広島県で注文住宅を建てるなら災害リスクが高い地域・安全な地域は?
ALT_写真2-住宅のミニチュアと洪水ハザードマップ.jpg 78.01 KB広島県は豊かな自然環境に恵まれている一方で、豪雨による浸水被害や土砂災害が発生した事例もあります。そのため、注文住宅を建てる際は土地価格や利便性だけでなく、災害リスクを踏まえて検討しましょう。まず、水害・土砂災害・液状化の観点から、エリアごとのリスクをご紹介します。
広島県で災害リスクが比較的高いエリアの代表例を表にまとめました。
| 水害 |
・広島市 ・福山市 |
| 土砂災害 |
・広島市 ・呉市 |
| 液状化 |
・尾道市 ・福山市 |
| 津波 |
・広島市 ・福山市 |
参考元:
国土交通省|日本の川 - 中国の一級河川 - 芦田川参考元:
広島県|広島県地震被害想定調査報告書(R7.10)を作成しました!
広島県の水害のリスク
平地が少なく複数の河川が流れている広島県では、大雨の際には河川の氾濫や内水氾濫(市街地に降った雨が下水道などで排水しきれずあふれること)による浸水リスクがあります。また、沿岸部では高潮にも注意が必要です。詳細は後ほど、過去の浸水事例とあわせて解説するのでチェックしてください。
土砂崩れのリスク
広島県は山地が多く、傾斜地や谷あいに住宅地が広がるエリアも少なくありません。そのため、大雨が降ると土砂崩れや崖崩れのリスクが高くなる傾向があります。特に、山の斜面近くや造成地、川沿いの急傾斜地などは注意が必要です。過去には、2014年8月の豪雨災害により広島市安佐南区・安佐北区エリアを中心に大規模な土砂災害が発生しました。また、2018年7月の西日本豪雨では、呉市など広い範囲で土砂崩れや土石流が発生し、大きな被害が出ています。
参考元:
呉市|平成30年7月豪雨災害
液状化のリスク
液状化は、地震が発生した際に地盤が液体状になり、住宅の沈下や傾きなどを引き起こす可能性がある現象です。地下水位が高い砂質地盤で発生しやすいとされています。広島県内では、尾道市や福山市の沿岸部・河川沿いの低地などで、液状化のリスクが指摘されています。特に埋立地や河口周辺では、地震時の地盤変状リスクを事前に把握しておくと安心です。南東部の府中市は沿岸部ほどはリスクが高くないものの、芦田川流域など低地部分では地盤条件を調べておくとよいでしょう。
比較的災害リスクが低い地域
広島県で注文住宅を建てる際は、利便性だけでなく災害リスクも考慮した土地を選びましょう。一般的には、河川や海岸から距離があり、土砂災害警戒区域や浸水想定区域に該当しないエリアが比較的安全とされています。特に内陸部の平坦な住宅地や、ハザードマップで大きなリスクが示されていない地域は、将来の災害リスクを抑えやすくなるでしょう。
>>参考コラム:【注文住宅の耐震関連情報】地震災害が生じやすい場所の特徴とは?
