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注文住宅の基礎知識

家の立地選びで注目すべきポイントは?後悔しない土地の見極め方を解説

更新日 2026.06.25 / 公開日 2026.06.15
#注文住宅 #一戸建て #新築 #マイホーム

家の立地は、交通アクセスの良し悪しや商業施設の利便性など、多岐にわたって暮らしに大きな影響を及ぼします。そのため、「自分に合った立地選びが分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか?この記事では、家の立地を決める際に押さえておきたいポイントや、後悔しないための注意点を解説します。これから新築をお考えの方は、参考にしてください。

石積みの外構と植栽に囲まれた白いガルバリウム外壁の家
一戸建て模型と定規
ALT_写真2-一戸建て模型と定規 .jpg 68.49 KB
家の立地選びが重要な理由は、一度土地を購入すると変更が難しく、将来の環境に大きく影響するためです。例えば、勤務地や学校までのアクセスが悪い場所に家を建てたとします。通勤や通学が不便で、生活のしにくさを感じてしまうことも少なくありません。また、地盤が弱い土地だと、地震や台風などの災害リスクが生じる可能性も考えられます。家の立地選びは、慎重かつ、さまざまな視点で検討することが重要です。
はじめに、家を建てる場所はどのように決めたら良いか、2つのポイントから解説します。
まずは、家づくりにかかるトータルの予算を決めるのがポイントです。先に土地を購入すると、「希望の間取りができない」「建物の大きさが限られる」といった問題が起こりやすくなります。また、土地価格の割合が多くなり、建築にかける予算が減ってしまうこともあるでしょう。土地を押さえる前に、建築の総予算を立てることが重要です。
一般的な土地代は、総予算の25%~30%といわれています。住宅金融支援機構の「2024年度 フラット35利用者調査」から、土地取得費用・建築費用にかけた金額と、2つの合計額を見てみましょう。

【土地・建築にかけた費用と合計額】

地域 土地取得費用 建築費用 合計
全国平均 1,495万円 3,512万円 5,007万円
三大都市圏 1,942万円 3,480万円 5,422万円
首都圏 2,285万円 3,506万円 5,791万円
近畿圏 1,826万円 3,367万円 5,193万円
東海圏 1,360万円 3,616万円 4,976万円
その他 985万円 3,549万円 4,534万円

※金額は、千円単位を四捨五入で表示

全国平均の合計額は、約5,000万円です。そのうちの25%~30%は、1,250万円~1,500万円になります。つまり、表にある土地取得費用の1,495万円は、総予算に対する一般的な土地代の割合(約30%)と概ね一致しています。ただし、土地代の割合は地域によって異なるため、新築を検討している地域のデータを参考にすることをおすすめします。

「建築費用が足りない」とならないよう、土地価格と建築費用のバランスを見ながら現実的な計画を立てましょう。

参考元:住宅金融支援機構|2024年度 フラット35利用者調査

>>参考コラム:注文住宅の相場はどのくらい?費用の内訳や予算計画を立てる際のポイントも!
家の立地で重視したい、具体的な条件や希望を書き出してみるのがおすすめです。いくつかの項目例を挙げてみました。

・自宅から最寄り駅までの距離
・通勤や通学などの利便性
・商業施設の有無
・自宅周辺の環境

次の見出しでは、家の立地決めで確認すべき内容を詳しく解説します。
ポイントの文字が印字された木製ブロック
ALT_写真3-ポイントの文字が印字された木製ブロック .jpg 62.88 KB
家の立地選びでチェックしておきたいポイントを3つまとめました。
住まいを検討している地域の治安情報を集め、安全性を確認することが重要です。

【治安状態を確認するポイント】

・地域の犯罪発生状況
・自宅周辺の街灯の多さ
・交番や警察署の位置


実際に、建築を検討している土地周辺を見てみましょう。注目したいのが、電柱の看板や町内の掲示板です。痴漢やひったくりなどの注意喚起があるかどうかは、その地域の防犯意識や犯罪発生の傾向を推測する目安になります。できれば、日中と夜間の2回、同じ場所を歩くのがおすすめです。夜の時間帯は、街灯数による明るさを把握でき、日中との雰囲気の違いに気づきやすくなります。また、交番や警察署が自宅から近いと、いざというときに安心でしょう。

