賢い家づくり勉強会 講師のブログ
窓の開閉をすればC値はこだわらなくていい?(熊本県 2017.11.26)
こんにちは。講師の北島です。熊本県のR+house 玉名店 木村建設さんが開催した賢い家づくり勉強会にてお話をさせていただきました。
本日の勉強会の会場は熊本駅から車で15分ほどの場所にあるサンライフ熊本というところで、木村建設さんの勉強会では良く利用されている会場です。

勉強会では気密性能の重要性についてもお話をさせていただいております。
気密性能はC値を確認すればよく、基準を1.0以下でお伝えをしております。
笑い話として「断熱性能は高めないといけないけど気密はそこそこで大丈夫です」というお話をされる住宅会社がありますから気をつけましょう、と話をしています。
ところが、本日参加いただいた方で、実際にそのように言われたのですが、どうでしょうか・・とご質問をいただきました。実際にあるとは私もびっくりしました。

その方は、窓などを開けて新鮮な空気を取り込んだりもするので、そこまでC値にはこだわる必要がないと言われたそうです。
しかし、気密性能が低いとエネルギーのロスが生じますし、換気も想定通りにいきません。断熱性能、気密性能は住宅の基本性能であり、一方だけ良くして一方が悪いというのはおかしなことです。

断熱性能は工事品質が問われない設計段階での数字になるので、どの住宅会社でも高めることはできますが気密は実測値なのでそうはいきません。住宅会社によっては気密性能が良くないどころか気密測定すらしていない会社もあるのも事実です。
気密測をしているか、そしてその数字はどのくらいかを見極めていただきたいと思います。
講師:北島
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