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【注文住宅】狭小住宅を建てるには?建築の際のポイントやメリット・デメリットをご紹介

個性が見える施工事例
更新日:2024.05.08 / 公開日:2024.03.01

狭小住宅というと、狭くて小さい注文住宅をイメージする方も多いでしょう。しかし、間取りやデザインを工夫することで、快適に暮らすことが可能です。この記事では、狭小住宅を建てる際のポイントやメリット・デメリット、採用したい施工例などを紹介していきます。立地やコストから狭小住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

グレーと木目のシンプルでカッコイイ外観
目次
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街中の売地
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狭小住宅とは、小さな敷地に建てる住宅のことです。一般的には15〜20坪の土地に建てられた住宅を指しています。日本は山地が多く、住宅を建てられる平地が少ないため、狭小住宅は珍しくなく、首都圏などの人口が多い地域でよく見られます。「住みにくいのでは?」と思われがちですが、工夫次第で快適に暮らすことが可能です。
狭小住宅を建築する際は『延床面積50㎡』を意識してみましょう。『延床面積50㎡』は住宅ローン減税を受けられる基準になる数値です。ただし、合計所得金額が1000万円以下の場合は40㎡の土地でも、住宅ローン減税の対象となります。

参考元:報道発表資料:住宅ローン減税等が延長されます!~令和4年入居でも控除期間13年の場合があります~ - 国土交通省

メリットとデメリットの比較(メリット)
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狭小住宅は都市部を中心に人気が集まっており、建てる方が増えています。その理由となっている狭小住宅のメリットを紹介していきましょう。
狭小住宅には、コストを低く済ませられるというメリットがあります。家を持つと土地の面積に応じて、固定資産税を支払わなければなりません。狭小住宅ならこの固定資産税を安く済ませることができるでしょう。また、そもそも狭小住宅は土地が狭いため、土地代も安く済ませられるはず。さらに、狭小住宅は居住スペースも小さいので、空調などにかかる光熱費も抑えられるでしょう。
限られた予算で、通勤・通学や買い物に便利な都市部暮らしを希望していた場合、狭小住宅を選べば多くの場合、それが叶うでしょう。狭小地は狭いだけでなくいくつかの制約があるため、相場よりも安く購入できる場合が多いのです。
一般的な家に比べて狭小住宅はコンパクトな造りのため、掃除が楽に済むというメリットがあります。大きくて広い家に憧れを持つ方もいますが、掃除に多くの時間を費やさないといけません。日々の掃除が楽になれば、きれいな状態を長くキープでき、より満足度の高い生活ができるでしょう。
狭小住宅は狭い土地に様々な工夫を凝らしながら居住空間を作り出します。狭小住宅は通常の設計とは異なるため、デザイン力の高い設計士が担当することが多く、結果的にデザイン性が高い、おしゃれな家が完成するのです。

メリットとデメリットの比較(デメリット)
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狭小住宅にはメリットがある一方で、デメリットも存在します。ここでは、狭小住宅のデメリットを見ていきましょう。
狭小住宅は隣の家との距離が近い場合が多いため、外壁などのメンテナンスがしづらい傾向にあります。メンテナンスがいらない、または、汚れが目立ちにくい色の外壁にするのがおすすめです。
狭小住宅は、隣の建物と近い場合が多いため、風通し・日当たり・眺望が、希望通りにいかない可能性が高いでしょう。3階建ての家にしたり、吹き抜けや天窓を設置したりなどいくつか対策があるので、住宅会社や建築士と相談するのがおすすめです。
狭小住宅は面積が少ないため、居住スペースを確保しようとすると、家具や収納を置く場所の確保が難しい場合があります。収納付きのソファーやベッドを利用したり、階段下を収納スペースにしたりするのも1つの方法です。
狭小住宅では、駐車スペースの確保が難しい場合が多いです。車を横付けにしたり、1階部分をビルトインガレージにしたりすると良いでしょう。ただし、狭小住宅を建てるような土地であれば、交通インフラが整っている場合が多いため、車を所有して駐車場を確保するよりも、車を所有せずに電車やバスを利用する手を考えるのもおすすめです。
狭小住宅を建てる際は、周辺環境との関係性がとても重要になってきます。「窓を開けたらすぐに隣家の窓でなかなか窓を開けられない」「エアコンの室外機の置き場所に困っている」「隣家の生活音がうるさい」など狭小住宅と周辺環境に関しては様々な問題が考えられます。周辺環境との兼ね合いについては住宅会社や建築士とよく考えながらプランを構築していきましょう。

