・デメリットを解説!2026年補助金制度の情報も

更新日 2026.03.27 / 公開日 2026.03.05
#注文住宅 #省エネ住宅 #長期優良 #新築 #ZEH #一戸建て #マイホーム #コスト

GX志向型住宅は、環境への負荷の軽減と心地良い暮らしを実現する注目の住まいです。環境にやさしいGX志向型住宅ですが、コスト面の不安を抱える方も多いでしょう。今回は、GX志向型住宅の特徴や基準と併せて、メリットや注意点、活用できる補助金などについて解説します。ZEHや長期優良住宅との違いもまとめたので、高性能なマイホームを建てたい方は、ぜひご一読ください。

青空の下に佇むグレーの塗り壁がモダンな、スクエア形状の二階建て住宅の外観
目次

手のひらで浮かぶ地球
ALT_写真2_手のひらで浮かぶ地球.jpg 14.69 KB
GX志向型住宅とは、GX(グリーン・トランスフォーメーション)を考慮した次世代型住居です。GXとは、社会・産業構造を、化石燃料中心からクリーンエネルギー中心に転換させること。エネルギーの安定供給と温室効果ガスの排出削減、経済成長の同時実現を目指す動きです。
エネルギー資源の枯渇や地球温暖化、気候変動といった環境問題への対策として、2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みが世界的に行われている昨今、その一環として、日本では住宅業界でも省エネ性能向上や再生可能エネルギーの活用が推進されています。これまでの住宅と比較して省エネ性能の飛躍的な向上が叶うGX志向型住宅は、環境負荷を軽減するだけでなく、快適な暮らしにもつながる、注目の住まいです。

参考元:経済産業省|GX(グリーン・トランスフォーメーション)
参考元:資源エネルギー庁|「GX実現」に向けた日本のエネルギー政策(前編)安定供給を前提に脱炭素を進める
参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(みらいエコ住宅2026事業)について

吹き抜けから見下ろした、日差しが差し込む開放的なリビングとウッドデッキの風景
ALT_写真3_吹き抜けから見下ろした、日差しが差し込む開放的なリビングとウッドデッキの風景.jpg 135.19 KB
ここでは、GX志向型住宅の大きな特徴を3つ紹介します。
GX志向型住宅の大きな特徴は、住宅の一次エネルギー消費量を大きく削減できる点です。それに加えて再生可能エネルギーを活用した設備を導入することにより、高効率で自給自足的なエネルギー運用が可能となります。一次エネルギー消費量とは、冷暖房や給湯器といった設備を使用する際に消費されるエネルギーを、熱量に換算した数値のことです。
再生可能エネルギーを導入するための主な設備としては、「太陽光発電」が挙げられます。さらに、必要に応じて「蓄電池」を組み合わせれば、昼間に発電した余剰電力を貯めておくことが可能になります。災害時の備えになるほか、発電ができない夜間などに貯めた電気を使うことで、光熱費のさらなる削減効果も期待できます。

参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)
参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 エネルギー消費性能
高断熱・高気密な構造であることも、GX志向型住宅の特徴の一つです。高断熱の住まいでは、建物の壁や床を介した熱の移動を少なくできることから、外気温による室温への影響を抑えられます。そのため、冷暖房効率が良くなり、省エネが叶うのです。
また、GX志向型住宅に限らず、優れた断熱性を維持するには、気密性の高さも欠かせません。気密性とは、住宅の隙間を介した空気の移動を抑える性能を指します。住宅の断熱性をいくら高めていても、隙間が多ければ快適な室温を保てません。高断熱と高気密、両方を実現する構造であることが重要です。

参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)
参考元:資源エネルギー庁|家庭向け省エネ関連情報 省エネ住宅

>>参考コラム:注文住宅を高断熱・高気密にするメリットとは?快適な家づくりを徹底解説!
GX志向型住宅の補助金対象となる要件には、住まいのエネルギーを賢く管理する「HEMS(ヘムス)」の導入が必須です。HEMSは、電力の使用量をモニターで見える化したり、給湯器や空調などの設備を自動制御したりすることで、省エネと快適性の向上を図るシステムです。なお、このようにインターネットを通じてモノを制御する技術は「IoT」と呼ばれており、HEMSもその一種。次世代の家づくりにおいて、中核を担う重要な設備といえます。

参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)
参考元:環境省|家庭のエネルギー事業を知る HEMSについて

戸建て住宅の模型を持って人差し指を立てるスーツ姿のミドル女性
ALT_写真4_戸建て住宅の模型を持って人差し指を立てるスーツ姿のミドル女性.jpg 87.87 KB
省エネ性に優れた住宅には、GX志向型住宅のほかにZEHや長期優良住宅があります。ただし、住宅の種類によって目的や満たすべき基準はさまざまです。GX志向型住宅とZEHおよび長期優良住宅の違いを押さえておきましょう。
先述のとおり、GX志向型住宅は、環境への負担の軽減や安定的なエネルギー管理が重視されている点がポイントです。GX志向型住宅の主な基準を以下にまとめました。