広島県の河川・海沿いエリアのリスクを知ろう
ALT_写真3-広島市元安川から見た原爆ドーム サイズオーバーですがOK.jpg 269.99 KB広島県には多くの河川が流れており、瀬戸内海にも面しています。自然の恩恵を受けられる一方で、大雨や台風の際には浸水や高潮などの被害が発生する可能性があります。過去の災害事例や想定されるリスクを詳しく見てみましょう。
広島県の主な河川と過去の浸水事例
広島県には大小さまざまな河川があります。主な河川は以下のとおりです。
・ 太田川
・ 芦田川
・ 江の川これらはいずれも一級河川であり、台風や集中豪雨による増水時には周辺地域へ大きな影響を及ぼす可能性があります。実際に、2018年7月の西日本豪雨では広島県内で記録的な大雨となり、河川の氾濫や越水による浸水被害が各地で発生しました。広島市や呉市、坂町などでは住宅や道路が浸水し、交通機関やライフラインにも深刻な影響が生じています。また、2021年8月豪雨では江の川上流域で氾濫が発生し、車両が流されたり浸水したりと大きな被害が確認されました。太田川流域でも過去にたびたび洪水が発生しており、現在は洪水浸水想定区域が公表されています。
参考元:
国土交通省|日本の川 - 中国の一級河川参考元:
広島県|防災・災害情報 平成30年7月豪雨参考元:
国土交通省 中国地方整備局|令和3年8月豪雨の概要について
瀬戸内海沿岸部で想定されるリスク
南海トラフ地震などの大きな揺れが発生した場合に、広島県を含む瀬戸内海沿岸部で想定される主な災害リスクは次のとおりです。
・ 高潮
・ 津波
・ 内水氾濫 広島県内における沿岸部の一部地域では、場所によっては最大4mの津波が想定されているほか、高潮により低地では浸水も考えられます。また、こうした水害が発生した際には、建物への直接的な被害だけでなく、周辺の水環境・水質が一時的に著しく悪化する二次被害のリスクにも注意が必要です。豪雨や津波によって街が浸水すると、土砂や下水、油などが河川や海に流れ込み、衛生面でのリスクが高まります。広島市が公表している2023年度の水質調査結果では、市内河川の環境基準点におけるBOD(生物化学的酸素要求量)の環境基準はすべて達成となっており、平時の水質は良好です。しかし、万が一の水害時にはこうした良好な水環境が一変する可能性があるため、住まいを建てる際は水害リスクについても想定しておくことが大切です。
参考元:
広島市|市内の川、海、地下水の水質の状況参考元:
広島県|広島県から大切なお知らせ 南海トラフ地震 広島県の被害想定調査結果のご報告
広島県で比較的水害リスクが低い高台エリア
ALT_写真1-大分県-木材のアクセントがあるブラウンの箱型住宅の外観 防水 水害 .jpg 76.95 KB広島県内で比較的水害リスクが低い地域を探す場合、高台エリアは選択肢のひとつです。例えば、広島市西区の井口台や高須台などは、標高が比較的高い住宅エリアとして知られています。ここでは、高台エリアが選ばれる理由と、事前に把握しておきたいリスクを見てみましょう。
高台エリアが注目される理由
高台が選ばれる大きな理由は、水害リスクを抑えやすい点です。標高が高いため、豪雨による河川の氾濫や浸水被害を受けにくく、万が一の災害時にも被害を軽減しやすい傾向があります。さらに、開放的な眺望や良好な日当たり、風通しの良さも魅力です。こうした住環境の良さから、注文住宅の建築地として高台を検討する方も少なくありません。
高台でも注意したい土砂災害リスク
高台エリアにはさまざまなメリットがありますが、注意しておきたいのが土砂災害のリスクです。高台には斜面や崖地が多く、地震や集中豪雨の影響によって地滑りや土砂崩れが発生する可能性があります。場所によっては土砂災害警戒区域や急傾斜地崩壊危険箇所に指定されている場合があるため、土地を選ぶ際は、自治体が公表しているハザードマップもあわせて参照し、傾斜地や崖の近くの土地は慎重に検討しましょう。
万が一災害に遭った場合に広島県で受けられる支援制度をチェック
ALT_写真5-支援と書かれたブロック.jpg 90.27 KB自然災害は事前の備えが大切ですが、万が一被害を受けた場合に利用できる支援制度を知っておくことも重要です。たとえば、広島県では、次のような支援制度があります。
| 実施エリア |
支援名 |
内容 |
| 広島市 |
広島市災害見舞金 |