アドバイスする人
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狭小住宅で快適に暮らすために、ぜひ意識してほしい4つのポイントを以下で紹介していきます。
狭小住宅で快適に暮らすためには、デッドスペースの有効活用が必須です。例えば、キッチンのカウンターや階段の下、トイレや玄関の天井、階段の段差などを収納として利用することができます。ただし、収納スペースを確保しようとしすぎるとかえって圧迫感が出てしまう可能性があるので、あくまでも「デッドスペースを利用する」ことを念頭に置いてプランを構築すると良いでしょう。狭小住宅は小さく変形した土地で安く購入できることが多い分、内装にお金をかけることができるため、アイディアを駆使してあらゆる箇所に収納をつけるのがおすすめです。
面積の少ない狭小住宅で快適に暮らすには、部屋がなるべく広く見えるような工夫をすることが重要です。例えば、スキップフロア・吹き抜けの採用や壁・扉部分のガラス化によって、圧迫感を取り除いて居住スペースが広く感じられるでしょう。
大きな開口部を設け十分な採光を確保するのも、狭小住宅で快適に暮らすために重要なポイントです。例えば、階段をシースルーにしたり、天窓や中庭を作ったりなどをすれば、部屋の隅々まで太陽の光が届き、住宅密集地とは思えない明るく広々とした空間を演出できるでしょう。

壁一面の棚がある書斎
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元々持っていた大きな家具は、狭小住宅とフィットしない場合があります。そんな時におすすめなのが造作家具の利用です。例えば、キッチンカウンターの下に1枚の板を設置すれば、子供のちょっとした勉強机やアイロンがけに便利なスペースとなります。また、ロフトの下に1枚の板を設置すれば、簡易的な棚となり部屋の収納力がアップするでしょう。置きたいものや用途に合わせたサイズで作ることができるのも、造作家具のメリットの1つです。
ここからはR+houseネットワークの狭小住宅をご紹介します。
外部空間の豊かさを取り入れた心地よい住まい。室内空間同士の境界も曖昧に繋がることで、約26坪とは思えない伸びやかな空間構成となっています。広がりを感じられるのは、あらゆるところに "連続性" が設けられているから。土間収納を中心に、リビング・キッチン・洗面・脱衣を配置。扉の少ない便利な回遊動線が、生活のしやすさも叶えてくれました。

豊かで美しい空間が広がる家 (1).jpg
豊かで美しい空間が広がる家 (1).jpg 105.31 KB

>>R+houseの狭小住宅事例「豊かで美しい空間が曖昧に繋がる家」はこちら
R+houseの店舗で働く社員がお施主様であるこのお家は、建築家との家作りを知り尽くしているからこそ、本当に叶えたい要望だけを詰め込んだ合理的かつ贅沢なお家。雨に濡れずに出入りができるインナーガレージ、愛車が見える室内窓、水回りは回遊する家事楽動線、必要なところには必要な分だけの収納を。限られた敷地の中で無駄をそぎ落としたら、建築家の工夫がいっそう際立つお家となりました。

熊本県狭小住宅 (1).jpg
熊本県狭小住宅 (1).jpg 45.23 KB

>>R+houseの狭小住宅事例「無駄をそぎ落としたシンプルでミニマルなお家」
延床面積25坪以下というコンパクトな住まいですが、間仕切りを最小限にし床の高さに変化をつけることで、あちこちに居心地の良い場所を設けています。さらに夫妻でコーヒーを楽しむ朝のテラス、星空を眺める星のテラスという素敵な名前のテラスのほか、BBQができるデッキテラスとお庭まであります。2階の寝室と繋がったセカンドリビングは、ホームシアターやお子様家族が帰省した時の寝室としても使えるようになっています。

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>>R+houseの狭小住宅事例「暮らしの楽しさを詰め込んだコンパクトな家」

元気な工務店スタッフ
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この記事を読んで狭小住宅のイメージは変化したでしょうか。狭く変形した土地でも、あらゆるアイディアを活かして様々な工夫を凝らせば、快適な暮らしができる注文住宅を実現できます。狭小住宅にしかない魅力を活かして、自分たちらしい間取りの家を作ってみてはいかがでしょうか。
R+houseネットワークの工務店では、個別相談会など家づくりに役立つさまざまなイベントを開催しております。マイホームをご検討されている方はぜひご相談ください。

>>土地を最大限に生かすおしゃれな注文住宅を建てるなら、詳しくはこちら!
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