・断熱等性能等級6以上
・省エネのみによる一次エネルギー消費量削減率35%以上
・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%(寒冷地では75%)以上
・高度エネルギーマネジメント(HEMSなど)の導入


暮らしにおけるGXの実現をけん引するGX志向型住宅では、CO2など温室効果ガスの排出量の削減や省エネ性といった点で、より厳しい基準が設けられているのが特徴です。
日本は環境によって気候に大きな差があるため、1~8の地域区分が設けられており、断熱等性能等級6以上を確保するためにクリアすべき条件がエリアごとに異なります。例えば、東京をはじめとする地域区分6に該当するエリアでは、建物の壁などを介した熱の逃げやすさを表すUA値が0.46W/(㎡・K)以下でなければなりません。また、夏期の建物に対する日射熱の入りやすさ(冷房期の平均日射熱取得率)を示すηAC値(イータエーシー)を2.8以下に収める必要があります。

参考元:環境省|脱炭素志向型住宅の導入支援事業(経済産業省・国土交通省連携事業)
参考元:国土交通省|ラベル項目の解説 断熱性能
ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを指す略語です。住宅における一年間の一次エネルギー消費量について、収支をゼロ以下にすることを目指しています。具体例としては、断熱性能を高めたり、エコキュートなど高効率な設備を導入したりといった方法で省エネ性を確保。同時に、再生可能エネルギーを活用した創エネにより、エネルギー収支をゼロ以下にもっていきます。
戸建て住宅のZEHに求められる基準は以下の通りです。

・断熱等性能等級5以上
・省エネのみによる一次エネルギー消費量削減率20%以上
・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上
・外皮の性能基準(UA値):地域区分4~7の場合0.60W/(㎡・K)以下


ZEHでは、省エネ基準をさらに強化した高い断熱性が必要です。地域区分4~7の場合、UA値が0.60W/(㎡・K)以下であることが求められます。

参考元:環境省 住宅脱炭素NAVI|住宅の脱炭素化実現に向けて国が目指しているZEH普及目標や政策・定義の解説
参考元:環境省 エコジン|快適で安心、「ZEH」は未来の住まいのスタンダード
参考元:国土交通省|【参考】住宅における外皮性能

>>参考コラム:ZEHとは?ZEH注文住宅のメリット・デメリットや制度も詳しく解説
長期優良住宅の目的は、住まいを長きにわたり良好な状態に保つこと。そのため、GX志向型住宅およびZEHに求められる省エネ性以外に、耐震性や劣化対策などに関する基準が設けられている点が特徴です。新築一戸建て住宅における基準の一部を以下にまとめました。

・省エネルギー性:断熱等性能等級5以上・一次エネルギー消費量等級6以上
・耐震性:耐震等級2以上
・劣化対策:劣化対策等級3
・維持管理の容易性:維持管理対策等級(専用配管)3
・住戸面積:75㎡以上 など


※耐震性・劣化対策などの基準は、住宅の構造(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造)により、評価方法や求められる具体的な仕様が異なります。

新築一戸建て住宅の場合、上記の他、居住環境や維持保全計画、災害配慮を含め、全8項目をクリアする必要があります。

参考元:国土交通省|長期優良住宅認定制度の概要について

>>参考コラム:補助金が受けられる長期優良住宅とは?メリット・デメリットなど徹底解説

図面上の計算機とお金と住宅模型
ALT_写真5_図面上の計算機とお金と住宅模型.jpg 90.92 KB
GX志向型住宅およびZEH・長期優良住宅の新築を支援する補助金制度「みらいエコ2026事業」の実施が決定しています。みらいエコ2026事業は、国土交通省と環境省、経済産業省の連携のもと行われる「住宅省エネ2026キャンペーン」の一つです。
補助金の対象や金額、注意点などを詳しく見ていきましょう。
補助の対象によって、受け取れる補助金額は異なります。住宅を新築する場合の対象と補助金額を表にまとめました。

対象住宅 対象世帯 補助金額
GX志向型住宅 すべて 地域区分1~4:125万円/戸
地域区分5~8:110万円/戸
ZEH水準住宅 若者夫婦世帯・子育て世帯 地域区分1~4:40万円/戸
地域区分5~8:35万円/戸
長期優良住宅 若者夫婦世帯・子育て世帯 地域区分1~4:80万円/戸
地域区分5~8:75万円/戸


GX志向型住宅の新築では、すべての世帯が補助対象となりますが、ZEH水準住宅・長期優良住宅の場合、支援を受けられるのは若者夫婦世帯または子育て世帯の方です。2026年4月以降に工事に着手する場合、2025年4月1日時点で夫婦のどちらか一方が39歳以下の世帯が「若者夫婦世帯」に該当します。また「子育て世帯」は、2025年4月1日時点で18歳に満たない子どもを有する世帯です。
ZEH水準住宅または長期優良住宅の新築に古家の除却が伴う場合、20万円の加算金を受け取れる点も覚えておきましょう。

参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の概要
参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の内容について
みらいエコ住宅2026事業の支援制度を利用する際は、以下の2点について注意が必要です。