自宅周辺の環境も、さまざまな視点でチェックする必要があります。

【周辺環境の確認ポイント】

・自然の多さ
・近隣住民の人柄
・日当たりや風通し
・開発計画の見通し


とくに子育て世帯は、親子でのびのびと過ごせる環境が整ったエリアを推奨します。加えて、自宅周辺の開発計画があり、利便性の向上が見込める点も、快適に暮らすうえで重要です。
埋立地は、地震によって地面が液状化するリスクがあります。地面が沼のように変化するため、埋立地に建っている家は大きく傾き、倒壊する危険性が高まります。このようなリスクに備えるためにも、地盤改良工事の有無やハザードマップを事前に確認しましょう。
建築を検討している土地の情報を確認するには、地域のハザードマップを活用するのがおすすめです。国土交通省は、住む地域の液状化が発生する危険性を確認できる「ハザードマップポータルサイト」を公開しています。地震だけでなく、土砂災害や津波による想定被害状況もチェックできるのがメリットです。大規模な地震の揺れにも耐えられる地盤か、液状化や建物倒壊のリスクが低いかなどを事前に確認できます。家の立地を決める際は、自然災害に強い地盤を選ぶことが大切です。

参考元:国土交通省|盛土・宅地防災
参考元:国土交通省 国土地理院|ハザードマップポータルサイト

>>参考コラム:【注文住宅の耐震関連情報】地震災害が生じやすい場所の特徴とは?
国土交通省が提供している「不動産情報ライブラリ」で、近隣の学校や病院、スーパーなどの施設を確認できます。検索方法は、以下の通りです。

【不動産情報ライブラリの検索方法】

1.「地域検索」をクリック
2.調べたい地域の住所または、路線・駅名を入力し、「地図表示」をクリック
3.画面上部の「周辺施設情報」をクリックし、知りたい施設の項目をチェック
4.「決定」を押し、施設がある場所をマークで確認

前もって学校や病院などの位置を把握できれば、その土地における利便性の良し悪しが分かるでしょう。自宅近くにさまざまな施設があれば、仕事を終えた後、子どもを保育園や学童に迎えに行きながら買い物をスムーズに済ませられます。また、体調不良の子どもを病院に連れて行きやすくなるのもメリットです。不動産情報ライブラリは、土地周辺の状況を効率的に調べられるため、施設を探す負担を少しでも減らせるでしょう。

参考元:国土交通省|不動産情報ライブラリ

>>参考コラム:家づくりの優先順位は?5つのチェックポイントと後悔しないための技を解説
家模型と後悔する夫婦
ALT_写真4-家模型と後悔する夫婦 .jpg 84.69 KB
ここでは、家の立地選びで起こりがちな失敗と後悔を、4つまとめました。
家づくりで陥りがちなのは、土地だけ先に決めて、家づくり全体との相性を確認しないことです。土地と家の「相性」とは、土地が持つ特徴と、家の条件がどれだけ合っているかを指します。2つの相性を見極める要素はこちらです。

【土地と家の相性を見極める要素】
要素 確認すべき内容
土地の形状 土地の形状が、三角形や※旗竿地(はたざおち)などではなく、正方形や長方形であるか
道路と土地の高低差 排水計画や造成工事などが必要ないフラットな土地であるか
方位 日当たりと風通しの良い場所か

※旗竿地:竿に付いた旗の形をした土地で、道路から家に繋がる道が狭い形状

規格が決まっている一般的なハウスメーカーの場合、上記のような条件を満たしていないと「希望の間取りが入らない」「日当たりが悪い」といった失敗が起こりやすくなります。
しかし、R+houseの建築家は、こうした「変形地」や「高低差のある土地」の個性を活かしたプランニングを得意としています。あえて変形地を選ぶことで土地代を抑え、浮いた予算を建物のこだわりに回すといった柔軟な家づくりが可能な点は、R+houseの大きな強みです。
通勤や通学で使う最寄り駅が遠く、近くに公共交通機関がない地域は、通うのに不便を感じるでしょう。毎日通う勤務先や学校までの道のりに時間がかかると、体力的にも精神的にも負担がかかりやすいのが現状です。家の立地を決める前に、駅までの距離がどれくらいかかるか、近くにバス停はあるかなどを確かめながら歩いてみるのがおすすめです。暮らしのイメージをしやすくなります。
自宅周辺の騒音や道路状況、日当たりなど、毎日の生活に影響を与えがちな部分をしっかり確認しておかないと、後悔する事態になりかねません。

【自宅周辺の騒音・道路状況】

交通量の多い場所に家を建てた場合、車やバイク、トラックの音が気になるでしょう。一見静かな環境に思えても、通勤時間帯によっては交通量が多く、騒音や振動に悩まされるケースも少なくありません。子どもがいる家庭の場合、就寝中の子どもが騒音で起きてしまい、ぐっすり眠れない可能性があります。そのため、自宅周辺で発生する音や交通状況を把握しておくことが大切です。