【自然災害】 住家の全壊・全焼・流失世帯:300,000円 住家の大規模半壊世帯:200,000円 住家の半壊・半焼(大規模半壊を除く)世帯:100,000円 住家の床上浸水世帯:50,000円 死亡者:500,000円/人 負傷者(1か月以上医師の治療を要する場合):100,000円/人 |
| 福山市 |
災害見舞金・災害弔慰金 |
住居の全壊:100,000円 住居の半壊:50,000円 床上浸水:30,000円 土砂流入(※住居床下部分への流入):10,000円 負傷(療養期間が1か月以上):50,000円 死亡:200,000円 |
※2026年6月9日現在
※金額は変更される場合があります。最新情報は各自治体公式サイトをご確認ください。
このように、自然災害による被害を受けた場合、自治体の支援制度を利用できる可能性があります。支給対象や金額は自治体によって異なるため、万が一被害を受けた際はお住まいの自治体へ問い合わせましょう。
参考元:
広島市|広島市災害見舞金等参考元:
福山市|2026年度(令和8年度)震災、風水害等により被害を受けられた方に対する主な支援制度一覧>>参考コラム:ハザードエリアが住宅ローン減税の対象外に?変更点や家づくりの要点を解説
注文住宅で取り入れられる自然災害対策をチェック
ALT_写真6-家の模型を使って説明をするビジネスマン .jpg 39.53 KB過去に自然災害が発生している広島県では、災害に備えた家づくりが求められます。最後に、注文住宅で取り入れられる自然災害対策をご紹介します。
土地購入前にハザードマップを確認する
候補地がどのようなリスクを抱えているのかをあらかじめ把握することで、より安全な土地選びができるようになります。そのため、
土地を購入する前にハザードマップを確認しておきましょう。ハザードマップには、洪水や土砂災害、津波、高潮などの災害リスクがエリアごとに示されており、自治体によっては、地震の揺れや液状化によって想定される被害がわかる場合もあります。ハザードマップは、国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトのほか、各市町村の公式サイトで閲覧できます。
>>参考コラム:注文住宅でできる水害対策は?ハザードマップの見方や高リスクな場所も紹介
浸水を想定した住宅設計を取り入れる
過去に浸水被害が確認されている地域では、水害への備えを意識した家づくりが大切です。例えば、2階を主な生活空間とすることで、浸水時でも居住スペースを確保しやすくなるほか、家具や家電、貴重品を高い場所に置けるため、被害の拡大防止にもつながります。
土地や基礎を高くする
水害リスクに備える方法として、土地や基礎の高さを確保することが挙げられます。敷地をかさ上げすることで、周辺からの浸水の影響を受けにくくなるでしょう。一方で、盛り土を伴う場合には擁壁工事や地盤改良工事が必要になるケースもあり、コストとのバランスを考慮しながら計画する必要があります。
耐震性能にこだわる
広島県で注文住宅を建てる際は、水害対策だけでなく地震への備えも欠かせません。広島県内では、南海トラフ地震の発生時に最大震度6強の揺れが想定されている地域があります。建物の倒壊や大きな損傷を防ぐためにも、最高等級である耐震等級3(建築基準法の1.5倍の地震力に耐えられる強さ)を1つの目安として検討してみましょう。
R+houseネットワークの工務店では、耐震等級3の家づくりを行っています。デザインや設計だけでなく耐震性にもこだわりたい方は、ぜひR+houseネットワークの工務店へご相談ください。
参考元:
広島県|広島県地震被害想定調査報告書(R7.10)を作成しました!
自然災害に強い注文住宅を建てるならR+houseネットワークの工務店へ
ALT_写真7-千葉県-大きな窓から日差しが差し込むリビング.jpg 170.5 KB広島県には、豊かな自然環境や魅力的な住宅地が広がる一方で、水害や土砂災害、地震などの自然災害のリスクもあります。土地を選ぶ際は、こうした災害リスクにも目を向けることが大切です。土地の特性やハザードマップを事前に確認し、災害リスクを踏まえた住まいづくりを行うことで、より安心して暮らせる住環境を目指せるでしょう。
R+houseネットワークの工務店では、土地探しから家づくりのご相談、建築家による設計提案までトータルでサポートしています。広島県で災害に強い注文住宅をお考えの方は、ぜひR+houseネットワークの工務店へご相談ください。
>>広島県で安心して暮らせる、R+houseネットワークの高性能住宅について詳しくはこちら