・新築住宅の立地
・交付申請期間


土砂災害特別警戒区域や地すべり防止区域といったエリアに建てた場合などは、いずれのタイプの住宅も補助対象外となることから、家づくり前の十分な確認が欠かせません。
また、交付申請期間は2026年3月下旬から遅くとも12月末までを予定しており、補助金が予算上限に到達次第終了します。国土交通省や環境省の公式サイトで情報をこまめにチェックしておきましょう。ZEH水準の注文住宅のみ、交付申請期間が2026年9月末までとなっている点にも注意が必要です。
なお、住宅省エネ2025キャンペーンにおいて実施された、前身制度の「子育てグリーン住宅支援事業」では、特にGX志向型住宅において短期間で予算に達していたことが分かっています。

参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の概要
参考元:国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の内容について

家小物の上の天秤棒とメリットとデメリットの文字
ALT_写真6_家小物の上の天秤棒とメリットとデメリットの文字.jpg 93.3 KB
最後にGX志向型住宅を建てるメリットとデメリットを確認しておきましょう。
GX志向型住宅を建てる主なメリットは以下の通りです。

・環境への負担軽減に貢献できる
・光熱費削減に役立つ
・快適な室内環境が叶う
・家族の健康につながる
・資産価値が高まる


省エネ性に優れ、環境や家計にやさしいGX志向型住宅は、断熱性・気密性の高さから、快適な室温の維持やヒートショックのリスク軽減にも役立ちます。将来住宅を手放すことになっても、環境性能の高さから需要につながり、資産価値の維持や向上に期待できるでしょう。
GX志向型住宅では、コスト面に注意が必要です。再生可能エネルギー設備の導入や高品質な断熱材の使用、設計の難易度の高さといった観点から、初期費用が高額になる可能性があります。補助金制度を活用し、初期コストの軽減を図ると良いでしょう。
また設備のメンテナンスや交換といった建築後のコストについても、家づくりの段階から十分考慮しておく必要があります。

>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!

R+houseネットワークの工務店の強みの一つが、コストパフォーマンスの良さにこだわった家づくりです。資材の価格を抑えるメーカー直発注システムや、予算・要望・敷地にマッチした合理的な設計など、コストを抑えるさまざまな工夫を取り入れています。補助金を活用した家づくりや資金計画、土地探しなど、充実のサポート体制で、環境・家計・家族にやさしい住まいを提案可能です。

大きな窓から光が入り込む、落ち着いた色合いのソファと木の温もりに包まれたリビング
ALT_写真7_大きな窓から光が入り込む、落ち着いた色合いのソファと木の温もりに包まれたリビング.jpg 196.06 KB
GX志向型住宅は、環境への負担を軽減しながら心地良い暮らしを実現する、注目の住宅です。マイホームを建てた後の光熱費を抑えるのにも役立つでしょう。
R+houseネットワークの工務店では、断熱性はもちろんのこと、気密性や耐震性にも優れた高性能な注文住宅を手掛けています。GX志向型住宅やZEH、長期優良住宅の取得に関するご相談も可能です。機能性やデザイン性にもこだわった、快適なマイホームを手に入れたい方は、ぜひR+houseネットワークの工務店にお声掛けください。

>>高性能でコストパフォーマンスに優れたマイホーム!R+houseの家づくりについて詳しくはこちら

R+houseについてさらに詳しく知りたい方は

お金と住まい
「お金と住まい」のコラムをもっと見る
施工事例リンク

「お金と住まい」のコラムでよく読まれています

4,000万円の住宅ローンの月々の返済額は?後悔しないためのポイントを解説

4,000万円の住宅ローンの月々の返済額は?後悔しないためのポイントを解説

2025.10.13
沖縄県の注文住宅の費用相場は?コストダウン方法と外せないポイントも解説

沖縄県の注文住宅の費用相場は?コストダウン方法と外せないポイントも解説

2024.08.27
ハザードエリアが住宅ローン減税の対象外に?変更点や家づくりの要点を解説

ハザードエリアが住宅ローン減税の対象外に?変更点や家づくりの要点を解説

2026.02.17
岐阜県で注文住宅にかかる費用相場は?値段で妥協してはいけないポイントも解説

岐阜県で注文住宅にかかる費用相場は?値段で妥協してはいけないポイントも解説

2024.08.26
50年ローンのメリット・デメリットは?金利や35年との返済額の比較も

50年ローンのメリット・デメリットは?金利や35年との返済額の比較も

2025.07.09
6,000万円の住宅ローンはどう組む?さまざまなパターンで試算して比較!

6,000万円の住宅ローンはどう組む?さまざまなパターンで試算して比較!

2025.10.15

カテゴリからコラムを探す

デザインのヒント
デザインのヒント
スタイル・暮らしのヒント
スタイル・暮らしのヒント
設備・性能
設備・性能
間取りのヒント
間取りのヒント
家と周辺環境
家と周辺環境
注文住宅の基礎知識
注文住宅の基礎知識
個性が見える施工事例
個性が見える施工事例
お金と住まい
お金と住まい
カタログ請求
イベント検索
工務店無料相談