【日当たり】

土地を購入後、日当たりがあまり良くないことに気付いて失敗と感じてしまうパターンもあります。一般的に「南向き」は日当たりが良いといわれています。しかし、近隣に高い建物があったり、樹木の陰になったりすると「南向きなのに日当たりが悪い」立地になりかねません。また、冬は日照時間が短く十分な日当たりを確保できない場所もあります。家の立地を選ぶ際は、自宅周辺の環境や季節による日当たりの変化を、よく確認しましょう。
建築後に、自然災害のリスクが高い土地であったと分かると、「ここに家を建てたのは間違いだった」と後悔する方も多いはず。自然災害の種類とリスクは、以下の通りです。

自然災害の種類 考えられるリスク
地震 地震の揺れによる建物の倒壊・崩壊
水害 台風・豪雨による河川の氾濫で、自宅が浸水
土砂災害 山・崖周辺における土砂崩れで、自宅が流される


このような自然災害は、建物の被害にとどまりません。水道や電気が止まったり、自宅周辺の道路が使用できなくなったりするなど、ライフラインに影響を及ぼします。後悔を防ぐためにも、地域のハザードマップを参考にし、自然災害のリスクを把握することが重要です。
ダウンフロアのリビングから見渡す、開放感のある吹き抜けダイニングキッチン
ALT_写真5-岐阜県_ダウンフロアのリビングから見渡す、開放感のある吹き抜けダイニングキッチン .jpg 159.71 KB
最後は、家族が納得できる「家の立地決めの方法」を2つ紹介します。
夫婦や家族で、家の立地条件の優先順位が異なる場合は、優先したい条件の理由を聞くことが大切です。話し合いでもめてしまうおもな原因は、「価値観の違い」です。例えば、夫は勤務先に近い立地を優先したくても、妻は子育てをしやすい郊外を希望しているといったパターンです。お互いの主張をただぶつけるだけでは、話がうまく進みません。このような状況を避けるために、以下のポイントを押さえましょう。

【相手の話に耳を傾ける】

お互いの意見がぶつかりそうなときは、相手の話に耳を傾け、理由を聞くことが大事です。「なぜそのように思うのか」「その立地でイメージできる暮らしは?」と、主張する背景を探ると、相手の考えを受け入れやすくなります。

【立地の希望条件を書き出す】

お互いが考える希望条件を、紙に書き出す方法です。すべて書き出したら、一緒に優先順位を付けます。何が一番重要で何が不要なのかを考え直せば、希望条件が明確化され立地決めがスムーズになるでしょう。

【視覚的な共有をする】

例えば「自宅近くにほどよく自然が欲しい」という条件があったとします。しかし、自分が考える自然環境と、相手のイメージは異なることがほとんどです。イメージのズレを減らすためにも、視覚的な情報で共有するのがおすすめ。SNSなどで紹介されている、家とその周辺の自然環境が映った画像などを見せて、相手に分かりやすく伝えるのがポイントです。
住宅のプロの提案を取り入れるのも方法のひとつです。住宅会社に相談するときは、自身が今の暮らしで感じていることや想いをしっかり伝えるのがコツです。

【家族のライフスタイル】

家族構成、年齢、趣味など、普段の暮らしや将来のイメージを細かく伝えることが肝心です。例えば「将来は子どもに個室を用意したい」「ガーデニングを楽しみたい」といった要望に対し、必ずしも広い土地が必要とは限りません。住宅のプロであれば、「限られた広さでも、将来間仕切りができる可変性のある間取りにする」「視覚的な工夫で空間に開放感を出す」といった柔軟なプランニングが可能です。暮らしの詳細を共有することで、単なる面積の大小にとらわれず、理想のライフスタイルを実現できる「ポテンシャルのある立地」を見極めやすくなります。

【今の暮らしで、どの部分に不満があるか】

今暮らしている環境で、どのような悩みを抱えているかを伝えることも重要です。「駐車場がなく、車を停められない」「スーパーが遠く、買い物が不便」などです。このような悩みは、理想の立地を探すうえで、欠かせないヒントになります。

【希望条件の優先順位を共有する】

家の立地で外せない条件から、できれば取り入れたい条件までを順位付けし、その内容を住宅のプロに共有しましょう。要望がきちんと伝われば、土地条件や予算のなかで相談者に合った提案が可能です。

住宅のプロは、夫婦や家族との話し合いだけでは気付けなかった点を見出し、新しいアイデアを提供できるところが強みです。家の立地選びに迷ったり、情報不足で不安があったりする場合は、思い切って頼ってみましょう。
家の立地は、自分が取り入れたい条件やライフスタイルを考慮し、慎重に選ぶことが大切です。後悔しないよう、交通アクセスや自宅周辺の治安、自然環境など、さまざまな視点で見極めましょう。
R+houseネットワークの工務店では、家づくりのプロである私たちが、お客様の予算や理想の暮らしに合わせた「土地探し」からしっかりサポートいたします。また、家づくりにおける個別相談会も開催しているので、新築をお考えの方は、ぜひ一度、R+houseネットワークの工務店にお越しください。

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