賢い家づくり勉強会 講師のブログ
コールドドラフト対策(長野県 2017.12.10)
こんにちは。講師の城です。本日は長野県飯田市の『飯田勤労者福祉センター』にて、R+house飯田店主催の「賢い家づくり勉強会」へ行ってきました。

飯田市はリニア開通後に駅が設置される予定の街ということで、住宅地の開発も進んできていると聞いています。本日の勉強会にも多くの方にご参加いただき夢のマイホーム実現へ皆様メモも取っていただきながら真剣に聞いていただきました。
家づくりの基礎として、住宅の性能や、プランの考え方、土地選びのポイント、住宅ローンやお金の話しなど多岐に渡りお伝えさせていただきました。
今回ご参加された方から、このようなご質問をいただきました。
「しっかり暖房をしているのに、足元がスース―寒いのは何故ですか?」
この原因は「コールドドラフト現象」によるものなのです。
「コールドドラフト現象」とは、冬の特に夜間では、室外の冷たい空気に冷やされて、窓ガラスの室内側表面が冷たくなります。このため、窓ガラス付近の室内空気も冷やされて、冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ向かいます。そして、コールドドラフト現象が起こるのです。
一般的な気密・断熱性能の住宅の場合、室温は23℃と暖かくても足元は16℃程度ということがあります。
部屋の上下の温度差が7℃もある場合があります。

この「コールドドラフト現象」を抑えるために何ができるかと言いますと、
既築住宅の場合は、窓の内側に断熱シートを貼って窓内の空気が冷えにくくするといった対策もありますが、
そもそも新築時点で断熱性能と気密性能を高めた住宅にすれば、窓に断熱シートを貼ることなく
コールドドラフトが起こらない住宅になります。
足元も暖かい快適なお家で生活ができますので、冬はいくら暖房かけても足元が寒いといったことにならないよう、高断熱・高気密住宅で家づくりすることをお薦めしています。
せっかくのマイホーム住んでから後悔があってはよくないです。みなさまが後悔しない家づくりを実現していただくために一生懸命話させていただいてますので機会ございましたらお近くで開催してます「賢い家づくり勉強会」に参加してみて下さい。
講師:城
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